エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

意外と保守的な食事

2023-08-31 04:30:00 | 野外活動

 毎週木曜と金曜は、もう解散してしまった八軒自然科学クラブの思い出を書いています。今回は、先週(R5.8.24&25)に続いて6月の小樽キャンプについて書きます。

 6月の小樽自然の村でのキャンプは、自分たちで夕食と朝食を作るのが大きな目的の一つです。もっとも、この炊事は難しくありません。何故なら、野外活動用のガスコンロあるいは固形燃料で調理するからです。

 「キャンプなのに焚き火で炊事をしないの?」と思われる方がいるかもしれませんが、焚き火での炊事は恐ろしくハードルが高くなります。ドラゴンクエスト的に言えば、まだレベル1で「ひのきの棒」しか装備してない勇者が、いきなりステージボスと対戦する様なものです。あっさり返り討ちになって終わりでしょう。それでは、子供たちに「炊事って難しい」という印象を与えるだけになってしまい、何のプラスにもなりません。

 別な日に書きますが、とある理由から、大半の子供たちはガスコンロや固形燃料を持っているのです。それを使って炊事をすれば、簡単に夕食も朝食も食べられます。それにより、「炊事って楽しい」という印象を与える事ができれば、この後に待っているサマーキャンプに対しても、楽しく挑戦できるってもんです。実際には、待ってるのはステージボス(しかもバラモス級)ですけどね。      (^_^;)

 ここからが本題です。6月のキャンプの説明会では、「お湯を沸かして作れる食事がオススメです」と説明します。

 お湯を沸かして…なので、まず思い浮かぶのはカップ麺でしょう。インスタント麺(いわゆる袋麺)もあると思います。「サトウのごはん」みたいに、お湯で温めて食べるパック御飯もあります。パック御飯を暖めてから、レトルトカレーなどを温めて食べる事もできるでしょう。その応用で、パスタを茹でてレトルトソースをかける方法もあります。挑戦しようと思ったら、かなり面白そうです。

 しかし実際の子供たちは、ほとんど挑戦をしません。夕食も朝食も、カップ麺かインスタント麺という子が結構な数になります。中には、夕食はカップ麺かインスタント麺、朝食はパン…という子もいます。そう、「お湯を沸かして作れる食事がオススメです」なので、別にお湯を沸かさなくても叱られる事はありません。だから、パンを持ってきて超簡単に済ませる子が出てくる訳です。

 この様な子供たちの姿を見ると、「子供って、意外と保守的…って言うか、挑戦しようとしないもんだなぁ」って感じます。

 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀(シロガネ)の三日間③

2023-08-30 04:30:00 | 教育

 月~水曜は、学校教育について書いています。今回は、一昨日(R5.8.28)、昨日(R5.8.29)と続けてきた、「銀(シロガネ)の三日間」の話です。

 昨日書いた通り、令和5年度の「銀(シロガネ)の三日間」の重点として以下の3点を考えていました。

1.「学びからの逃走」の余地を減らす。

2.「真面目に取り組む姿勢」の価値を高める。

3.「自分で考える事」の重要性を伝える。

 この内、上記2も、1学期に見られた諸問題への対応として必要なので重点としました。お恥ずかしい話ですが、昨日も書いた通り、授業をサボろうとする子がいたり、掃除を真面目に行わない子がいたりしたのです。そのまま2学期を始めたら、面倒な事から逃げる子が増えてしまいます。

 具体的には、例えば掃除であれば、まず、正しい掃除の仕方を再度教えます。その上で、掃除の最中、教えた通りに行っている子を褒めます。そして、掃除の後、教えた通り行っていた子を再度褒めます。この様な感じで、「真面目に取り組む事は素晴らしいんだ」と価値づけていく訳です。

 上記3も、1学期に私が問題だと感じた部分へ対応するため重点としました。もっとも、上記1や2の様な問題行動があった訳ではありません。むしろ、失敗する事を恐れて何もしない…そう言う態度が気になりました。

 ですから具体的には、例えば学習の際、自分なりの考えを発表した子に対して、正誤に関わらず、「自分で考えた事が素晴らしい」と価値づけるようにしました。地道な取組になりますが、B級教師としては、こう言う事を粘り強く行っていくしかありません。

