エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

減加法と減減法

2024-11-19 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話。今回は前回(R6.11.18)に触れた「減加法」と「減減法」について説明します。
 コレ、どちらも繰り下がりのある引き算の計算方法です。ざっくり言うと、10から引いた残りを足すのが減加法、引ける部分から引いていくのが減減法…なんですが、この説明じゃ分からないですよね。
 それでは、12-5で詳しく説明します。
 減加法の場合、以下の様な手順で計算します。
   ①12を10と2に分ける。
   ②10から5を引いて5が残る。
   ③5と2を足して7となる。
 引いて足す…減法と加法なので減加法です。
 これが減減法だと、以下の様な手順になります。
   ①5を2と3に分ける。
   ②12から2を引いて10が残る。
   ③10から3を引いて7となる。
 引いてから引く…減法と減法なので減減法です。
 実は、日常生活では減減法で計算している場面は多いのではないか…と、私は考えています。例えば、378円の商品を400円で購入する時のお釣りを考える時、
   ①400-300=100
   ②100-70=30
   ③30-8=22
…の様に、脳内計算をしている事はありませんか? もし、そう言った計算をしていたら、それは減減法で計算している訳です。日常生活の場合、減加法で脳内計算している方は、そんなに多くないと思うのですが…まぁ、調べた訳じゃないので分かりませんが。
 もっとも、この話を妻にすると、「減減法より、欧米人風の足し算で考える人の方が多いんじゃない?」と言われてしまいました。先程の例で言えば、
   ①378+2=380
   ②380+20=400
   ③20+2=22
…って計算してる訳です。う~ん、確かに、この方が計算は楽そうです。
 実際は、どうなのか…誰か調べてくれないかなぁ。www
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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サクランボとハッピーターン

2024-11-18 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、1年生の算数について語ります。
 ところで、題名を見た方は疑問を感じた事と思います。「何で、1年生の算数にサクランボとハッピーターンが関係あるんじゃ?」と。
 この内、サクランボについては、1年生を指導した方なら、「ははーん、アレだな」と分かるかもしれません。繰り上がりのある足し算や、繰り下がりのある引き算で、指導している方が多いからです。
 例として、12-8で説明します。
 一の位「2」から「8」を引く事は出来ませんから、十の位「1」即ち「10」から「8」を引く…と言うのが繰り下がりのある引き算です。札幌市で使っている教育出版の『しょうがく さんすう1』の場合、これを次の様に計算させます。

①12は10と2
②10から8をひいて2
③2と2で4

 この①の時、ノートに書かれた12の下に10と2を実際に書きます。そして10も2も、それぞれ丸く囲んで、その丸と12を棒線で繋ぎます。これが、10と2と書かれたサクランボの様に見えるので、これを「サクランボ」と呼んでいる訳です。
 次に②です。10から8を引くと言う事を確実に行わせたいので、サクランボの10と式の8を細長い丸の様な形で包みます。この形が、お菓子のハッピーターンに似ている事から、私の学級の子は「ハッピーターン」と呼ぶ様になった訳です。他にも、「ピーナッツ」と呼んでいる学級もあると聞いています。
 なお、私はしつこいので、ハッピーターンで包むだけでは許しません。ハッピーターンの上下か横の空いてる部分に、「2」と書かせます。引き算したから2になった…と示させる訳です。
 ここまで来れば、残りは簡単。サクランボの2とハッピーターン横の2を合わせ、式に等号を書き込み、その横に「4」と書かせる訳です。手順通りに行ってくれれば、ほとんど計算ミス無く計算できます。
 「でも、それって減加法でしょ。減減法の時は、どうするのさ」…と言う方もいるかもしれません。
   ※減加法と減減法については少し専門的な話になるので、別な記事に書きます。
 それについては、「減減法はサラッと扱うけど、減加法の様に詳しくは扱いません。私の学級では、ほぼ減加法のみで指導しています」と答えさせていただきます。何せ、真面目に両方を扱うと、少なくない数の子供たちが混乱してしまうのです。減減法は、理解できる子や興味のある子が個人で行えば良い…それが私の結論です。
 話を戻します。私の学級では、繰り上がりのある足し算も、繰り下がりのある引き算も、このサクランボとハッピーターンで計算させます。もう、それはそれはしつこく、何度もやらせて定着を図るのです。
 それが、「足し算も引き算も大丈夫。計算できるよ」と言う自信につながるからです。

