水道橋といえば・・・ 東京ドーム?!
いえいえ。最近はラーメン屋さんがしのぎを削る新ラーメン激戦区なのだ。10年くらい前は、水道橋といえば、「尾道ラーメン麺一筋」、そして「天下一品」くらいしかなかったような。僕自身、ずっと前に、麺一筋がオープンした頃にここでラーメンを食べて、「おお、美味しいラーメンだなぁ」と思ったことがある。それ以来、ずっとこの地で頑張っている。あと、何気に好きだったのが「吉本家」
だが、最近の水道橋はすごいことになっている。その突破口を開いたのが、麺者服部(2003~)だろう。服部以降、どんどんラーメン店が水道橋に現れるようになった。ぽっぽっ屋、生粋、太陽のトマト麺、家系ラーメン田中、やすべえなどなど。まぁ、ぶっちゃけどこも二号店~X号店みたいな感じなんだけども・・・ だから、水道橋オリジナルっていうと、やっぱ服部なんだろうな。
で、そんな水道橋なんだけど、日曜日はどのお店もCLOSED。このあたりはサラリーマンねらいのお店ばかりなので、日曜日はシーンとしている。その中で、孤高に頑張っているお店がある。それが「虎ジ」だ。
虎ジ水道橋店は、なんとも府中の「らいおん」というお店の暖簾分けのお店(虎ジ@浜田山)の二号店らしいのだ。チェーン店ではないにしても、拡大していこうとしている展望はうかがえる。虎ジ水道橋店は、駅から徒歩1分とアクセスはよい。
店内はおしゃれな感じで、女性一人でも入れそう。カウンターメインで、結構広々としている。店員さんの声も大きくて気持ちよい。元気なおねえちゃんがいて、ちょっとした名物おねえちゃんって感じだ。
今回は、お初なので、ベタに普通の醤油ラーメンを注文。一番人気なんだとか。虎ジ麺っていうオリジナルのラーメンもあったが、辛くなりそうなので却下。まずはデフォルトで~♪ それと、もちろんこの店自慢の「虎卵」も注文。 また、「究極のラーメン」なる雑誌をもっていたので、この店自慢の「厚切り炙りチャーシュー」を一枚サービスしてもらった~
出てきたラーメンは、ガッツリ系+濃厚スープって感じで、イマドキっぽさを感じるラーメンだった。スープも動物系が、主に豚骨かと思われるが、ガツンときいていて、ワイルドで大胆なスープだった。とはいえ、味としてはそれほど強くなく、ダシのコクはしっかりとありながらも、味としては結構マイルドな感じで、好印象だった。ドロドロさもなくて、まさに「スープ」って感じだった。
メンマ、チャーシューはどちらもハイレベルだった。さらに厚切り炙りチャーシューが素晴らしかった。分厚いお肉の塊がドーンとのっていて、肉好きにはたまらないトッピングかと思う。味もしっかりあったし、これはいいかも。
また虎卵(フータン)もなかなかの個性派玉子。中の黄身は半熟トロトロなんだけど、卵白の表面がこんがり焼けていて、とても凝った半熟玉子になっていた。ヴィジュアル的には池袋の二天に近いかな。
ボリュームも満点で、麺も結構多めだった。豪快で元気の良いラーメン屋さんっていう印象だったかな。味的には、まずまずといったところか。ただ、日曜日も開いているお店としては貴重だし、メニューも豊富なので、今後もこの地で頑張っていけるだろう。お客さんの入りもとてもよかった。
(ちょっと店員さん同士のおしゃべりが気になったかな。でも、今飲食店のバイトの教育がとても難しいと言われているから、なんとも言えないが。「お客様気分」で働いているバイトが多い、と某店主から聞いたことがある。今はみんな「お客様」と呼ばれることに慣れすぎている時代だから・・・ 少し気になりました)