エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

イタドリは有能!

2024-01-31 04:30:00 | 野外活動
 水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、先週(R6.1.24)に続いてイタドリの話です。
 イタドリは、まぁ、どこにでも無節操に生えています。そのため先週の様に、遊び道具を作る材料にする事が出来ます。もうメッチャ手軽に、しかも際限なく使える材料です。
 前回はイタドリ笛や、それを連結して作るイタドリ・パンフルートを紹介しましたが、イタドリ尺八も作れます。これは節が2個残るように長めに切り、底の方の節は残し、枝かなんか差し込んで真ん中の節を抜きます。そして、長~いイタドリ笛を作ります。この笛の途中に、ナイフで何個か穴を開けると、穴を指で塞ぐ事で音を変える事が出来るのです。
 また、節のある部分を2個用意し、それを上手に組み合わせると、水鉄砲を作る事が出来ます。ポイントは、差し込む方の茎が滑らかに動くよう、太さや形を調整する事です。また、水が噴き出す穴の大きさにより飛び方が変わってきますので、ちょっとずつ穴を大きくしていくと良いでしょう。詳細な作り方は今回省略しますので、山でイタドリを見かけたら、ぜひ挑戦してください。
 更に、遊び道具の材料以外にも、簡易水筒にする事も出来ますし、虫かご代わりにする事も出来ます。簡易山小屋の支柱にする事だって出来ます(この話は、別な機会に書きます)。イタドリの材料としての活用方法は、相当な幅広さです。
 更に更に、枯れたイタドリは実に良く燃えます。焚き火をする時、枯れたイタドリがあれば、ほとんど着火ミスは発生しません。ぼんぼんイタドリを放り込めば、幾らでも炎が立ち上がります(これについても、また別な機会に書きます)。
 そう言えば、イタドリの生えたばかりの若芽(赤い色をしています)は生食出来ます。私は塩で漬けた事がありますが、少々クセのある味ですが、割と食べられますよ。
 本当にイタドリというのは、野外活動に「ひたる」上で、とっても有り難い有能な植物だと思います。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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全体指導は「貴方を見ているよ」を重視

2024-01-30 04:30:00 | 教育
 月・火曜は、学校教育について書きます。今回は、昨日(R6.1.29)の続きを書きます。
 「難しい子」がいると、ついつい「難しい子」の指導を優先したくなります…が、それが順序が逆。まず、全体指導を優先します…と、昨日は書きました。
 そのために、まず、「難しい子」以外の全員と心が通じ合うようにする事を、私は意識しています。「先生は、目立つ子ばかり見てるんじゃなく、貴方の事もちゃんと見ているよ」と言うメッセージを発信し続けるのです。声を掛け、スキンシップし、目線を合わせ…中でも、きちんとルールを守ってる子を褒める事は、かなり積極的に行っています。
 ルールを守ってる子は、きちんとしていますから注意されたり、叱られたりしません。また、教師からすると当たり前の事をしているので、特に褒める要素はないのですが、その子からすると、「また先生は、ルールを守らない子に注意してる。ルールを守らない子ばかり見てもらえて、何だかズルい」と言う気持ちになりかねません。
 だから私は、当たり前の事が出来ている子こそ、確実に褒める事を意識してきました。そんなに大袈裟な褒め方はしません。「お、きちっと座っててイイね」くらいの軽い感じです。場合によっては声に出さず、目線だけ合わせて頷いたり、指でOKサインしたりするだけ…も。
 でも、そう言う子は、それだけで嬉しそうな表情になります。心と心が通じ合う瞬間です。
 こう言う地道な努力を積み重ね、学級全体に指示が確実に通る様にしていきます。そして、それが達成されたら、いよいよ個別指導に入るのです…が、ここに巨大な壁が立ち塞がります。
 う~ん、ごめんなさい。また長くなっちゃいました。申し訳ありませんが、続きは来週の月曜(R6.2.6)に書きます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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まず全体、次に個別