 ところで、令和6年11月15日の記事に「いいね」などを沢山いただきました。どうも、ありがとうございます。これを励みに今週も頑張ります。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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最高の学校長・後編

2024-11-12 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は前回(R6.11.11)の続きで、私が最も尊敬する学校長について語ります。
 大変な1年生を担任していた私。校長面談でA校長に、「10月末には落ち着くから、様子を見てほしい」と頼み、受け入れていただきました。
 A校長の凄い点は、この後、どんなに私の学級がメチャメチャな事をしても、一切文句を言わなかった事です。おそらく、心配や不安は凄かったと思いますが、そう言う話は全くしません。私と話をする時は、学級以外の事ばかりでした。
 これで10月末に落ち着けばハッピーエンドですが、この頃の私は今より実力不足。完全に落ち着くまでには、10月末より1~2ヶ月かかりそうだな…と、私は感じました。
 10月上旬、その事を見切った私は校長室へ行って、A校長にお詫びしました。「スミマセン。読みを誤りました。以前の予告ですが、12月末まで下方修正させてください」と。
 とんでもない事を言ってる…と、自分でも思います。怒鳴られ、叱られても仕方ありません。
 でも、A校長は数秒ほど黙っていた後、「分かった。エスせん先生が言うのだから、信じて様子を見ましょう」と言ってくださったのです。そして、これまで同様、学級の事には一切文句を言いませんでした。
 結局、11月の追い込みが功を奏し、12月上旬には学級を完全に統率出来ました。それまで多々あったトラブルは、嘘の様に全く発生しなくなり、とっても落ち着いた学級になったのです。
 年度末の校長面談の時、A校長は言いました。「いや~、エスせん先生の言った通りになったね。途中、ちょっとだけ心配だったけど、エスせん先生を信じて良かった。エスせん先生の取った方法は、間違ってなかった。素晴らしいよ」…くぅ~、思い出したら泣けてきました。
 素晴らしいのはA校長、貴方です。
 海のものとも山のものともつかぬ部下の話を信用し、最後まで任せてくださったのですから。
 苦労しただけの事があり、この時の経験は相当に私の自信と力量アップに繋がりました。今でも、この時に有効性を確認できた方法が、私の学級経営の基本となっています。もちろん、毎年の様に新しい方法を試し、有効な方法を増やす様にしていますが、基本中の基本はココにあります。
 いくら感謝しても感謝し足りない、私が尊敬する最高の校長…それがA校長です。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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最高の学校長・前編

2024-11-11 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、私が最も尊敬する学校長について語ります。
 私が最も尊敬し、「こう言う最高の学校長となら、何回でも一緒に仕事をしたいなぁ」と思っている方…それはM小学校にいらっしゃったA校長です。もっとも人間は多様な生物ですから、A校長についての見方も様々ですし、A校長に対して批判的な方もいます。だから以下の話は、あくまでも私から見て…の話です。
 A校長とは、私が北海道生活科連盟に所属していた頃に知り合いました。その頃の印象は、「人当たりが良くて、親切な方だなぁ」って感じです。
 それが大きく変わったのは、M小学校で1年生を担任した時です。
 この頃の私は、自分の教育方法を今ほどは確立していませんでした。まぁ、今だって「完璧」には遙かに遠いですが、今なら、どの様な手立てを取れば結果がどうなるか、ある程度は明確に予想できます。だから、まだまだ試行錯誤していた時代と言えるでしょう。
 その時に担任した1年生の子供たちは、今なら普通の子供たちですが、当時は「時代の最先端」な感じでした。それ以前の1年生は、教師の話を聞く姿勢があり、「公共」に対する意識もありました。それが、教師の話を聞く姿勢が弱く、「公共」より「私」を優先させる傾向の強い子供たちだったのです。
 まぁ、今は、もっと教師の話を聞きませんし、「私」意識しかない子が多いですから、今と比べれば楽なものでしたが…。
 しかし、これまでの手法だと学級を統率しにくかったのは事実です。トイレで遊んでトイレ中を水浸しにしたり、適当な理由で教室を抜け出して廊下で遊んだり、給食のミカンをポケットに入れておき廊下やトイレで食べたり…ホント、「学級崩壊してるんじゃないですか、この学級」と言われても仕方ない状態でした。
 ただ、私の中では勝算があったのです。一定程度は子供たちを統制出来ていましたし、試行錯誤する中で効き目のある方法も見えてきました。それまでの経験から考えて、3ヶ月くらい頑張れば、学級を完全に統率出来るだろうと確信もしていたのです。
 そんな時、A校長との校長面談がありました。7月頃です。
 いつもの様に穏やかな感じで、「学級の状況は大丈夫かい?」とA校長は尋ねてきました。そこで、私は自分の考えを説明し、「結果が出るのは3ヶ月後と考えてます。10月末くらいまで、様子を見ていただけませんか?」と頼んだのです。A校長…しばらく考えて、「分かった。エスせん先生に任せるよ」と言ってくださいました。
 長くなりました。その後、どうなったかは次回とさせていただきます。

