昨日は、『教育思想史』という講座の最終日だった。この講座は、いわゆる完全に選択科目なので、全然受講生が集まらないマニアックな授業なのだ。僕はこの講座が一番楽しくて、一番力を入れているんだが・・・ 毎年、4~6人くらいしか集まらないんだけど、コアな学生が集まるので、議論が果てしなく展開していく。もう少し学生に来てもらいたいけど、これくらいの人数がちょうどよいのかもしれない。(常々思うんだけど、どうして学生は「必修」ばっかりに目がいくんだろうな~。。。ま、僕にもう少し力があればひきつけられるんだろうけど・・ 「無駄なことに力を注ぐ」っていうことをこれからも訴え続けていこうと思う!)
兎にも角にも、今年もこの講座が無事終わった(一人、体調を崩した学生がいてちょっと心配なのだが・・・)
さて、そんなコアな学生たちと一緒に、稲毛駅徒歩7分くらいのところにある欧州料理専門店のバーデンバーデンに行った。かるい打ち上げだ。
このお店は、年に数回、学生たちを連れて行っている(ただ高いので、そう頻繁に行けるわけではないんだが・・・)。 僕は、ドイツ系の教員として、欧州の魅力を味わって、社会に飛び立ってもらいたいと願っている。多分、知らなきゃ知らないで全然ハッピーに生きていける。けれど、一度欧州の魅力を味わったら、自分の世界がぐーんと広がる(別に欧州じゃなくてもいいんだけど)。
というわけで、このお店で軽く打ち上げ。いや~、食べた食べた。食べた料理の一部を是非ご覧下さい。稲毛駅から徒歩で行けるので、是非千葉周辺にお住まいの方は行ってみてください。味はめっちゃGUT(GOOD)でございます!
どれも個性的で、印象的な味わい。欧州各国で戦い続けてきた職人だからこそ出せる深い味わい。特記したいのは、どれも店主のオリジナルメニューだ、ということ。どこかの有名店のパクリじゃない。ここでしかない味わいがあるのだ。ただドイツを懐かしむんじゃない。「バーデンバーデン」の味を楽しむのだ。そういう姿勢こそ、ドイツで高く評価された所以だろう。
店主さんは、僕の父と同い年。料理一筋で生きてきた男の強さがみなぎっている。僕がドイツ語をやっているせいか、幸いにも、店主さんが僕らに話しかけてくれる。その言葉は、うちのか弱き娘たち(学生たち)の心にどう響いたのか? 分からないけど、妥協せず一つの道を歩み続けたプロの職人の言葉が彼女たちに届いたらいいな、と思った。マスター、ありがとうございました!
Baden-Baden(バーデン-バーデン)