2024-01-29 04:30:00 | 教育
 月・火曜は、学校教育について書いています。今回は、私流の学級のまとめ
方を紹介します。
 15年くらい前、もしかしたら20年くらい前からかもしれません。その頃から、学級に「難しい子」が増えてきました。授業中でも自由に立ち歩く子や、物凄くお喋りな子、教師の指示に従わない子、乱暴な子…などです。
 この様な「難しい子」が学級に増えてくると、どうしても学級内の秩序が乱れてきます。そのため、学級内の秩序を何とかしようと、「難しい子」に対して色々と指導を行うようになります。
 特に、これが入学したばかりの1年生だった場合、周囲からの圧力も強くなります。「どうして全員座らせられないんですか」とか、「(教師の指示に従わない)あの子を放っておくんですか」など、直接、厳しい事を言われる事もあります。その結果、「難しい子」を何とかしようと、何度も指導を試み続ける事になります。
 でも、「難しい子」を変化させる事は並大抵ではありません。A級教師なら簡単に出来るかもしれませんが、私の様なB級教師は時間がかかります。その間に、「難しい子」ばかり見ている担任と、「難しい子」以外の子供たちの心が離れてしまって、学級が荒れる…そう言う事例は沢山有ります。
 これは順番が逆なのです。まず、「難しい子」以外…つまり学級全体への指導をしなくてはなりません。「難しい子」以外の子供たちの心をガッチリ掴んだら、そこから「難しい子」に対して指導していきます。教師と子供たちの心がしっかり繋がっていれば、指導に時間がかかっても、心が離れる心配はほとんどありませんから。
 長くなってしまいました。続きは、また明日のブログで書きます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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札幌木鶏クラブ1月例会

2024-01-26 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜に入らないテーマを書いています。今回は、1月18日(木)の19時からネストホテル札幌で開催された、札幌木鶏クラブの1月例会の様子を紹介します。
 なお、札幌木鶏クラブについては、令和5年7月23日のブログで詳しく紹介しています。気になる方は、そちらを御確認ください。
 今回の例会はB先生の強い要望を入れ、札幌木鶏クラブ初の試み「熱燗例会」でした。熱燗以外も飲めますが、最初に燗酒で乾杯してスタートです。
 最初に挨拶を行った代表のN先生からは、「アツカンのカンって漢字で書けますか?」から始まり、「ガリョウテンセイのセイって、漢字でどう書くか分かりますか?」、「八代亜紀さんの『舟歌』に出てくる『だんちょね』って、どう言う意味だか分かりますか?」と、次々と質問が発せられます。何でも、「熱燗例会」の事を考えている内に発想がどんどん広がり、その中で疑問に思った事を次々と調べていったのだとか。「どう書くんだろう」とか「どう言う意味だろう」などの疑問を、そのままにしないで調べるN先生は、本当に素晴らしいと思います。さすが、札幌木鶏クラブの代表…道のりは遠そうですが、私も見習わなくては…。
 因みに、「燗」は火に間ではなく、間の日が月になるのだとか。確かに…これまで気付いていませんでした。「睛」も偏が日ではなく目ですし、青の下の部分が月ではなく円になっています。「だんちょね」は「だんちょね節」という歌が由来で、「あたってるよね」「そうだよね」と言う意味なのだとか。
 知的な気付きで始まりましたが、そこは熱燗例会。酔いが回るにつれて、徐々に面白くなっていきます。
 Y先生は、大平哲也先生の健康情報の記事「“一日一回”笑う習慣が人生に福を呼ぶ」を取り上げました。「私は健康のために笑いヨガをしている。面白くて笑うばかりでなく、ニセの笑いでも健康に効果がある。脳がニセ笑いに騙されるからだ」と仰り、記事に出てくる「ホホハハ体操」や「アロハ笑い」をやってみましょう…となりました。酔ってるせいか、皆さんノリノリでニセ笑いをし、大いに場が盛り上がりました。
 酔って口が滑らかになったのか、今回は勉強になる話が多かったのですが、ちょっと長くなってしまいました。だから、もうお一方だけ。
 今回の熱燗例会を提案したB先生。五木寛之先生と青山俊董先生の対談で紹介された、仏教詩人・榎本栄一先生の「くだり坂にはまたくだり坂の風光がある」を取り上げていました。曰く、「年齢的に自分が下り坂なので、この言葉が心に沁みる。昔は出来た事柄の内、これは出来なくなったが、これはまだ出来る…そんな風に考えると、下り坂の日々がとても楽しい」…いつも穏やかなB先生らしい、味わい深い言葉です。出来ない事に目を向けるのでなく、出来る事に目を向け、前向きに生きていきたいものです。
 「良かったから、2月は『ぬる燗例会』にしよう」、「じゃ、3月は『冷や酒例会」ですね」などと、馬鹿な話が出るくらい楽しく、学びの多い1月例会でした。「熱燗例会」は大成功と言えるでしょう。
 因みに、2月は通常通りの「普通の」例会です。念のため。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。また、次のブログ(R6.1.29)で会いましょう。