 ところで、令和6年11月6日と7日の記事に、「いいね」などを沢山いただきました。いつも、本当にありがとうございます。これを励みに、今週も頑張ります。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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経験が力になっている

2024-11-05 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話です。今回も、会社活動で感じた事を書きます。
 なお、「会社活動って何だろう?」と思った方は過去記事を御覧ください。令和5年6月29日~7月1日の記事を読むと、ある程度の流れが分かると思います。
 令和6年10月某日、朝の会で「ほうせきがいしゃ(宝石会社)」の子が、「今から名前を呼ぶ人たちは、後ろに集まってください」と言いました。そして、紙に書かれた名前を次々と呼んでいきます。全員で15~16人くらいだったでしょうか(正確に数えていませんでした。御免なさい)。
 「一体全体、何が始まるんだろう…?」と思って見ている私。
 その子たちが集まると、会社の子が説明を始めました。「宝石を探すのは、28日に決めました。その日は、中休み、教室にいてください」…これを聞いて分かりました。
 この会社、いわゆる「宝探し」を中休みに行う会社なのです。会社の子が折り紙で折った「宝石」を教室内に隠し、それを見つけて遊ぶ…と言う活動を行います。その活動への参加者に連絡をするため、この朝の会で発言したと言う事でしょう。
 手に持っている紙は、どうやら、参加者が事前に記名したエントリーシートの様です。全員強制参加ではなく、希望者のみ参加してもらうための工夫です。そして、その参加者が確実に参加出来る様にするため、こうやって連絡しているって訳です。
 1年生としては、実に見事な運営の仕方です。
 集まった子の中から、「本を返したいから、先に図書館へ行ってもイイですか?」と質問がありました。「途中参加でもイイです。でも、宝石が全部見つかっちゃうかもしれません」と会社の子。見事な対応です。
 ここで、「28日は休みじゃない?」と声が挙がりました。確かに、土曜参観の代休となっています。「だったら、29日にやったらイイんじゃないかな」と口を挟む私。「え…でも、29日は会社を解散する日だから…」と口ごもる会社の子。「解散する日に活動をして、その後で解散するでもイイですよ」と私。「それじゃ、そうします」と嬉しそうな会社の2名。
 こうして、「ほうせきがいしゃ」の事前説明は終わりました。
 この会社、会社員の2名の内、1名は「おばけやしきがいしゃ」を行った子です。また2名とも、最近行われた「スペシャルかいしゃ」の学級集会に参加しています。そう言った経験が、「ほうせきがいしゃ」の活動に活かされていると感じました。
 これは益々、今後の会社活動が楽しみです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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回転率が早いからこその挑戦