 素敵な学級を目指し、「銀の三日間」も、それ以降も頑張っていきます。

 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀(シロガネ)の三日間②

2023-08-29 04:30:00 | 教育

 月~水曜は、学校教育に関する内容を書いています。今回は、昨日(R5.8.28)の続きです。

 令和5年度の「銀(シロガネ)の三日間」ですが、重点として考えていたのは以下の3点です。

1.「学びからの逃走」の余地を減らす。

2.「真面目に取り組む姿勢」の価値を高める。

3.「自分で考える事」の重要性を伝える。

 この内、1を重点としなくてはならなかったのは、正直に書くと恥ずかしいのですが、1学期の指導が甘かったからです。まだ低学年という事を考え、トイレへ行きたい時は行って構わない…など、授業中に立ち歩き出来る要素を多くしていました。その結果、何となく授業に参加したくないという気持ちの子が、例えば、頻繁にトイレへ行くようになってしまうなど、正に、「学びからの逃走」とも言える状態になってしまったのです。 (^_^;)

 こういうミスをしてしまうのがB級教師らしいですが、ミスをしたなら修正すれば良いのです。

 2学期は、授業中に立ち歩く要素を極力減らし、授業に参加したくないという気持ちが逃げ込める余地を減らそう…そう考えました。ですから、トイレへ行く事をはじめとする各種ルールを再確認し、「銀の三日間」で再度定着させる事を目指した訳です。これが、上記1を重点にした理由です。

 ただ、これだけだと、授業に参加したくないという気持ち自体は何も変わりません。その部分を変えるためには、より楽しい授業にしていく必要があります。そこが、上記の2と3につながってきます。

 ちょっと長くなってきたので、続きは明日のブログにかかせていただきます。

 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀(シロガネ)の三日間①

2023-08-28 04:30:00 | 教育

 毎週、月~水曜は学校教育について書いています。今回は、2学期の最初の三日間について書きます。

 1学期の最初の三日間を「黄金の三日間」と呼ぶのは、もう、すっかり定着した感じがします。それだけに、「黄金の三日間」の指導に力を入れる方も、以前よりは多くなってきました。

 その「黄金の三日間」程ではありませんが、2学期の最初の三日間も、「銀(シロガネ)の三日間」と呼ばれて重視されています。私も重視しています。何故なら、B級教師にとっては、1学期のミスを挽回する事が可能な三日間だからです。

 A級教師であれば、ほとんどミス無く手を打って、1学期で完全に学級を掌握してしまうでしょう。それが、私も含めたB級教師だと、何かとミスしてしまい、反省点の多い1学期になっている事もしばしば…。

 でも、この「銀の三日間」で修正する事ができれば、案外、何とかなるものです。もちろん、A級教師の学級に比べれば落ち着かない部分はあるでしょうが、反省点だった部分を修正して、落ち着いた学級に変えていく事はできます。

 だから私は、夏休みの最後の何日間かは、「銀の三日間」に向けて色々と計画を立てます。1学期の反省点を洗い出し、それをどう変更すれば良いかを考え、指導の仕方を決めていきます。令和5年度の夏休みの場合、指導する際に必要な物も列挙し、夏休み中に全部準備するようにしました。

 もちろん、反省点が見えてきたら、いつでも修正していくべきだとは思いますが、「黄金の三日間」や「銀の三日間」は普段より効果が高くなります。だから、B級教師としては、この貴重な「銀の三日間」を大いに活用したいところです。

 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ再開で気付いた事

2023-08-27 04:30:00 | 自分

 日曜は、月~土曜までの内容に入らない事を書いています。今回は、ブログを再開して気付いた事を書きます。

 ブログを再開し、まず思った事は、見に来てくださる方を増やすのは難しいな…という事です。このブログの平均的な来訪者数は10人前後といったところでしょう。再開して3ヶ月ほど過ぎましたが、その位の人数に変化はありません。

 そこから推察するに、毎日見てくださる方はいらっしゃらないか、いても1~2人だろうと思います。そこに、時々見てくださる方が4~5人、偶然来てくださった方が5~6人…という感じなのではないかと考えました。まぁ、時々ですが、20人を越える時もありますから、偶然来てくださる方の幅は、もっともっと大きいのかもしれません。