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実は反省してる? 『やり直し悪徳領主は反省しない!』

2024-01-25 04:30:00 | ライトノベル
 木曜は、ライトノベル愛を語ってます。今回は、令和5年の12月20日に発売されたばかりの『やり直し悪徳領主は反省しない!』です。
 この作品、簡単に言ってしまうと悪徳領主のループ転生物です。このジャンルでは『ティアムーン帝国物語』が有名で、それに似た展開となってます。
 主人公フラッド・ユーノ・フォーカスは悪徳領主として処刑されますが、その2年前にループ転生します。ここで『ティアムーン帝国物語』ですと、主人公は反省して、処刑されないよう色々と努力するのですが、本作の主人公フラッドは反省しません。「あれは冤罪だ。俺は悪くない」と言って、行動を改めようとはしないのです。
 しかし、実のところフラッドは気のいいヤツで、相手の境遇が可哀想だともらい泣きしたり、人が死ぬのは見たくないと援助したり…行動を改めなくても、そんなに悪事を働いてはいません。「え、こいつ、全然『悪徳領主』じゃなくね?」と感じる事も多々あります。まぁ、これなら普通に生活していても断罪はされない感じです。
 そして、悪役令嬢物や悪徳領主物では定番の「勘違い」により、フラッドは断罪からどんどん遠のいていきます。この辺りの展開は、『ティアムーン帝国物語』を彷彿とさせます。この手の勘違い展開が好きな方は、きっと本作も面白く読めると思います。
 因みに、この作品は一応の大団円を迎えていますが、フラッドを巡る恋のさや当てやら、暗躍する謎の存在やらが残っており、続刊が出そうな雰囲気です。私個人としては、続刊の発行が楽しみです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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イタドリ笛

