riceのニューマキシシングルがリリースされた。ベスト以来のリリース作品じゃないかな。かなり久々のような・・・ 今度はどんな「色」を聴かせてくれるのだろう？ riceは色を聴かせるっていう感じがするんだよなぁ～
今回は三曲入りのシングル。タイトル曲が３曲目というちょっと変わったマキシだ。
1. to you
シンセの音とギターの音が心地よい穏やかなポップロック。春にピッタリの一曲。一曲目だけど、三曲の中で一番やわらかい曲かな。「なかなかいいＡメロじゃないか」と思ったら、それがサビだった・・・という変な曲。バックのギターは結構Ｖ系チックなんだけど、有紀の歌は限りなくJ-POPっぽい。平井賢みたいな・・・（汗） ギターソロのところで謎の赤ちゃんの声が聞こえてくる。なんとも形容し難い一曲だった。地味だけど、優しさや温かさが伝わってくる「いい曲」。（ちょっとインパクトに欠けるかなぁ）
2. Word
村田一弘作詞！という曲。これは、サビの「僕はやりたい事をやる」という箇所に尽きる！と言いたい。インパクトがありすぎ。イントロは心地よいシンセ音？ 裏でチェロが鳴っている。これまたメロウで、とってもメランコリックな曲。夕方に聴きたい曲かな。「自分にしかないこの世界で全てを第一歩にそこから始まる」、っていうストレートな歌詞がいいなぁ。riceの良さがよく表現された曲かな。最後の有紀のハイトーンが気持ちよい♪
3. Heart is always...
これ、気に入りました！ なんか歌い方がすごく独特。どんどん声を大きくしていく歌い方で、最初は何が起こったのかと思った（汗）。今作の三曲の中では一番疾走感がある曲。自然と体が横に揺れられる心地よいビートロック。歌詞は、なんていうか、「応援歌」みたいな。ベースは誰なんだろう？すごくいいベース・ラインだなぁ、と。この曲は文句なしにいい曲だ。有紀の声がすごく心地よい。明日からまた新しい気持ちで頑張ろうって思えた・・・かな。
これまでのriceの音楽に通じる三曲だった。あまりサウンド的に劇的な変化は見られず、riceらしい三曲になっている。2.はちょっと冒険しているようにも聴こえた。遊び心は色んなところにあって、聴き手を飽きさせない工夫も見られた。わずか三曲だけど、riceの持ち味がたっぷりと生かされている。これからもriceは聴き続けたいなぁと思わせる３曲でありました。
