エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

アスパラ天国それとも地獄

2024-05-31 04:30:00 | 自分
 金曜は月~木曜に入らないテーマです。今回は我が家の庭の話です。
 我が家の庭…父が頑張って世話をしていました。
 そんな父も年老いて、庭の世話をする事が難しくなりました。それで、令和6年からは妻と私で庭の世話をしています。
 もっとも、フルタイム共働きなので、ほとんど平日の世話は出来ません。土日に、集中的に行っている感じです。だから、栽培しているのはズッキーニ2株、ピーマン2株、ナス2株、それとハーブが6種類(タイム、イタリアンパセリ、セージ、レモングラス、チャービル、オレガノ)くらいです。
 まぁ、退職したら、もっと本格的に世話したいと思っていますが…。
 ところで、そんな中、どうしても平日に世話を必要とする作物があります。それは、父が何年も前から栽培しているアスパラです。
 一度植えたアスパラは、少々ほったらかしでも、それなりに生長します。そして、毎年5月くらいになるとニョキニョキ生えてくるのです。
 そのため、毎日チェックして、食べ頃のアスパラを収穫しなくてはなりません。うっかり1日放置してしまうと、50cmくらい伸びてしまい、葉っぱが生えて食べられなくなってしまう事すらあります。
 かくて、疲れて仕事から帰ったら、まずは畑でアスパラ採取…これが最近の私のルーティンです。採れたての美味しいアスパラを毎日食べられるのは嬉しいですが、半ば義務として採取するのは気分的に少々「地獄」感があります。
 まぁ、贅沢な話ですね。スミマセン。 m(_ _)m

 ところで、令和6年5月29日の「八軒自然科学クラブ誕生秘話1」に沢山の「いいね」や「応援」などをいただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。どうも、ありがとうございました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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真面目にコツコツが好感度高い『異世界賢者の転生無双』

2024-05-30 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はラノベ愛。今回も、進行諸島先生の作品です。
 今回紹介するのは、『異世界賢者の転生無双』。もちろん、これもコミックしか読んでいません。
 主人公は現代日本で余命3年と宣告され、ゲーム「ブロークン・バランス・オンライン(通称BBO)」に残りの人生を費やし、ボス戦に勝利したところで死亡します。お約束通り、エルドと言う名の青年として異世界転生する訳ですが、その世界は極めてBBOと似ている…けど、BBOほど人々のスキルも知識も高くありません。かくて、BBOの知識をフル活用し、スキルなどを高めたエルドが無双していく…と言うのが大雑把な物語です。
 この作品、前回紹介した『転生賢者の異世界ライフ』と異なり、主人公は最初から超絶チートをもっている訳ではありません。あくまでも、BBOの知識を活用し、敵の弱点を突いたり、効率的にスキルなどを高めたりして、敵に勝っていきます。だから、『転生賢者の異世界ライフ』と比べると、かなり真面目にコツコツ頑張ってる雰囲気です。
 笑いの要素も無い訳ではありませんが、『転生賢者の異世界ライフ』よりは少なめ(軽め?)です。どちらかと言えば、読んだ印象としては、真面目な作品と感じる方が多いかもしれません。
 また、超絶チートな訳ではありませんから、当然、主人公がピンチになる場面も出てきます。絶体絶命的なピンチの時もあり、その分、『転生賢者の異世界ライフ』よりドキドキ感は強いと感じます。
 雰囲気の違う作品なので、私個人としては、どちらも相当に好きな作品です。進行諸島先生…凄い方です。

 ところで、令和6年5月27日のブログ「諺カードで『ビンゴ』」に、「いいね」や「応援」を沢山いただきました。とても励みになります。どうも、ありがとうございました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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八軒自然科学クラブ誕生秘話1