 ただ、来訪者数が0人という事は無いので、毎日あるいは時々見てくださる方は、おそらく一定数いらっしゃるのだろうと思います。

 その事に気付いた時に感じたのは、「あ~、こんなブログでも、応援してくださる方がいるんだ。有り難いな」という気持ちです。そういう方々がいてくださるから、ブログを続けようという意欲が湧いてくる訳で、それって本当に有り難い事だと思うのです。

 そんな訳で、最近になってブログの最終段落を変更しました。もう気付かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、読んでくださっている方々への感謝の言葉で終えるようにしたのです。これを読んで、最後まで読んでくださった方々が、少しでも気持ちよく読み終えてくださったら、私としても嬉しく思います。

 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名作西部劇な『くまクマ熊ベアー13』

2023-08-26 04:30:00 | ライトノベル

 はい、一番人気の無い土曜日、ライトノベル愛を語る日です。

 先日、本屋に行ったら、私の大好きな『くまクマ熊ベアー』の第20巻が、1冊だけ棚に並んでいるのを発見しました。もちろん、即買いです。

 それで、表紙を見ている内に、まだ語ってない『くまクマ熊ベアー』の話がある事を思い出しました(ま、その気になれば、無限に語る事はあるんですけどね)。今回は、その話をします。

 『くまクマ熊ベアー』で最も好きな巻は…と問われると、実は、少し迷ってしまいます。巻をまたがっている話が幾つかあるからです。きちんと話がまとまってる巻に絞ると、「砂漠の都市編」とも言うべき第13巻が、今のところ最も好きな巻となります。

 この第13巻、ある有名な西部劇映画…「シェーン」をイメージさせられます。と言っても、もう古い作品なので知らない人が多いでしょうが…。

 王様に頼まれ砂漠の都市にやってきた主人公ユナ。砂漠の都市の抱える問題に関わる少女と出会い、様々な冒険の末に問題を解決し、砂漠の都市を去って行くユナ。その過程でユナと心を通わせた少女は、立ち去るユナに向かって叫ぶ…「ユナ~、カムバーック!」

 あ、最後の「立ち去るユナに向かって叫ぶ…『ユナ~、カムバーック!』」は嘘です。叫びません。

 でも読んでいると、最後の別れのシーンで「ユナ~、カムバーック!」と叫ぶ少女の姿が、頭の中に浮かんできてしまうのです。それくらい、「シェーン」をイメージさせられます(もう、お分かりでしょうが、「シェーン」は少年が「シェーン、カムバーック!」と叫ぶシーンがラストです)。

 また、この第13巻は恋愛をイメージさせられるシーンも多々あります。と言っても、直接的に恋愛が語られる訳ではなく、あくまでも「恋愛をイメージさせられる」に留まっています。この辺りも、「シェーン」の中で主人公シェーンが、ほのかに抱いた恋心…って感じで描かれていたのと似ています。

 娯楽性が高く、読後すっきり…『くまクマ熊ベアー』第13巻は面白いですよ。

 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださり、本当にありがとうございます。今日または明日、貴方が良い一日を過ごせるよう願ってます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山ウド天国に「ひたる」

2023-08-25 04:30:00 | 野外活動

 毎週木・金曜は八軒自然科学クラブの話です。今回は昨日(R5.8.24)の続きで、6月に行っていた小樽自然の村でのキャンプについて書きます。

 このキャンプには3つの目的がありますが、3番目の「自然の中で自分の興味のある事を見つけ、有り余る時間を楽しく過ごす練習として」は、まぁ、おまけみたいな目的だった…と書きました。もっとも、指導員が最も力を入れていたのは、この3番目の目的に関する部分だった…とも書きました。

 指導員は何をしていたのか…色々とやっていたのですが、全員が必ずやっていたのが「山ウド採取」です。

 小樽自然の村からは、あちこちに林道が伸びていました。山の林の中をハイキングするため、とても林道が整備されていたからです。そして、この林道を6月頃に歩いていると、びっくりするくらい山ウドが見つかるのです。生えてきたばかりの30cmくらいの山ウドもあれば、1mくらいに成長した太い山ウドもあります。自分の食べたい山ウドだけ選んだとしても、1時間ほど歩けば、30Lポリ袋にいっぱいの山ウドを採る事ができました。

