Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

味千両@八日市場 創業50年以上!戦後日本を駆け抜けた素敵なレトロ食堂!

八日市場の強力な新店「麺屋いとう」でラーメンを頂いた後、

どうしても行っておきたいお店がありました。

創業50年以上、戦後日本を駆け抜けた素敵な食堂、

味千両

です!!

麺屋いとうから徒歩で数分のところにあるお店で、見るからに歴史の重みとローカル性とレトロさを感じる八日市場の老舗店。こちらにも「ラーメン」があるっぽいんです。

結論から言えば、「是非、麺屋いとうと連食を!!」、です!

見てください! この美しすぎる暖簾を…😿

この暖簾で、僕の心はknock downです…。

こちらのお店の店主さんは、僕の母と同じブルー・コメッツ世代💦

戦後すぐにお生まれになった団塊世代のご夫婦のお店。

店主さんはこのお店を開業する前に、都内の某店で調理技術を学んだんですって。

店主さんのお父様のご戦友(+小学校の同級生)が都内で飲食店を営んでいて、そこに「弟子入り」したんだとか…。団塊世代の方の親世代となると、戦前の人になりますもんね。戦後、都内でお店を営む父のかつての戦友の下で、料理を学び、そして、八日市場に戻り、このお店を立ち上げたんですって。

そして、それから50年以上…。(なんか麺屋いとうの50年後の姿を見ているような…)

戦後の日本を生き抜き、そして八日市場を見つめ続けた味千両。

いったいどんなラーメンを出すのでしょうか!?

ラーメン類のメニューがまず目に入ります。

あまり変わったラーメンはなくて、王道のラーメンがずらりと…。

ラーメンは一杯、550円也♬

それ以外にも、「昭和の食堂」の王道メニューが綺麗に並んでいます。

「焼肉ライス」や「」など、そそるメニューもありますね。

お蕎麦もあります。

お蕎麦屋さん風の佇まいですが、theお蕎麦屋!って感じでもないですね。

冷し中華は一杯800円です♪

あと、どうやらこちらのお店は「焼きそば」が売りのお店だったようです。

焼きそば店って、なんだかそれだけでノスタルジーを感じますね。

今や、焼きそば屋って、屋台の焼きそばしか知らないんじゃないかな?!

というわけで、、、

ジャジャーン!!

こちらが「味十両」のラーメンです!!

美しいレトロな模様の器に、美味しそうなメンマとチャーシュー、

鮮やかな色の小松菜とメンマ、そして、ネギ…。

茶色くて、味わい深そうなスープの色。

まさに「王道の昭和の醤油ラーメンのお手本」と言いたくなるこの存在感…。

zoom up!

こちらのスープ、一口飲んだだけで、その深い世界へと誘われますね。

鶏、豚、鰹節、その他乾物を取り込みつつ、そこにしっかりとした醤油ダレが加わり、味の全体性が決定する、というようなスープで、醤油のしょっぱさが際立つキレのあるスープ。

お蕎麦も提供している食堂だけに、「鰹節」「醤油」の使い方が絶妙なんですよね。やたらめったに何かを際立たせるのではなく、全体的に「パンチ」を感じさせるようなスープ。(それでいて、「ああ、懐かしい味わい」って言わせる感じで、自己顕示欲のない味わい)

「麺屋いとう」のラーメンを食べた後に、ここのラーメンを食べると、なんか色んなことを考えることができると思います。「ラーメンって何なんだろう?」って…。

きっと「いとう」の味を絶賛する人は、ここのラーメンを食べても、「なにこれ? 昔のラーメンじゃん。安っぽいし、古めかしい」って思うかなぁって思います。でも、よ~くスープを味わうと、そこに色々な食材が隠れているのが分かるかと思います。「いとう」の醤油ラーメンの方がモダンで華やかで豪華でゴージャスに見えますが、こちらの方が「凶暴」で味も「濃い目」でスープの「コク」や「パンチ」もキレキレなんです。(どちらがいいかって訳ではなくて…)

この味十両のそばに「麺屋いとう」が登場したことに、大きな価値というか大きな意味があるように思います。最先端の都内のラーメンのスタイルと、戦後昭和の都内のラーメンのスタイルとの両方を、ここ八日市場で楽しめるんですから。古きを知り、新しきを学ぶ。温故知新。

