ゆきあひの空

みなさんこんにちは。
シニア担当のsatomiです。

先日のワークのご報告です。

今回は、

秋の色と、言葉をつかってアートを楽しみました。


秋には、日本独特の美しい言の葉がたくさんあります。


秋めく、秋光、秋晴れ、金風、秋桜、秋刀魚、葡萄、栗・・・


お好きな言葉をかいて、お話をしながら
秋の色をのせていきました。





　ゆきあひの空



この言葉をご存知ですか？



私もワークをつくる際、はじめて知りました。
私がこの言葉をみつけた時、
素敵だなぁ、
美しい。

皆様にお伝えしたい。

そう感じた言葉でした。



　ゆきあひ

　
昔の人は夏の風と秋の涼風が同居する立秋の頃の風や、
はるばる訪れた秋の雲と夏の雲が何やら語り合うような空を
「ゆきあひの空」と表現したようです。

「行き交う」（ゆきかう）は、来ては過ぎ去ることですが、


これは、「行き合う」。

出逢う、という意味です。


美しいでしょう？



96歳の女性のM様



「この言葉は知らなかった。

　でも、

　このことは知っています。」


そう、おっしゃいました。



このこと。。


96年の人生の中でみた


行き逢う空のことを。



あの時感じた、ゆきあひの空を。



Ｍ様が言葉と思い出がつながった瞬間でした。



M様の作品です。






今回の素材は、色紙と言葉だけ。

皆様、同じものをつかっています。




「爽やかな秋に　心澄み」




「祝い月」
七五三や、結婚式、Ｍ様にとって９月は祝い月




「秋桜」




「言葉は、いらないのよ」




「秋」





19名の方々の作品は、同じものは一つもありません。



秋は、豊作。


実りおおき季節。


自然界は、色とりどりに染まる美しい季節。


食べ物もとってもおいしい季節。





皆さんは、どんな秋の言葉が思い浮かぶんだろう。




皆さんの秋は、どんな色なんだろう。




さぁ、秋のはじまりです。