Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

らーめん和屋@千葉寺 限定『ハマショ~(蛤汐)』=和屋の挑戦状!? 


はましょ~=あっさりでコクのある蛤ダシの和風らーめんだ!

今日は久々に<仕事OFF>。このところ、ずっと色んなことが重なって休みらしい休みはほとんどなかったし、休みがあっても、内職しなければならなかったりして、なんにもない休日っていうのではなかった。

今日はいわゆるプライベートな一日。夜は(これまた久々の)家族一同集結ってことで、100パーセント、ゲマインシャフトな一日なのだ。

というわけで、昼食、僕の大好きな和屋@千葉寺で、限定のはまぐりラーメンを食べようと思い、千葉から京成線で向かった。千葉から千葉寺までは約5分。千葉寺駅からは徒歩6分くらいだ。(バスも千葉からかなりの頻度で出ている!)

今回の限定は、毎年和屋では恒例となっている和風あっさりはまぐりスープのラーメン。その名も、『ハマショ~(蛤汐)』(和風蛤ラーメン)。和屋の魅力の一つに、「季節感」というのがある。和屋では、毎年その季節に合った素材を使った限定ラーメンがそのときそのときに登場している。しかも、一度で終りではなく、毎年しっかりと提供されている。だから、単なる一発ネタではなく、毎回しっかりとした限定麺が登場するのだ。(一度でもう結構!という限定麺は何気に多い。)

「ハマショ~」というネーミングは、ご主人が浜田省吾が好きだということもあるのかもしれないが、基本的には「浜塩ラーメン」というモチーフから来ている。蛤の出汁と和風ダシを重ね合わせたあっさり塩味。あっさりしていながらも、磯の香りと和風ダシの旨味がガツンと効いている、そんなラーメンだ。麺もそれほど太めではなく、あっさりスープによくからむ細麺(中細)が使用されている。

ほどよいしょっぱさとコクのあるあっさりとした魚介スープ、日本人の口に合わないわけがない。するすると食べられるのがポイントかな。濃厚さはないものの、インパクトもコクもしっかりある。蛤そのものも大きなのが数個入っていて、迫力もある。蛤のあわい旨味が際立っていて、心底から幸せな気分になれる、そんな一杯だ。やさしい味がする。

きっと濃厚ドロドロスープに蛤スープを入れて、太麺で出せば、それなりにヒットするとは思う。けれど、このお店ではあえてあっさり和風スープで勝負を挑む。「自分が美味しいと思うラーメンを作りたい」という思いがひしひしと伝わってくるのだ。こちらの代表ラーメン「新味」は決してあっさりしてはいない。むしろドロドロ濃厚スープだ。そういうスープを作りつつ、あえて限定であっさりスープを使用するのはどうしてなのだろう。

それこそ、まさに和屋が投げかける「挑戦状」なのだ。最近のスープは特にドロドロ濃厚トロトロになっていく傾向がある。しかし、本当にそれでいいのだろうか?! そんな問いがラーメンから伝わってくる。

今、ラーメン界はどこもギスギスしているようにも見える。味もとんがった味が流行っている。でも、本当にそれが「おいしい味」なのだろうか。なんでもかんでも濃厚にして塩分を強めにして、油をガンガンにすればそれでいいのだろうか。おいしい料理ってそういうものなのだろうか。もちろん油や塩分は最大の調味料だとは思うけど、過剰になり過ぎてはいないだろうか。

はましょ~を食べて、色んなことを考えさせられた気がする。いみじくも、昨日福たけで濃厚な煮干し豚骨つけ麺を食べたばかりだった。あの味は本当に素晴らしかった。が、そういうラーメンだけがラーメンなのではない。色んなラーメンがあるのだ。一番問題なのは、そのときそのときの流行を煽ろうとするメディアやマスコミ、そして、それにのっかってしまうわれわれ食べ手の側なのかもしれない。偏食や過食だけでなく、濃い味に慣れすぎている僕ら自身の食生活そのものも考え直さなければならない、のかもしれない。

らーめん和屋
千葉市中央区末広3-16-6
043-265-9967
11:30~15:00 
18:00~22:30
月曜日、第3火曜日OFF

前回の記事(+総集編)はこちら

コメント一覧

kei
こんにちは。

コメントありがとうございます。

今年も蛤汐登場しましたか?!教えて頂きありがとうございます。早速、食べに行きたいと思います!!

雪草
蛤汐
「蛤汐」食いました!!
独創的で美味かった!!!
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