2024-01-24 04:30:00 | 野外活動
 水曜は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、指導員から仕掛ける遊びについて紹介します。
 イタドリという植物を御存知でしょうか。大きくなると2mを越える高さまで成長する植物(草)で、節のある茎は太くて、草としては丈夫です。
 このイタドリ、茎の中は空洞になっているので、色々な遊びに使う事が出来ます。中でも手軽なのが、笛にする事です。
 作り方は超簡単。まず、上下の節の両方を残すように茎を切ります。次に、上の節が無くなるように、45度くらいの角度で茎を切ります。最後に、反対側からも45度くらいの角度で茎を切ります。横から見て、2つの切り口が山型になっていれば大丈夫です。
 この切り口の尖った部分が、上唇と下唇の境目に来るよう唇に当て、筒状になっている茎の中へ向けて息を吹き込みます。すると、何とも言えない間の抜けたような音がします。太い茎だとボー、中くらいだとポー、細い茎だとピー…って感じでしょうか。
 山登りの途中、何回か休憩を入れます。その時、休んでいる場所にイタドリが群生しているようなら、イタドリ笛を作るチャンスです。指導員がイタドリ笛を作って鳴らすと、興味をもった子供たちが次々と作り始めます。何せ、ナイフは全員が標準装備なので、イタドリ笛なら簡単に取り組めるのです。
 イタドリ笛は、若干、鳴らすのにコツがいります。そのため、一度作り始めると、結構な時間、この活動は続く事となります。休憩時間が終わっても、鳴らしながら歩く子が出てくる程です。
 子供たちが自然と親しむ活動に「ひたる」、実に良い教材な訳です。
 因みに、吹き口から節までの長さや、茎の太さによってイタドリ笛の音は変わります。そこで、何本も作ってドレミファソの音が出せるようにし、その笛を紐で縛って横に並べると…パンフルートもどきの笛が完成。これで1曲演奏すると、子供たちがメッチャ盛り上がってくれます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
 
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「ぎゅーしてください!」

2024-01-23 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育について書いています。今回は、昨日(R6.1.22)に少し関連した内容です。
 「ぎゅーしてください」は、ライトノベル『本好きの下克上』に時々出てくる台詞です…が、低学年を担任していると実際に言われる事があります。特に、令和5年度に担任している学級は、しばしばリクエストされる事がありました。
 リクエストされていない時でも、子供たちの心の中には求めている部分があるようです。挫けている子や泣いている子に手を広げ、「はいはい、それじゃ、励ましてあげようか?」と言えば、ぎゅーされに来る事が大半でした。因みに、これは男女関係ありません。
 『本好きの下克上』では、主人公のローゼマインは、ぎゅーされる事で心が癒やされたり、次への活力が湧いてきたりしました。これは、現実の私の学級でも同じです。
 中休みに友達と遊べなくて暗い表情の子に対し、5分くらい言葉で励ましても効果は低いです。大してイイ表情にはなりません。それが、ぎゅーなら10秒くらいでニッコニコ笑顔になります。それどころか、気持ちも切り替わってしまうようで、別な友達に声を掛けにいってました。
 これは私の考えですが、ぎゅーは「自分は無条件に愛されている」という実感を得やすいのではないでしょうか。「自分は無条件に愛されている」と実感できれば元気になりますし、勇気だって湧いてきます。
 子供たちに次への一歩を踏み出してもらうためにも、私としては、ぎゅーが必要な時は、ぎゅーしてあげたいな…と思っています。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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スキンシップは重要

2024-01-22 04:30:00 | 教育
 月・火曜は、学校教育について書いています。今日は、ちょっぴり挑戦的な事を書きます。
 新型コロナ感染症が流行していた頃、教師と子供の、あるいは子供同士の身体接触を避けよう…という考え方が主流でした。感染症の流行を防ぐためには、医学的見地から考えると正しいと思います。
 この考え方に基づいて学校では、スキンシップは控えるよう指導が入りました。教職員にも、子供たちにも…です。
 もちろん私も、自分からはスキンシップをしないよう注意しました。褒める時に頭を撫でたり、肩を軽くぽんぽんとしたり…などはしません。言葉だけで褒めます。玄関で「さようなら」する時のハイタッチなんて厳禁です。
 最近は低学年の担任が続いているので、「これは困ったなぁ」と本気で思いました。子供との心の距離が、なかなか縮まらないからです。
 実際、担任している子供はスキンシップしたくて仕方ないのです。手を握ってきたり、抱きついてきたり、おぶさってきたり…私から何もしなくても、子供の方からは色々スキンシップしてきました。
 令和5年11月24日のブログで、K先生の、「心って手に入るのかなって思った」という話を紹介しました。低学年の子供たちには、それが本能的に分かっているのではないかと思います。だから、スキンシップを自分から求めてくるのでしょう。
 そう考えると、新型コロナ感染症が流行していた時期、子供たちの心には少なくない影響…しかも、あまり良くない影響があったのではないかと心配になります。身体接触を避ける事は、教育的見地から見ると、あまり正しくない対応だったと言えます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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法律が現実に追いついていない

