2012年、僕が一番注目したいヴィジュアル系バンドがこちらのALSDEADだ。
久々に、興奮したわ。このバンド、いったい何があったんだ!? ただのイマドキのV系バンドの一つだと思っていたけど、とんでもない変化を引き起こしていた。まずは、次のPVを見てもらいたい。是非とも見てもらいたい!聴いてもらいたい!
ALSDEAD 「In Bloom」
文句ないでしょ!? シャムシェイド、JURASSIC、ジャンヌダルク、さらに遡れば、GRAND SLUM、プレゼンス等、いわゆるハードロック系~ハード・ヴィジュアル系バンドのテイストがメインにフューチャリングされたサウンドを奏でているバンドなのだ。
そして、そこはかとなく突き抜けている。この曲のポイントは、サビの最初の16小節と次の16小節のメロディーが違っているところ。二度目のサビのところで、半音ずつ下がっていくところがあるんだけど、そこが僕の超ツボ。たまらない。
そんな彼らの今がぎゅっと詰まったIn Bloomが収録されたミニアルバムがこちらの「MODALITY」だ。
このアルバムは、もう超おススメだ。BREAK OUT世代にはたまらないだろう。また、シャムシェイドが好きな人やかつてのジャンヌが好きだった人にもうってつけのアルバムじゃないかな?
1. intro(Bud)
2. In Bloom
3. Faceless Believer
4. Snow
5. Peggy-O
6. ENSLAVED
7. FRAGILE
このアルバムの楽曲は、ほぼYouTubeにupされているので、解説はいらないかなと思うが、とにかくパワフルで、今の時代では珍しい正統派ハードロック系サウンドになっているところが、最大のポイント。ヴィジュアル系のルーツは、どれがどうと特定できないほどに複雑である。その中で、一つ線で結ばれるのが、GRAND SLAM/ジャクスンジョーカー―シャムシェイド―ジャンヌダルク(あるいは後期ラクリマクリスティー)というルーツだ。その後、こうした正統派ハードロックバンドがあまり出てくることがなかった。がゆえに、このバンドの到来は、実に嬉しいものがある。最近のヴィジュアル系は、北欧メタル~へヴィーメタル~スピードメタル的な要素を取り入れた技巧派バンドと、アイドル~タレント~ホスト的なソフビ系バンドと、ディル系ゴリゴリラウドヴィジュアルの三線化の道をとってきた。ゆえに、ハードロックをベースとしたバンドが極端に出てこなかった。
だから、このバンドへの期待もますます大きくなるだろう。とにかく熱くて、ワイルドで、カッコいい。男臭さもある。この男臭さが、この数年のヴィジュアル系バンドには欠けていた。男気溢れるバンドの到来を、僕は誰よりも喜んでいる。ロックはやっぱりこうでなくっちゃ!っていう一つの新たなモデルを出した、と言ってもよいかもしれない。これに続け!若いヴィジュアル系ロッカーたちよ!!!
Alsdead/ Faceless Believer
HM系の日本のバンドコレクション♪(やっぱ最後はLADIES ROOM☆)
GRANDSLAM I WANNA TOUCH YOU
GOLDEN BAT(=GRAND SLUM) / ONCE MORE KISS
JURASSIC2002LivePart1.mp4
LADIES ROOM / 'CLOCK STRIKES TEN