Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

夢桜!大和桜!

2018-03-24 09:19:50 | 素敵な現場
寒い季節が過ぎ、いよいよ桜の季節がやってきました。

こんにちは。シニア担当のtatsukoです。

この時期は皆様とお花見をしたら、どんなにか楽しいことでしょう、、と、
セラピスト仲間達とも相談し、
この日は「皆でお花見アート」をしました。

ワークの初めには、桜前線に見立てた手作りの玉を一人一人に回して
自己紹介です。お名前をご自分で言っていただくと、凛とされていたり、
小さい声でもしっかりとした口調だったりして、その方の今がうかがえます。

 

ウォーミングアップでは、体をほぐしていきます。
今回は自由自在に曲がる、手作りの桜の枝をご用意しました。

運動を兼ねて、色々な形に曲げていきます。
すると、台紙と枝を、太鼓とばちのようにしてドンドンとたたき始める方が。
これを見ていた周りの参加者様や、職員の方からも掛け声があがり、
どんどん盛り上がり笑顔が増えていきます。イメージが自由に湧いて、
それを表現できる場っていいなあと、嬉しくなる瞬間です。場がホカホカに温まりました。

その後、グニャグニャとした枝の感触を味わった後、それを台の上に置きました。



「この枝に花が咲いたら、どんなふうでしょう。
 はなさかじいさんのお話のように、花弁をまいてみましょう。」

用意した、薄いお花紙で出来た花弁を大量にお一人ずつ渡し、
上からまいていただきました。

皆様は自然とお顔や手が上を向き、何度も繰り返しながら、
花弁がちらちらと舞い落ちるさまを、楽しんでおられました。
それを周りの方が眺めて、また、花弁を散らしています。
テーブルの上は、ピンク色に染まりました。



思い思いの皆様の桜が台紙の上に咲いた後は、
いよいよ皆でお花見です。



皆様の作品を、大きな合同画の台紙に貼っていきます。
「どこに貼りましょうか?」 
「上がいい」
「こっちの左の下の所」
と、指をさして教えて下さいます。

ひとつ、またひとつ、皆様の桜が増えていき、
その都度拍手が沸き起こります。

すべての作品を貼り終わり、
「最後にタイトルを付けましょう」
と尋ねると、なんとお二人の方から、声が上がりました。

「夢桜!」  「大和桜!」

満開に咲いた見事な桜を、
どうぞご覧ください。



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