月・火曜は、学校教育について書きます。今回は、昨日(R6.1.29)の続きを書きます。
「難しい子」がいると、ついつい「難しい子」の指導を優先したくなります…が、それが順序が逆。まず、全体指導を優先します…と、昨日は書きました。
そのために、まず、「難しい子」以外の全員と心が通じ合うようにする事を、私は意識しています。「先生は、目立つ子ばかり見てるんじゃなく、貴方の事もちゃんと見ているよ」と言うメッセージを発信し続けるのです。声を掛け、スキンシップし、目線を合わせ…中でも、きちんとルールを守ってる子を褒める事は、かなり積極的に行っています。
ルールを守ってる子は、きちんとしていますから注意されたり、叱られたりしません。また、教師からすると当たり前の事をしているので、特に褒める要素はないのですが、その子からすると、「また先生は、ルールを守らない子に注意してる。ルールを守らない子ばかり見てもらえて、何だかズルい」と言う気持ちになりかねません。
だから私は、当たり前の事が出来ている子こそ、確実に褒める事を意識してきました。そんなに大袈裟な褒め方はしません。「お、きちっと座っててイイね」くらいの軽い感じです。場合によっては声に出さず、目線だけ合わせて頷いたり、指でOKサインしたりするだけ…も。
でも、そう言う子は、それだけで嬉しそうな表情になります。心と心が通じ合う瞬間です。
こう言う地道な努力を積み重ね、学級全体に指示が確実に通る様にしていきます。そして、それが達成されたら、いよいよ個別指導に入るのです…が、ここに巨大な壁が立ち塞がります。
う~ん、ごめんなさい。また長くなっちゃいました。申し訳ありませんが、続きは来週の月曜(R6.2.6)に書きます。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。