2024-05-29 04:30:00 | 野外活動
 水曜は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、「秘話」と言う程、大袈裟な内容ではありませんが、八軒自然科学クラブが誕生した経緯を語ります。
 実は、八軒自然科学クラブを創設したのは…私の母です。金曜の介護話に時々出てくる、あの母です。
 我が家は昔、札幌市中央区の旭ヶ丘と呼ばれる地区に住んでいました。そして、その地域に住んでいた子供たちを対象に、自然の中で色々な体験をしよう…と呼びかけていたのが、「旭山自然科学クラブ」と言う団体です。
 その頃の私は、もう手の付けられない「面倒くさい子」でした。
 教師になった今なら分かります。教育業界では俗に「アスペ傾向」と呼ばれる、こだわりの強い傾向が強く、ADHD傾向も強めの子供だったのです。担任だった先生方は、メッチャ苦労されただろうと思います。
 当然、母は相当に私の事が心配だった事でしょう。何とかしたい…そう思って選んだのが、「旭山自然科学クラブ」に私を参加させる事でした。
 今もそうですが、当時の私は生き物…特に昆虫や虫が大好きでした。「自然の中で生き物に触れる活動をしたら、少しは落ち着いてくるのではないか」と、母は考えたのだろうと思います。
 実際、「旭山自然科学クラブ」に参加していた私は、かなり生き生きと活動していた様です。「様です」と書いたのは、その頃の記憶が残っていないからです。後年、母から聞いた話だと…と言う事で、「様です」と書きました。
 母としては、「このまま続けていけば、息子も少しは落ち着くかも」と思った様です…が、そこに大きな問題が発生しました。
 父が家を建て、引っ越す事になったのです。場所は、札幌市西区の八軒と呼ばれる地区です。当時は交通の便が悪く、中央区の旭ヶ丘まで行くには少々不便な地区でした。
 困った母。…その母にアドバイスをした方がいました。
 予想してましたが、長くなりました。続きは、また次回に。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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算数ブロックで「なんばんめ」

2024-05-28 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話です。今回は、札幌の1年生なら一度は使ったであろう教材「算数ブロック」の話です。
 算数ブロックはプラスチック製で、中に磁石が入っています。形は正方形で、少し厚みがあり、黄色の面と白の面があります。
 算数の授業では、このブロックを使って1桁の足し算や引き算をしたり、繰り上がりや繰り下がりのある計算をしたりします。半具体物を使って実際に数の操作を行い、感覚的にも計算の仕方を理解しよう…と言う訳です。
 1年生の算数の初期指導では、このブロックを使う場面が多々あります。「算数ブロックを7個出してみましょう」とか、「白いブロックが3つあります。あと幾つあったら6になるか、黄色いブロックを横に並べましょう」みたいな感じで使う訳です。
 ところで、1年生の算数の初期単元に「なんばんめ」と言うのがあります。
 教科書を使って考えさせるのが基本ですが、何番目かを体感させる活動もさせたいところです。妻に聞くと、実際に並ばせて「何々番目の子は立ちましょう」とか、「誰々さんは何番目ですか」と行う…と言ってました。それは私も行いましたが、手間がかかる上、全員に一斉活動させるとはなりにくいです。
 そこで思い付いたのが、算数ブロックを使う方法です。

1.ケースからブロックを10個(「10のまとまりケース」に入って
  いる分)出させる。
2.全部黄色面(または白色面)にさせ、10個を縦並びにさせる。
3.「上から何々番目を白にします」とか、「下から何々番目を黄色に
  します」などの指示を出す。
4.書画カメラで教師用ブロックを映し出し、答えを確認する。

 半具体物を使った活動になりますが、これだと全員に一斉活動させる事が出来ます。答え合わせや、間違えた子にやり直しさせる事も出来ます。
 妻に話すと、「算数ブロックで活動すると言う発想は無かった」と言われました。もしかすると、こんな事をしている方は少ないのかもしれませんね。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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諺カードで「ビンゴ」

2024-05-27 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話です。今回は、諺カードについて。
 最近の私は、2年生以上では俳句を読ませたり、書かせたりしていますが、1年生では俳句を扱いません。1年生では諺を言わせる活動をしています。これは、最近の1年生に俳句を教えるのはハードルが高い事と、諺の方が食いつきが良くて喜ぶ事が理由です。
 諺は、「くもん」さんの諺カードを使っています。基本的な使い方は、

1.短い諺から5枚選ぶ。
2.諺全部(裏面)を見せて追い読みさせる。
3.表面を見せて、諺の前半を教師が読み、後半を子供たちに言わせる。
4.覚えてきたら、ランダムに言わせる。
5.完全に覚えたら、新しい5枚を選び、また1~4を繰り返す。

…です。新しい5枚を選ぶ時は、徐々に長い諺にしていきます。
 これだけでも盛り上がるのですが、このパターンだけだと諺の意味が十分に伝わりません。
 そこで、「ダウトゲーム」っぽい方法を混ぜてみる事にしました。ルールは以下の通りです。

①基本的には通常と同じ。
 表面を見せて諺の前半を教師が読み、後半を子供たちが言う。
②事前に意味を伝えた諺が出た場合、子供たちは「ビンゴ」と言う。

 実際にやると、こんな感じになります。

教師「次は、良い事はサッサとやりましょう…と言う諺の時にビンゴです」
子供「はーい」
教師「(諺カードを見せながら)急がば」
子供「回れ」
教師「(同じく)餅は」
子供「餅や」
教師「(同じく)善は」
子供「ビンゴ!」

 単純なゲームですが、これで少しは諺の意味を意識してくれるのではないかな…と思います。まぁ、何とも言えませんが…。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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札幌木鶏クラブ令和6年5月例会

2024-05-24 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜に含まれないテーマです。今回は、令和6年5月16日(木)に開かれた札幌木鶏クラブ例会での学びについて書きます…と言っても、本誌に関する紹介は1つだけですが…。
 それが、森本琢朗先生と福永昇三先生の記事「人間力を高める教育ここにあり」です。この記事に関して、中学校で運動系部活の指導をしているA先生に、「北海高校と日大高校は、どんな点が違うのか」と言う質問がありました。A先生からは、「北海と日大を比べると、北海は物凄い緊張感の中で、色々なものを背負って試合をしていて、凛とした印象がある。そこが強さに繋がっている。それに対して、日大は少々チャラい印象があり、『際』の勝負が弱い。他と違う事をやって、目立とうとしている感じがする。スポーツの内なる楽しさが掴めないと、日大は勝っていけないのではないか。北海の指導者は、教員という立場であってもクビになる場合があり、指導者も選手も、背負っているものが日大とは違っていると思う」と辛口コメントでした。小学校の教師である私からすると、中学校であれ高校であれ、勝負を通して子供たちを育てている部活指導の教師は、皆さん凄いと思いますが…やはり、そんな中でも違いがあるのですね。
 ところで、5月例会はテンポ良く進んだため、終了予定時刻の30分前に全員が発表を終えてしまいました。そこで、先程のA先生から出されていた、「(札幌木鶏クラブの)皆さんは、どういう時間に、どんな風に(『致知』を)読んでいるのか、次の例会でお聞かせ願いたいです!」と言う事前コメントへ答える事となったのです。面白かったので、それを紹介します。
 最初は代表のN先生。「木鶏の例会が終わったら、その号を読むのは終わり。翌日からは次の月の号を読む。その際、『致知』とノートを一緒に持ち、気になる言葉を抜き書きし、辞書で調べて書き加えていく。1号分で20ページくらいノートを使うので、3ヶ月くらいでノートを1冊使い切っている。この作業をやっていると、もう面白くて仕方がない」との事で、私を含め参加者一同、ただただ圧倒されていました。
 noteで私の記事を読んでくださっているO先生は、「私も例会の翌日から、次の月の号を読む様にしている。毎日読む。例えつまらない記事であっても、1度は読むようにしている」との事。つまらないと、ついつい飛ばしてしまう私とは大違いです。
 ジャズ喫茶をしているB先生は、「筋トレ用のバイクを漕ぎながら、毎日35分間くらい読んでいる。あと、バスの中でも。アウトプットとしては、A4版2枚くらいにまとめた記事をブログに載せている。『致知』編集部が、よく『いいね』を付けてくれる」と話していました。私が『致知』編集部から反応していただいたのは、noteで「スキ」を1回だけなので、B先生は凄いと思います。
 ウイスキーの達人(?)M先生は、「朝、起きると、森信三先生の本と、365日の仕事の話の本と、『致知』の3冊を読んでいる。読む時間は1時間くらい」との話。やはり、読む時間をきっちり決めた方が定期的に読めるようです。
 辛口コメントが人気のM先生(先のM先生とは別人)は、「例会と言う『読書会』に向けて読んでいる。テーマを考えながら読み、アウトプットをしている。元々関西人なので、ウケを狙ってアウトプットする部分があるし、そのアウトプットの為に読んでいるという面もある。記事を読んで、自分の中にインスピレーションが湧かないと、なかなかアウトプット出来ない事が多い」だそうです。私も、読んでいてビビッと来ないと、その月の例会で「しけた」話しか出来ないので、とても分かる気がします。
 いつも笑顔のY先生は、「邪魔が入ると読めないので、自分は家では読まず、図書館へ行って読む様にしている。M先生とは逆に、自分は沢山考えた感想の中から、2つに絞ってアウトプットしている。また、アウトプットの機会を活かすため、色々調べてから書く様にしている」との事。成る程、色々調べてまとめているから、感想を述べる時も、自信をもって笑顔でいられるのですね。
 企業戦士のY先生(先のY先生とは別人)は、「N代表と同じく、自分も月に2回くらい飛行機に乗るので、その中で読んでいる。例会に出るので、それなりにまとめる様にし、意見を言える様に準備している。私はY先生とは逆に、ざわざわしている方が集中出来るので、マックでコーヒーを飲みながら読んだり書いたりする事が多い」と話していました。静かな環境を好む方もいれば、少し会話や音のあるのを好む方もいて、人って多様だなぁ…って感じます。
 最後に紹介するのは、司会進行を担当しているM先生(もちろん、ここまでに登場した2人とは別人)。「必ず例会に出ると思えば、必ず『致知』を読まざるを得なくなる。だから、倦まず弛まず例会に出る事が大切。月に1回の例会を大切にしてほしい」と、びしっと締めくくってくれました。
 来月も、万難を排して例会に参加しようと思います。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。また来週の月曜(R6.5.27)に会いましょう。
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超絶チートと笑いのバランスが絶妙な『転生賢者の異世界ライフ』

2024-05-23 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はラノベ愛を語ります。今回は、少し間が空いてしまいましたが、進行諸島先生の作品を紹介します。
 今回紹介するのは、コミカライズされたマンガが大ヒットしている『転生賢者の異世界ライフ』です。もちろん、以前の記事に書いた通り、私はマンガしか読んでいないので、そのつもりでお読みください。
 ブラック企業の社畜だったユージが異世界に来て、超絶チートな魔法を覚え、その能力をフル活用して大活躍する…と言うのが、かなりざっくりした内容です。前の文では「大活躍」と3文字でまとめましたが、悪の組織と戦ったり、邪悪なドラゴンと戦ったり、依頼を受けて秘密を探ったり…本当に多種多様な活躍を見せてくれます。
 この活躍の雰囲気は、少し古いですが、スティーブン・セガールさんの主演映画(特に「沈黙の戦艦」と「暴走特急」)をイメージさせられます。とにかく、ユージは常識外れに強すぎるので、ほとんどピンチらしいピンチになりません。だから、超絶チートで敵を圧倒する面白さを味わう作品…って感じでしょうか。
 その一方で、笑いの要素も強いです。ユージは自己評価が低い上、社畜だった記憶が基準となっています。そのため、色々とやらかしたり、会話のポイントがずれていたりして、そこが実に面白いです。
 ちょっとだけ気になるのが、『転生賢者の異世界ライフ』と言う題名。ユージは気が付いたら異世界にいたので、何となく死んで転生した訳では無いように感じます。これって転移じゃないのかな…と思いますが、『転移賢者の異世界ライフ』だと今イチ格好良くありません。だから、『転生賢者の異世界ライフ』で良いのかな…と、一応、納得しています。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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羊蹄山山頂へ

2024-05-22 04:30:00 | 野外活動
 水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。ここ2回ばかり続けている羊蹄山登山話、今回が最終話です。
 羊蹄山の山小屋で仮眠を取り…と言っても、寒くてあまり眠れませんでしたが…4時頃、起きて身支度を始めました。そして、4時半頃だったと思いますが、山頂目指して出発しました。
 この時間に出発するのは、羊蹄山の山頂で日の出を見たい…まぁ、それが無理なら、せめて日の出の少し後くらいの太陽を見たい…からです。
 十分には眠れていませんし、厳しい登りで疲れています。みんな、ほとんど無口な登山でした。
 やがて、5時半か6時だったと思います。ようやく山頂に到着しました。
 日の出には間に合いませんでしたが、そんなに高くない状態の太陽を見る事が出来ました。一応、達成感です。
 山頂で何かやったような記憶もありますが、ほとんど覚えていません。
 この後、そのまま下山し、ベースキャンプにしているキャンプ場に戻りました。キャンプ場は夏らしい暑さで、「あ~、寒くなくて天国だよ」って感じです。安心して疲れが出てしまい、子供たちも指導員もテントで昼寝をしたのでした。
 この羊蹄山登山、覚えているのは、ひたすら大変だった…と言う事だけです。何故、そんな印象しか残らなかったのか、改めて考えてみました。
 第一の理由は、登り道が面白くなかった事だと思います。景色を楽しみながら登れる訳ではなく、暗くなってからはライトで照らしながらの登りなので、ますます景色が楽しめません。
 第二の理由は、やはり山小屋が寒かった事でしょう。あまりにも寒すぎて、辛い記憶が刻み込まれてしまいました。
 もっとも、第二の理由については私たちの責任が大きいです。そんなに軽装で行った訳ではないのですが、まぁ、確かに冬山登山並の準備はしていませんでした。「羊蹄山を甘く見ていた」と言われれば、その通りだと思います。
 いずれにしても、余りにもキツイ印象ばかりが残ってしまったため、この後の周年行事で羊蹄山登山の案は、全く出てこなくなったのでした。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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察しが悪いのはワザと

2024-05-21 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、子供への対応…と言うか、子供との関わり方について書きます。
 最近の子供たちは、大人に「してもらう」事に慣れています。だから、何かをしてほしいと言う気持ちを伝えてきません。
 例えば、給食時間にスプーンを落としてしまったとします。すると、私の横にやって来て言うのです。「先生、スプーン落としました」と。
 ここで、察しの良い大人である教師は、ついついやってしまいます。新しいスプーンを手渡しながら、「はい、これと取り替えてね」と。
 私も、そんな事をしていた時期がありました。
 でも、ある時、思ったのです。「こうやって察し良く対応すればする程、子供たちは対応してもらう事に慣れて、自分から考えて行動できなくなるのではないか?」と。
 そう考えてから私は、「察しの悪い大人」になる事にしました。
 先程の例で言えば、私の横に子供がやって来て、「先生、スプーン落としました」と言ったとします。私は、「あら、それは大変ですね」と、にこやかに答えて…終わりです。その後は、自分の給食を食べ続けます。
 多くの子供は困った顔をします…が、私は給食を食べ続けます。やがて、子供は言います。「先生、新しいスプーンと取り替えてください」と。
 そう言われたら、にこやかに笑いながら私は言います。「スプーンを取り替えてほしいんですね。そう言ってくれると、先生に何をしてほしいか分かります。(新しいスプーンを手渡しながら)はい、どうぞ」と。
 こう言う地味な対応を根気よく続ける事…これが、ほんの少しずつですが、子供たちを成長させると思います。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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嘘くさい物語でノート指導・後編

