1991年(平成3年)に三洋から登場した2回権利物「ニューヨーク」
★賞球:7&15 ★大当り確率:1/220(確率変動時=1/22) ★出玉:約4200個
本機は、三洋初の新要件権利物「スーパースリー」(1991年)に次ぐ第2弾として登場。
(「スーパースリー」…2回権利物、大当り確率1/190、出玉4200個)
この当時の権利物(or一般電役)といえば、「タイムショック」(三共)、「バレリーナ」「エポック」(平和)、「ダブルエース」「ツインズ」(ニューギン)、「ハッピーキャッスル」「ニュークーデター」(西陣)、「アニバーサリー1(2)」「フルーツパンチ」(大一)、「アメリカンドリーム(P2)」(豊丸)など、各メーカーから人気機種が相次いで登場。いわば「平成初期・権利物黄金期」の様相を呈していた。
前年(1990年10月)の風営法規則改正で、一発台撤去も進行中の時期。大量出玉を望むファンにとって、これら新要件権利物は、「ポスト一発台」として重宝された。
本機も、3ケタデジタルを採用した4000発権利物として、一発台フリークのみならず、デジパチファンからも支持を受け、91年の代表機種の1つとなった。独特の立体感を持つデジタルは、その後も「来々軒」や「マンハッタンV」などに受け継がれた。
個人的には、私鉄O線のM遊園駅「ニュ〇ギンザ」が、当時の主戦場であった。デジパチに負けず劣らず権利物が充実した店で、スーパースリー、ニューヨーク、マンハッタンVのいずれも、この店が初打ちである。タイムショックやダブルエースなども良く打った(スロはコンチIとリノを設置)。
朝一出目の「341」=「三洋一番」
(ゲーム性について)
(1)ヘソのスルーチャッカー通過で、メインデジタルが回転。大当り絵柄は0~9の各数字(右デジタルのみ、ハズレ絵柄の「F」アリ)。
(2)デジタルが3つ揃うと、チャッカー下の電チューが約6秒or4カウントまで開放。
(3)電チューに拾われた玉が、下のロータリー権利ヤクモノのV穴に入ると権利発生。
ロータリー権利ヤクモノ…デジタル当選時、V穴(「BIG CHANCE」)が下段に来るまで電チューは開放しない。これは、先行機「スーパースリー」で、クルーンに2個同時入賞してパンクする不具合があった為、パンク回避の為に採用された動作である。電チューが1個以上拾えば、ほぼ確実にV穴に入賞する構造だった。
(4)権利発生後は右打ち。右上の回転体に玉を乗せ、右下メインアタッカーを開放させる。16ラウンド継続で出玉は約2200個。
アタッカー開放用の回転体。従来の権利物では、単なる始動チャッカーが使われていたが、ダブル入賞によるラウンドロスが欠点だった。このロスをなくすべく、初めて権利物に回転体を取り入れたのが本機である。
但し、タイミングが悪いと、回転体にW入賞する危険が依然としてあった為、大当り中の止打ちは有効だった(後続機「来々軒」の回転体も、同じ危険があった)。
後に、この回転体を通常時に止打ちで狙う「右打ち回転体攻略法」が考案される。賞球が7個の為、釘さえ良ければ単発右打ちで回転体に玉を乗せ続け、ジワジワと出玉を稼ぐことが出来たのだ。同様の回転体を使った権利物に有効だったが、店員のマークがキツイと実践は困難だった。
メインアタッカー(閉鎖時)
(開放時はバニーガールがお出迎え)
(5)1回目の権利終了後は、通常打ちに戻す。デジタルは赤から緑色に変化しており、内部確率も1/22にアップしているので、2度目の権利獲得は容易である。トータルでの出玉は、約4200個。
★パンク保証機能…デジタルが揃い、電チューに玉が入らず権利発生しなかった場合でも、デジタル確率は1/22にアップしており、再度の権利獲得が可能。これは、初回権利時、2回目の権利時ともに有効。なお、デジタル当選後、権利を2回獲得した瞬間(ヤクモノV入賞時)に確率が元に戻るスペックの為、常に2回の権利が保証されている。
★ラッキーナンバー狙い…本機は、ハズレ出目カウンターの周期が約3秒(2.97秒)と遅い。同時に、ハズレ出目カウンターの位置から、大当り出目そのものを狙える特徴があった。この特性を利用して、止打ちで特定の大当り絵柄を狙う「体感器攻略」が発覚。ラッキーナンバー制の店において、特に有効な攻略法となった。
★連チャン機との噂が絶えず…導入当初から、本機は「連チャン機」であるとの情報が多く寄せられたが、保留玉・数珠繋ぎともに、意図的な連チャン性は仕組まれていなかった。