2024-01-19 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜に含まれないテーマです。今回は、親の介護について書きます。
 私たち夫婦の親の一人は、特別養護老人入居施設に入っています。その施設と私たちが住んでいる札幌は離れているため、その親の日常的な御世話は施設の方に行ってもらっています。
 時々、その施設の方から連絡が来て、親に関する書類を役所に申請しなくてはならない事があります。その時に問題となるのが、離れて生活している親族にとって、必要な書類を準備するのは難しい…それはもう信じられない程の難易度だ…と言う事です。
 例えば、何とか休みを取って施設のある市町村へ行き、役所で手続きをしよう…となった場合、その親の委任状が必要な事があります。何とか手が動けば書いてもらえるかもしれませんが、私たちの親は手を動かす事が出来ませんし、喋る事も出来ません。マイナンバーカードがあれば、コンビニで何とかなるかもしれませんが、カードを取得する前に倒れたらどうなるか…。
 結局、法律が現実に追いついていないのです。今や、生命維持装置が進んだので、手足が動かなくても、喋る事ができなくても、生き続ける事が出来るようになりました。その事実が、法律に反映されていない訳です。
 他にも、役所関係は困った事が沢山あります。それについては、また別な機会に書かせていただきます。
 …と言う事で、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。また、次のブログ(R6.1.22)で会いましょう。
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もう少し冷静にラストを分析『本好きの下克上』

2024-01-18 04:30:00 | ライトノベル
 木曜は、私のライトノベル愛語りです。今回は先週(R6.1.11)に引き続き、『本好きの下克上』について書きます。
 先週は読了直後だったため、やや(かなり?)冷静さを失ったブログになってしまいました。今回は、もう少し冷静に分析して書きたいと思います。どうしても内容に触れる必要があるため、ネタバレになる事を御了承ください(ネタバレ禁止の方は、この先を読まないで!)。
 と言いつつ、実は今も冷静とは言い切れません。このブログを書いている令和6年1月12日現在、『本好きの下克上』第33巻の「エピローグ」だけ、もう7回か8回は読み直しています。第32巻の書き下ろし短編「新しいアウブのすげぇ魔術」も読み直してますが、こちらは2回か3回ですから、どんだけ「エピローグ」が好きなんじゃ…って感じです。
 この「エピローグ」、ファンタジー小説の王道って感じの展開です。
 「エピローグ」は主人公ローゼマインが、家族や親しい人たちが成人式を祝う平民街の家に、「ただいま、皆! マインだよ!」と言って帰ってくる場面から始まります。そこからのドタバタ展開は、第1~3巻の彼女が平民だった時代に展開されていた、大変だったけど、温かい家庭の雰囲気で進んでいきます。そして最後は、この雰囲気が今後も続く事を予感させつつ終わります。
 J.R.R.トルーキンの『指輪物語』の後書きだか書評だかで、「ファンタジー小説は、我が家から始まって、我が家で終わる」と、書いてあったと記憶しています。実際『指輪物語』も、我が家から始まり我が家で終わります。
 この「エピローグ」を読んで、その事を私は思い出しました。
 また「エピローグ」の中では、今後もお忍びでローゼマインが平民街を訪れそうだ…と書かれています。先に書いた第32巻の「新しいアウブのすげぇ魔術」を読むと、平民たちからの彼女の人気は凄いものがあると分かります。この話を「エピローグ」と合わせると、もしかすると今後、平民街で楽しい出逢いなどがあるかもしれない…と予感させます。
 未来への希望に満ちたラスト…実に、実に素晴らしいです。頑張って『本好きの下克上』を読了して、本当に良かった!
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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