1995年(平成7年)にSANKYOから登場した時短デジパチ「フィーバー忍NIN絵巻SP」。文字通り、忍者(特にくノ一)をモチーフにした機種。
確か、初打ちはJR新大久保駅から少々歩いた所、明治通りと大久保通りの交差点近くにあった「パイナップル」という店(現在は早稲田に移転)。
当時は訳あって、大学の図書館通いをしていた。ある時、帰宅途中の都バス車窓から、明治通り沿いに見慣れぬパチ屋「らしき」建物を発見。
気になって途中下車して入店すると、新しい店内には新大久保らしからぬ(?)オシャレ感が漂っていた。その時、この「フィーバー忍NIN絵巻」や「夢幻伝説」(京楽)を打った記憶がある。以後、図書館帰りに、この店に寄り道する機会が増えた。
「フィーバーファイターI」で初搭載されたブラウン管画面(6インチ)を採用。カラフルで見やすい画面で活躍するくノ一が、何とも妖艶だった。大当り中のお色気画面も、当時話題となった。
★大当り確率:1/233
★賞球7&15
★平均出玉:2300発
★大当り絵柄:1~14(右デジタルのみ、ハズレ絵柄の「15」が存在)
★時短機能を搭載(SANKYO初の時短デジパチ)
・全14絵柄中、3(姫),7(千両箱),14(殿様)の3種類で当ると、次回までの時短に突入。
・時短中は、小デジタルの回転時間が27秒⇒5秒に短縮。また、メインデジタルの回転時間も短縮される。ただし、いずれも保留3個以上点灯していないと、短縮機能は働かない。その為、他の一般的な時短機に比べて、時短性能は劣る。
・時短中、2(十手),4(巻物),6(小判),8(巾着),10(仮面),13(手裏剣)の6種類で当ると、時短は終了。その他の絵柄で当れば、時短は継続する。
・よって、本機の時短突入率は3/14、時短継続率は8/14。平均時短連チャン数は3.33回。ツボにはまれば、CR機並みの出玉も期待できた。
★なお、いわゆる「裏基板」も一部に存在。確認された裏モノは、偶数でしか当らない仕様で、時短突入絵柄は14(殿様)のみで突入率は1/7。また、時短継続絵柄も12,14の2種類。一方、時短終了絵柄は2,4,6,8,10と5種類もあった。継続率はたった2/7で、圧倒的に客が負けやすいスペックだった。
★さらに、新装用として、上記と全く正反対の「奇数」基板(開店基板)も存在した模様(突入率2/7、継続率6/7)。
★リーチアクション(リーチ時には、女性の声で「勝負!」と叫ぶ)
ノーマルリーチ(右デジタルが普通にスクロール。最大2周+1コマで停止。そこそこ当たる。)
巻まきリーチ(ノーマルからの発展形。ノーマル一周目、大当り絵柄の一コマ先で停止すると突入。右デジタルの巻物が一枚ずつめくれていき、くノ一のお色気画像が背後に出てくる。)
忍びリーチ(リーチ開始直後に発展。くノ一が、敵忍者に向かって棒手裏剣を投げる。手裏剣が敵に命中すれば大当り。信頼度は約25%と高い。)
(忍びリーチから、時短絵柄の7で当った瞬間…若干フライング気味にデジタルが揃う。)