「ユリゴコロ」
偶然見つけた謎めいた手記。
その恐ろしい内容。異常な心と行動。
誰が書いたものなのか? 父かそれとも母か。手記を手にして読み始めた亮介は疑心暗鬼に陥ります。過去の記憶と合致する部分もあり
手記を読む手が止まらなくなります。 怖いです。あらゆる意味で怖いです。人間の持つ心の中の闇の部分が完全に表に出て
思うが侭に行動する。そんな異常な記録が綴られています。しかし、最後のページを読んで涙がジワッとなってこぼれ落ちそうになりました。
美紗子と父の旅に出る別れのシーンで、これまでのさまざまな事柄が消え去っていくような、そんな気になるとても感動する良いラストでした。
まるでホラー小説のような内容と展開でページを捲る手が止まりませんでした。
ですが母の意外な正体というオチとも相まって、かなりのきわどさを持ったストーリーから一転して家族の愛を描いた内容に変貌します。
こういった物語は私自身にはガツンと胸に響きます。
「アミダサマ」 この作品は、別に作者はホラーとかサスペンスといった色合いで物語を書かれた訳では決してないとそう思います。
僧侶の経験もある氏の独自の現世観や仏教の世界観などを多少交えながら書かれた物語だと感じました。
人の世の無常とか、何でもないことが歪んで広まったり、悪いことが連鎖して起きたりするがそんなことは特別なことではなく
普通にあることで、そんな中を人は生きていくのだと言っているようです。
自分を見失っている人、何かに囚われている人を救ってくれるのは結局そばにいる愛する人であり
愛する人がいるからこそ人は再生できる。いろいろな因縁やしがらみに振り回されず、本当に自分に必要な人、ただ本質をみてその人だと
気付くべきだと教えてくれている、そんな気持ちになる物語でした。安っぽいホラーでは決してありません。
偶然見つけた謎めいた手記。
その恐ろしい内容。異常な心と行動。
誰が書いたものなのか? 父かそれとも母か。手記を手にして読み始めた亮介は疑心暗鬼に陥ります。過去の記憶と合致する部分もあり
手記を読む手が止まらなくなります。 怖いです。あらゆる意味で怖いです。人間の持つ心の中の闇の部分が完全に表に出て
思うが侭に行動する。そんな異常な記録が綴られています。しかし、最後のページを読んで涙がジワッとなってこぼれ落ちそうになりました。
美紗子と父の旅に出る別れのシーンで、これまでのさまざまな事柄が消え去っていくような、そんな気になるとても感動する良いラストでした。
まるでホラー小説のような内容と展開でページを捲る手が止まりませんでした。
ですが母の意外な正体というオチとも相まって、かなりのきわどさを持ったストーリーから一転して家族の愛を描いた内容に変貌します。
こういった物語は私自身にはガツンと胸に響きます。
「アミダサマ」 この作品は、別に作者はホラーとかサスペンスといった色合いで物語を書かれた訳では決してないとそう思います。
僧侶の経験もある氏の独自の現世観や仏教の世界観などを多少交えながら書かれた物語だと感じました。
人の世の無常とか、何でもないことが歪んで広まったり、悪いことが連鎖して起きたりするがそんなことは特別なことではなく
普通にあることで、そんな中を人は生きていくのだと言っているようです。
自分を見失っている人、何かに囚われている人を救ってくれるのは結局そばにいる愛する人であり
愛する人がいるからこそ人は再生できる。いろいろな因縁やしがらみに振り回されず、本当に自分に必要な人、ただ本質をみてその人だと
気付くべきだと教えてくれている、そんな気持ちになる物語でした。安っぽいホラーでは決してありません。
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