 採った山ウドは、あまりにも沢山あるので、その場で全部を調理するのは大変です。そのため、大半は持ち帰って家で調理します。

 ただ、せっかくなので、根元の部分を3~4本選び、皮をむいて茹でて試食会を行っていました。

 採れたてを茹でていますから、味噌を付けて食べるだけでも超美味しいです。「美味い!」と言って指導員が食べていると、6月のキャンプに参加した子供たちが、興味深そうに集まってきます。そこで我々指導員は、『ブラック・クローバー』に出てくるチャーミー先輩みたいに、「食べてみぃ」と声をかけ、子供たちは魔法にかかったかのごとく手を伸ばします。そして、一口でも食べたら最後、「美味い!」「美味しい!」と言って、手が止まらなくなってしまうのです。

 恐るべし、山ウドの魅力!!!!!!!!

 山ウドの魅力に取り付かれた子供たちは、自分たちでも山ウドを採取しようとし始めます。中には、「去年、持って帰ったら家族が大喜びしたので、今年は母さんから『いっぱい採ってきて』って言われたんだ」という子もいます。あるいは、「先生、山ウドの生えてる場所が見つけられないので、見つけ方を教えてください」と言ってくる子もいます。私も、そんな風に頼まれて、山ウドの見つけ方を教えた事が何回かあります。

 ちなみに、小樽自然の村では山ウドは「雑草」扱いです。林道整備の際に、他の雑草と一緒に刈り取られて捨てられます。だから、林道を荒らさないように気を付けている限り、山ウドは採り放題でした。

 最後に、この最終段落まで読んでくださり、本当にありがとうございます。今日または明日、貴方が良い一日を過ごせるよう願ってます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月は小樽キャンプ

2023-08-24 04:30:00 | 野外活動

 毎週木・金曜は、今は解散してしまった八軒自然科学クラブの思い出話を書いています。今回は、通常の活動の紹介です。

 八軒自然科学クラブでは、夏休みと冬休みの時期には長期のキャンプを行っていましたが、それとは別に6月にもキャンプを行っていました。場所は、小樽市にある小樽自然の村というキャンプ場です。

 このキャンプの目的は、大きく3つありました。

1.家族と離れ、子供だけで宿泊する練習として。

2.自分だけの手で料理を作り、食べる練習として。

3.自然の中で自分の興味のある事を見つけ、有り余る時間を楽しく過ごす練習として。

…この3つ、まぁ、どれも夏休みの長期キャンプである、サマーキャンプに向けた練習としての位置づけです。我々指導員も、いきなりサマーキャンプをさせる程、無謀な輩ではなかったという事ですね。

 ちなみに、サマーキャンプの全体像については令和5年6月17~19日のブログに書きました。また、サマーキャンプの炊事に関しては令和5年7月2~5日のブログに書いてあります。興味のある方は、そちらを御覧ください。

 子供たちにとって、家族と離れて一泊するというのは大変な事です。確かに小学校生活においては、宿泊学習や修学旅行など家族と離れて一泊する行事があります…が、これらは家族よりも長い時間を共に過ごす、学校の友達と行くので不安は少ないです。それに対し、八軒自然科学クラブは月に1回の顔見知りと行くのです。不安は大きいでしょう。だから、上記1は練習が必要と考えました。

 また、多少は料理の手伝いをする子はいるでしょうが、夕食と朝食を両方作る子は皆無に近いはずです。それが、サマーキャンプに行けば朝晩両方の食事作りが何日も続きます。例え軽食だとしても、夕食と朝食を両方作る経験をさせておかないと、子供たちだって不安で仕方ないでしょう。だから、上記2も練習が必要と考えました。

 これら2つに比べれば、上記3は重要度がぐっと下がります。でも、サマーキャンプの前に経験をしておけば、暑い夏の体育館で床に寝転がってるだけ…という子は減るでしょう。だから、上記3も必要と言えると思います。

 ところで、この3つの中で指導員が最も力を入れていたのは…実は、おまけみたいな重要度の3でした。

 最後に、この最終段落まで読んでくださり、本当にありがとうございます。今日または明日、貴方が良い一日を過ごせるよう願ってます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色々な教師がいてイイ