で、麺はこんな感じです。

麺にも長い長い歴史があるようでした。

もともとは店主さんが惚れ込んだ製麺所の麺を使っていたそうなのですが、その製麺所が廃業し、別の製麺所へ。その別の製麺所もまたなくなり、また別の製麺所へ…、と。

これもまた50年という長い月日の中で不可避といいますか、そうなってしまうものなんだろうなと思います。特にここみたいなローカルなエリアでは、今、どんどん製麺所がなくなっていると聞きます。

なので、今ここで使っている麺は、わりと遠方から取り寄せている麺なんだとか。

麺自体は、少しどこかお蕎麦っぽい形状&食感の中華麺になっていて、これもこれでいいなぁって思いました。決して貧弱じゃありません。しっかりとした蕎麦っぽい中華麺。際立った印象はありませんが、いつまでも食べていたいなぁって思う王道の中華麺でした。

あと、極薄でわりと香ばしいペラペラこんがりチャーシューが美味しかったです。

一枚しかないのが、悲しいくらいに、、、。

でも、そんなたった一枚のチャーシューを食べただけで、心慌意乱になってしまうほどの美味しさ。

これなら「チャーシューメン」を食べるべきだったと深く反省…

で、、、

こちらが「冷やし中華」です!!

こちらは「定番」にして「伝統的?」な冷やし中華でした。

たれスープがなみなみと注がれていて、若干「冷やしラーメン風」のヴィジュアルでした。

まさに昭和の食堂の歴史ある王道の冷やし中華でありました。

そして、こちらが一皿500円の餃子です!!

この餃子、ちょっと凄すぎるかも!?

まず、でっかいです。でっかくてもっちもち。

完全手作りの餃子で、おそらく皮も作っているのではないでしょうか!?

美味しい餃子は(醤油等をつけずに)そのまま食べても美味しいんです。

こちらの餃子も、そのまま食べて、本当に美味しかったです。

食べ応え抜群! 具だくさん! 旨みいっぱい!!

***

というわけで、、、

2020年大型新店「麺屋いとう」のすぐ近くにある創業50年以上の老舗店「味千両」の実食レポでした!

店名がいいですよね。

…なんか「南京千両」みたいな感じで…(n*´ω`*n)

南京千両@久留米です!

(お店には行ったんですけど、営業してなくて食べられなかった悲しい過去が…)

この南京千両ほど古くはないですが、50年以上の歴史をもつ「味千両」。

本当に素敵な素敵なお店でした\(-o-)/

お店の中は、二つ時代をさかのぼること、「昭和の世界」です。

こういうお店の良さを、今の若い人たちにも知ってもらいたいなぁ…と。

あれだ、「おばあちゃん家に来た気分」だ、、、(;´・ω・)

このお店の中の時間の流れも、昭和気分。

いつまでもここに居たい気持ちになりました💛

「おいしい焼そば」って書いてあります。

きっとおいしいんだろうなぁ、、、

土谷製麺はかつて使っていた製麺所らしいです(今はもう存在しません)。

是非、「麺屋いとう」に来た際には、こちらの「味千両」も併せて行って頂きたいなぁって思います。

店主さん曰く、「同じ町内で、ずっと昔から伊藤さんとはお付き合いがある」とのことで、本当にご近所さんなんだなぁって思いました。新店の話も知っておられたようで、新店の登場を喜んでおられるような感じでした。

超新店の「麺屋いとう」と超老舗の「味千両」、この双方に注目が集まることで、「八日市場」の町全体に活気が出てくるといいですね。あと、創業100年を誇る駅前の「百木屋」もまた八日市場を誇る老舗店ですね

新旧のコントラストを楽しみながら、八日市場でラーメンの連食を楽しむ。

これもまた、ラーメンの食べ歩きの醍醐味と言いますか、大きな喜びになるだろうなって思います。

麺屋いとうのすぐ近くです。お店の脇に、駐車場もあります。

八日市場駅からも近いですし、是非「麺屋いとう」と連食で行ってみてください!

また、八日市場に行きたいなぁ…

素敵な素敵なローカルな町です。

コメント一覧

定点観測者
ここは焼きそばにそそられますね…
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