愛がともる

シニア担当のYokoです。


先日のアートワークのお話


「こころのおうち」


街はツリーやイルミネーションでキラキラしています。

その周りをご家族と　恋人と　お友達と　同僚と

あたたかいひとときを過ごされる方も多いと思います。


そんな「あたたかいひととき」

それはツリーやイルミネーションはきっかけにすぎず

誰かを愛する自分のこころ　誰かを想う自分のこころ　あったかいこころ　やさしいこころ

そのこころが作り出すように思います。



「こころのおうちを飾る」

あたたかさに満ちている　そんなおうちを作る

おうちは特製テトラパック（三角錐　昔の三角牛乳パックの形です）

お好きな色のおうちを選んで

ポンポン　押し花　葉っぱ　羽　ビーズ　スパンコールetc・・・　

今年最後の介護フロアのワークです。

みなさん一つの材料を3面もある壁（？）にここかな？あそこかな？と

ご自分で、職員の方と、サポーターのみんなとおしゃべりしながら

最近よく見られるお家全部をイルミネーションでデザインするかのように

ペタペタとデコレートして頂きました。


そしてそれはそれは素敵なそれぞれのおうちが出来上がりました。



「今からこのおうちにみなさん入っていただきます！」


「！？！？！？！？」

みなさん豆鉄砲を食らった鳩のようにびっくり！



そして部屋の照明を落とし、カーテンを閉めました。


もちろんおうちの中に入れるわけはありません。

だから・・・・みなさんの分身をひとつずつ用意しました。



「あなたの分身がおうちに入りますよ」

特製テトラポットのおうちには実は”玄関”らしきものを作っておきました。

そこから私がお入れしたのは

「キャンドル風ライト」です。


ぽわーーん

内側から照らされて飾りがよりはっきりと浮かび上がります。


「まぁ綺麗！！うれしいです」

ひとりの女性がそうおっしゃいました。


「・・・・・」

ひとりの女性は頭を軽く下げながらそっと涙を拭っていました。



あなたの愛がともる

こころのおうちにあかりがともる

あたたかいおうち　

最後にお名前の表札もおつけしました。

しばらくみなさんはじっと自分のおうちを見つめていました。



こうして私たちもみなさんと1年を一緒に過ごせた事

みなさんのやさしさ　あたたかさに触れて過ごせた事に

感謝してワークは終了しました。



お庭に飾ってみました。




暗い世界でも

あなたの愛であたたかくなる

それは「あなた」という人がこの世界に居てくれるから


　メリークリスマス