2023-08-23 04:30:00 | 教育

 毎週月~水曜は、学校教育について書いています。今回は、先週水曜(R5.8.16)と昨日(R5.8.22)に関連した内容です。

 昨日のブログに書いた経験…これは、私に大きな影響を与えました。それまでの私は、指導力のある教師でなければ学級はまとまらない、だから、指導力を高めるために努力をし続けなくてはならない…そう考えていました。

 今でも、「学び続ける教師だけが、子供たちの前に立つ資格がある」とは思っています。だから、少しでも指導力を高める努力はしていますし、自分を磨くために色々と学ぼうとしてもいます。

 でも今は、子供たちの前に立つ教師は、必ずしも指導力のある教師でなくてもイイ…とも思えるようになりました。

 もちろん、指導力のある教師である方が、色々と良い結果につながる事は多いでしょう。トラブルなどを未然に防いだり、トラブルが発生しても素早く解決したりできる可能性は高いと思います。

 ただ昨日のブログに書いた様に、指導力があるとは言えなさそうな教師でも、その教師の持ち味を十分に発揮する事ができれば学級をまとめる事は可能です。だから、「教師は絶対に指導力がなくてはならない」とは言えないでしょう。

 大切なのは、その教師の持ち味が十分に発揮される事です。それが出来ればB級教師だって、学級をまとめる事が可能となるからです。だから私は、色々な教師がいて構わない…いや、むしろ色々な教師がいた方が、色々な子供たちにとって良い環境と言えるのではないかと考えています。

 最後に、この最終段落まで読んでくださり、本当にありがとうございます。今日または明日、貴方が良い一日を過ごせるよう願ってます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ある経験の大きな影響

2023-08-22 04:30:00 | 教育

 毎週月~水曜は、学校教育について書いています。今回は、前の水曜(R5.8.16)に書いた内容の補足みたいな事を書きます。

 みんながA級教師になれる訳じゃないのだから、B級教師でもイイじゃないか…というのが、前の水曜のざっくりした内容です。詳しく知りたい方は、日付検索で御覧ください。

 何で、そう考えるようになったか…それは、ある経験が大きく影響しています。まだ私が若く、子育て真っ只中の頃の話です。

 その頃は教師としての力量アップのため、それはそれは猛烈に努力していました。そして、力量の高い教師でなければ、子供たちをまとめて良い学級にはできない…そんな風にも考えていました。

 その頃、私の子供の担任が新しくなりました。興味があったので、もちろん4月の授業参観に参加しました。

 その担任の先生は、まぁ、普通の先生でした。穏やかに話をする方で、子供たちへの接し方も柔らかい感じですが、やや指示や発問が曖昧です。ぐいぐい学級を引っ張っていく感じではなく、どちらかと言えば、おたおたしながら何とか学級を動かしているような感じです。今から思えば随分と失礼で申し訳ないですが、その時の印象を正直に書くと、「何だか頼りないな。学級が荒れないか心配だ」でした。

 ところが、その後の授業参観に参加しても、学級が荒れている雰囲気はありません。むしろ、とてもまとまっている学級の雰囲気がします。子供の話を聞いても、学級の子供たちは仲が良く、担任の事も好きで、なかなか良い学級という感じでした。

 それは何故か…妻と話し合い、到った結論は、「むしろ頼りない事が、あの先生の強みなのだろう」という事でした。

 担任の先生は穏やかで柔らかく接するので、子供たちとの関係は良好です。ただ、学級をまとめる点では頼りない感じです。ここからは私の想像ですが、おそらく子供たちは、「先生は大好きだけど、ちょっと頼りないから、私たち(僕たち)が支えなくちゃ」と考えたのではないでしょうか。もちろん、意識的に考えた子は少数で、大多数は無意識に考えたのだろうと思います。そして、ほとんど全部の子供たちが考えたからこそ、この学級はまとまりのある良い学級になったのではないか…そう、私は考えています。

 この経験が私に、「みんながA級教師になれる訳じゃないのだから、B級教師でもイイじゃないか」と考えさせる、とても大きなきっかけとなりました。

 最後に、この最終段落まで読んでくださり、本当にありがとうございます。今日または明日、貴方が良い一日を過ごせるよう願ってます。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする