七田チャイルドアカデミー札幌幼稚舎

札幌幼稚舎の子どもたちのたくさのえがおをお届けしたいです!

『ホタル帰る』

2010年08月17日 | おすすめ
前回、小樽でのMSで、講師の中村信仁さまがお話してくれた、鹿児島知覧にある冨屋食堂。
その本があったので早速購入して読みました。

内容は特攻隊員とトメさんとのエピソードです。

多くの若者が、自分ではなく両親や、世話になった人たちへの感謝の念をもって飛び立っていったこと。
日本人として、知らなければいけないことがぎっしり詰まっています。


終戦後、知覧飛行場で日本軍の戦闘機を、アメリカ軍が爆破。
燃え上がる飛行場で、トメは棒杭を地面に突き刺しました。特攻隊員を弔う墓標だと。しかし棒杭の意味を悟られると、“軍国主義”だの、世間が許してくれないから、お参りをするのも見つからないように、花や線香もすぐに片付けて気づかれないようにしていたそうです。(のちに、立派な観音様や慰霊の施設が建設されました。)
その棒杭の墓標を見つめて、トメが娘たちにこう言いました。

あの人たち
特攻隊員として冨屋食堂にきていた若者たち)お国のために尊い命を犠牲にしたんだよ。たった一つしかない命を投げうって死んでいったんだよ。それを忘れたら罰が当たるよ。日本人なら忘れてはいけないことなんだよ」


ぜひ、皆さんも読んでみてください。とっても大切なことが、自分の中に入ってきます。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。