2024-05-20 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は先週(R6.5.13&14)の続きで、国語のノート指導について書きます。
 今回紹介するのは、「ん」以外の一画平仮名を全部学習した後の授業です。
 最初に、ノートを開かせて日付を書かせました。その後、
 「今日も、お話を作ったから、ノートに言葉を書いください」
…と説明してから活動開始。
 まず、ノートに「しろ」と書かせました。全員書いた事を確認した後、1マス空けて「のしのし」と書かせます。その後、
 「大きなお城さんが散歩に出かけました。元気よく、のしのし歩きます」
…と語ります。
 次に、隣に「しろ」と書かせた後、1マス空けて「のそのそ」と書かせました。ここでは、
 「お城さんは疲れてきたらしく、歩き方がのそのそしてきました」
…と語ります。
 そして、また隣に「しろ」と書かせ、1マス空けて「のろのろ」と書かせてから語ります。
 「お城さんはくたびれちゃったようで、もう、のろのろとしか歩けません」
子供たちの中には、「全部『の』が付いてる」と言う子もいました。
 それから、またまた隣に「しろ」と書かせると、「また『の』の付く言葉でしょ」と言ってくる子がいます。そこでニヤッと笑って、「くてっ」と書かせます。意表を突く展開に、ちょっと子供たちは驚いた様子でした。
 「とうとうお城さんは、くてっと倒れてしまいました。お城さん、ピンチ!」
…と語ると、ノリの良い子が緊迫した表情になります。
 因みに、小さな「っ」は教えていませんが、「つ」自体は教えているので何とか書けます。私は、これはアリだと思っていますが、厳密に言うとダメかもしれません。
 ここで、またまたまた隣に「しろ」と書かせると、1マス空けて「のって」と書きます。「えっ?」と言う表情の子供たちに語ります。
 「とんでもなく大きなトラックさんがやって来て、お城さんに『乗って』と言ってくれました」
 ホッとした表情の子を見ながら、いよいよ最後です。「しろ」と書いた後、子供たちに聞きました。
 「お城さん、何て答えると思う?」
 ノリの良い子供たちが口々に言います。「乗りたい」とか「乗せて」とか言うので、「『た』は習ってないよ」とか「『せ』は習ってないよ」と答えました。すると、「乗る」と言う子がいたので、「ピンポーン! 正解!」と言ってノートに「のる」と書きます。
 「お城さんは『乗る!』と言って大きなトラックさんに乗せてもらいました。お城さん、良かったね」
 今回もハッピーエンドなので、子供たちも安心した表情です。 
 この後、書き終わった子供たちと一緒に、ノートに書いた言葉を読みました。合間に、再度、物語を伝えていきます。
 全員「しろ、のしのし」
 教師「大きなお城さんが、のしのし歩いて散歩に出かけました」
 全員「しろ、のそのそ」
 教師「お城さんは疲れてきて、歩き方がのそのそしてきました」
 全員「しろ、のろのろ」
 教師「お城さんはくたびれて、のろのろとしか歩けません」
 全員「しろ、くてっ」
 教師 「お城さんは、くてっと倒れてしまいました。ピンチ!」
 全員「しろ、のって」
 教師「トラックさんが来て、お城さんに『乗って』と言いました」
 全員「しろ、のる」
 教師「お城さんは『乗る!』と言って乗せてもらいました。良かったね」
 やってる事は、書ける言葉をノートに書き、習った文字の練習しているだけです…が、ただ書かせるより楽しく取り組めます。実際、ノートを使った練習になると、「やったぁ」と言っている子もいます。
 これが絶対に良いとは言いませんが、こう言う方法もアリかな…とは思います。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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