2024-11-04 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話です。今回は、子供たちの会社活動から考えた話を。
 なお、「会社活動って何だろう?」と思った方は過去記事を御覧ください。令和5年6月29日~7月1日の記事を読むと、ある程度の流れが分かると思います。
 令和6年10月、「おりがみでばねをつくってうさぎをつくるがいしゃ」と言う会社が成立しました。正式名称は全部平仮名表記ですが、分かりにくいので漢字などを混ぜると「折り紙でバネを作ってウサギを作る会社」となります。
 こうやって分かりやすく表記しても、内容的には今一つ分からない感じの会社ですが、おそらく学級を装飾する系だとは分かりました。「ま、そんなに大変な事にはならないだろう」と思われたので、私は許可しましたし、朝の会でも企画が通って成立しました。
 成立した翌日でしょうか。後方掲示板に、何やら怪しげな物体が見えます。近くに行ってジックリ見ると、折り紙を折って2枚重ねた紙バネに、モールで耳を付け、鉛筆で顔を描いた「ウサギ」でした。
 そこで気付きました。「これが、バネで作ったウサギか?!」と。
 教師歴30年以上ですが、こんな掲示物は初めて見ました。何か元ネタがあるのかもしれませんが、寡聞にして私は知りません。実に、独創的な掲示物だと思います。
 帰宅後、妻と話しましたが、妻も「そんな掲示物は見た事がない」と言いました。そして、妻が担任するの学級の掲示物係からは、そんなアイディアが出てこない…と嘆いていました。
 そこで思ったのが、ここに会社活動の良さがあるのでは…と言う事です。
 妻の学級の掲示物係は、3ヶ月から半年の長い期間で取り組みます。それに対し、私の学級の会社活動は長くても1週間で解散せねばなりません。当然、ある子が会社を作って解散して、また作って…と言う回転率は早くなります。
 回転率が早いと言う事は、次々と新しい事に挑戦する事が出来る…イコール、挑戦する事へのハードルが低くなる…と言う事です。だから、新しい企画が次々と生まれてくるのではないでしょうか。
 実際、令和6年度の私の学級は教室装飾系の会社が中心です…が、種類が非常に多い。「紙に絵を描いて飾る」や「折り紙を折って飾る」と言った定番から、「塗り絵を塗らせて飾る」、「特定の折り紙(例えばダイヤモンド)を折って飾る」、「四つ葉のクローバーを見つけて飾る」、「モールでハートを作って飾る」、「モールなどで指輪やネックレスを作って飾る」、「折り紙で可愛いギフトボックスを作って飾る」…本当に様々な種類があります。
 この様々な活動が生まれてくるダイナミックさ…会社活動の醍醐味だなぁ。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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スペシャルがいしゃ降臨! 後編

2024-10-29 04:30:00 | 教育

 月・火曜は学校教育の話。今回は前回(R6.10.28)の続きで、令和6年度の会社活動の続報です。
 令和6年度、2番目に出来たイベント系の会社「おばけやしきがいしゃ」。7月に活動をして以降、8月も、9月も、全くイベント系の会社が結成される様子はありませんでした…が、10月、突如として「スペシャルがいしゃ」が結成されました。いわゆる「学級集会」や「お楽しみ会」と呼ばれる、王道路線のイベント系集会活動を行う会社です。
 多少の心配はありましたが、順調に準備が進められ…とうとう本番の日となりました。予め借りておいた体育館へ移動し、マイクやラジカセを私がセットし、「スペシャルがいしゃ」の集会活動が始まります。予定では、「ストップゲーム」「ハンカチ落とし」「かくれんぼ」「鬼ごっこ」の4ゲームを行います。
 大人的には問題点を感じないでもありませんでしたが、まず「ストップゲーム」が終わりました。その後は「ハンカチ落とし」。これも少しゴタつきましたが、何とか無事に終わりました。
 そして、「かくれんぼ」が始まりました。器具室に隠れる事は厳禁としたので、ほとんどの子はステージの幕の陰か、ピアノの周囲、跳び箱の裏側などに隠れます。1名、「隠れる場所がないよぉ」と困っていたので、「1番上が無くて開いている、跳び箱の中にしゃがんで隠れたら?」と言ってみました。素直な子なので、そのまま言われた通りに隠れ…結局、最後まで見つかりませんでした。子供たち、大盛り上がりです。
 でも、ここで時間切れ。事前に約束していたので、残念ながら「鬼ごっこ」は無くなりました。ちょっと残念そうな子もいましたが、「かくれんぼ」で盛り上がった為か、子供たちは上機嫌でした。
 次の授業日、「スペシャルがいしゃ」の2名が終了報告をして解散となりました…が、授業時間を使って全員参加で行ったのです。子供たちに感想を聞いてみました。
 結果は、「とても面白かった」21名、「割と面白かった」4名、「今イチだった」3名、「面白くなかった」0名。「今イチだった」の3名に、更に詳しく聞いてみると、「もう少し早く進めたら、鬼ごっこまでできたと思うから」とか「ストップゲームのチェックを、もう少し緩くしてくれたら良かったと思うから」などの意見が出ました。
 結構な高評価ですし、今イチと感じた子からの意見は建設的です。なかなか良い感じで活動を終えたのではないか…と思います。
 この後、どんな風に発展していくのか…楽しみです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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スペシャルがいしゃ降臨! 前編

