ヴェルサイユ、初のフルアルバムが2008年7月16日にリリースされた。
ジャケットからして、もうkamijo節が炸裂。久々にこういうノーブルなアルバムジャケットを見たような気がする。昔はこういうジャケット、結構あったんだけどなぁ~ 最近はめっきりこういうゴージャス/ノーブルなジャケットでCD出さないよなぁ。
本作「NOBLE」は、もう問答無用だろうな。語るだけ、陳腐になりそう。これは聴くしかない一枚、というしかない。nobleって、know+bleってことで、「知る価値のある~」という意味になる。まさに、このアルバムは知る価値(聴く価値)の極めて高い作品になっている。
最強中の最強だろうな。演奏は半端なく巧い。歌もとてもキャッチーでいい。世界観は超たっぷり。見た目も最強にコテコテ。メンバーもカッコイイ。ただ巧いだけじゃなくて、ポイントをついている、っていうか、ぶれてない。したいことが明確。これだけしっかりと自分たちを捉えているバンドっていうのもなかなかないから。
「これぞ、ヴィジュアル系!」という要素がたっぷり。時おり、ボーカルの歌が・・・っていう批判もあるが、これで、歌がただお上手な人が歌っていたら、絶対このバンドの世界観に合わないから。多少ヘタでもいいのだ(十分巧いけど・・・) kamijoさんだからこそ許されるこの自己陶酔感がたまらないのだ。サウンド的には、シンフォニックメタル~X JAPANサウンドそのもの。だけど、彼の声ゆえに、ヴィジュアル系の王道と呼べる唯一無二のバンドになっているのだ!
01. Prelude
02. Aristocrat's Symphony
03. Antique in the Future
04. Second Fear-Another Descendant-
05. ZONBIE
06. After Cloudia
07. windress
08. The Revenant Choir
09. to The Chaos Inside
10. SUZERAIN
11. History of The Other Side
12. Episode
このバンドに対抗できるバンドはそうそういないだろうな。かつてのXやマリスミゼルを確かに越えるだけのパワーやセンスや独創性や技術をもっている。だからこそ、音楽業界もこのバンドをしっかり盛り上げてほしい。世界を誇る水準に達しているのだから、もっと業界全体でこのバンドをバックアップしてもらいたい。
本当にこんなバンド、世界にはない! 日本を代表するバンドになるだけの十分のポテンシャルをもっている。がんばれ、ヴェルサイユ!