2024-10-28 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話。今回は、令和6年度の会社活動の続報です。因みに、以前の記事は令和6年7月29・30日にアップしています。
 令和6年度、2番目に出来たイベント系の会社「おばけやしきがいしゃ」。7月に活動をして以降、8月も、9月も、全くイベント系の会社が結成される様子はありませんでした。
 それが10月、突如として結成されました。その名も「スペシャルがいしゃ」…って、何がスペシャルなのかは分かりませんが、「何か特別な事をしたいのだな」って事は伝わる名前です。
 会社の計画書によると、10月の適当な日、授業時間を1コマ使い、体育館で「ストップゲーム」「ハンカチ落とし」「かくれんぼ」「鬼ごっこ」をする…となっています。いわゆる「学級集会」や「お楽しみ会」と呼ばれるイベントです。イベント系の学級活動としては、見事なまでの王道路線です。
 この計画書を出したのは、「おばけやしきがいしゃ」にも参加していた子と、普段は発表などをしない…と言うか、ほとんど声を聞いた事が無い子の2名です。「大丈夫なのかなぁ」と思いましたが、計画書自体には特に問題ありません。
 かくて、「スペシャルがいしゃ」は成立となりました。学級の子供たち、期待に満ちた表情で拍手しています。
 ただ、ここで釘を刺しておきました。「授業時間を使って集会活動をするのは、1ヶ月に1回までです。もう10月は決まりましたから、次に集会活動が出来るのは11月ですよ」と。こうして釘を刺しておかないと、授業時間を使っての集会活動の希望が連発する可能性があるからです。
 成立以後の「スペシャルがいしゃ」、メンバーの2名は地味に頑張りました。自由に使える紙を持っていき、そこにシナリオを書き始めたのです。最初の挨拶から始まり、各ゲームのルール説明、結果発表、最後の挨拶まで…最終的に、シナリオの枚数はA4サイズで6枚になりました。どの言葉をどちらが言うか、色鉛筆で印を付け、きっちり役割分担までやっています。
 そして、いよいよ本番…なのですが、長くなったので続きは次回に。
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「オクリンクプラス」の活用

2024-10-22 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話。今回は、一人一台端末の活用方法について語ります。
 札幌市では、クロームブックと言うタブレット端末を、全市の児童生徒一人に一台貸与しています。もちろん、タブレット端末だけあっても「ただの箱」ですので、色々なアプリの契約をし、授業で活用できる様にしています。
 そんなアプリの1つに、ベネッセさんが配信している「オクリンクプラス」と言うアプリがあります。元々は「オクリンク」と言うアプリだったのですが、機能性を向上させて「オクリンクプラス」となった訳です。2つのアプリで操作の異なる部分があるため、令和6年現在、子供たちと一緒に、使いながらアプリの特徴を私も学んでいるところです。
 この「オクリンクプラス」、様々な活用方法があるのですが、その1つが、「ノートやカードの提出代わりに使える」です。
 例えば、算数で「7+9の計算の方法について考えましょう」と言う問題を行ったとします。公開授業なら、きっと、算数ブロックや算数タイルのイラストの入ったカードを準備し、それに書き込んで発表させたり、提出させたりするのではないでしょうか。普段の授業なら、ノートに書き込ませて提出させる事が多いと思います。
 これ、ノートで提出させると丸付けが大変です。何せ、次の算数の授業までに返却せねばなりません。しかも、厚みがあるので場所を食います。
 カードだと、場所的にも時間的にも余裕が少し出来ます。それでも、返却と持ち帰りのため一定の期間内にチェックする必要がありますし、そもそもカードを作って印刷する手間がかかります。
 「オクリンクプラス」でも算数ブロックのイラストの入ったカードを、予め用意しておく事が出来ます。私の場合、朝の空き時間10分程で作る事が出来ました。そのカードは、アプリ内の保存ボックスに入れておけば自由に使えるので、印刷する手間がいりません。また、子供たちが書き込みしたカードを提出ボックスに提出してもらえば、学級全員でカードを見る事も出来ます。更に、カードを返却して家に持ち帰ってもらう必要がないので、カードの確認は好きな時期の好きな時間に行う事が可能です。
 この他にも、生活の授業で落ち葉拾いをした後、葉っぱアートを作る活動をする事があります。以前は、画用紙に貼らせてラミネートしていましたが、これも「オクリンクプラス」を使えば手軽に出来ます。子供たち各自の机上に葉っぱアートを作らせ、カメラで撮影し、その写真をカードに貼らせて提出ボックスに出させるだけ。作品を沢山作った場合、それぞれの写真を貼ったカードを連結する事が可能で、その連結されたカード全てを提出する事も出来るのです。
 この他、「図工で作った友達の作品を写真に撮らせ、良かった点を書き込んだカードにして提出させる」とか、「グループで作った旋律を演奏し、それをビデオに撮影して提出させる」と言った使い方も出来ます。
 「オクリンクプラス」…かなり応用範囲が広いです。今後も、いろいろと試していき、新しい技を見つけたら紹介したいと思います。

 ところで、令和6年10月18日の記事に「いいね」などをいただきました。あんな記事にまで「いいね」をいただき、本当に有り難いです。どうも、ありがとうございました。
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朝顔でリース作り・土台編PART3

2024-10-21 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は前々回(R6.10.14)と前回(R6.10.15)の続きで、1年生の生活科で最大の難所と言ってもイイ、朝顔でリース作り…の話をします。
 意を決して指示を板書し、くどくど口頭説明してから外へ出た子供たちと私…と言うのが、前回までの内容でした。
 外へ出たら、欠席している子の朝顔を使って、実演して見せました。そして、いよいよ作業開始です。
 この後の事は…もう本当に大変でした。
 欠席している子の朝顔を輪っかにし、ねじりっこで縛って輪っかを完成させた辺りから、次々と輪っかを持ってくる子が…。そこからは、ねじりっこで縛る作業をひたすら続けます。輪っかの形を整え、外れやすい部分を見極め、そこをねじりっこで繋ぐ…もう、淡々と仕事をするだけです。
 子供たちが偉かったのは、あまり「先生、助けて~」と言いに来なかった事です。教室で出した指示をよく守り、互いに助け合って何とか作業をしていたのでした。
 ま、若干のトラブルはありましたけどね。
 植木鉢の土も、概ね指定した場所に捨ててありました。ちらっと見た感じだと、その時も何人かで植木鉢を持っていき、協力して捨てていた様子です。令和6年度の子供たち、素晴らしいです!
 結局、9時くらいから外に出て、外での作業が終わったのが11時10分くらいでした。かなりかかりましたが、きちんと植木鉢も皿も外して重ねてあり、支柱も全員完璧に畳んでありましたから、この時間で終わったのは、むしろ早かったと言えるでしょう。
 この後、教室に戻って名札を付けさせ、教室の掲示板に吊り下げました。そのまま、何週間か吊り下げて乾燥させます。
 全部の作業が完了したのが11時35分。最初の説明を開始したのが8時45分ですから、2時間50分もかかった訳です。ふぃ~。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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