入り江の小船

ヒマがあったら書く日記。

町内の仙人

2006年09月07日 20時58分24秒 | Weblog

友人Rの父親であり私が生涯学習で通う塾の講師は
仙人そのものである。奇妙な術をするわけではなく、
年に2~3回しか外出しなくて、外出先も郵便局や
銀行、証券会社などの金融機関程度でそれ以外には
足を運ばない。日中は専業主夫をしているが、時間が
あれば哲学書を読んでいる。塾の部屋にもヤスパースが
溢れている。勉強机には聖書が置いてあり、エ○バの
信者では無いが、も○みの塔があるが、なぜか、壁には
弥勒菩薩の面が微笑むという一神教なのか多神教なのか
訳のわからない状態になっている。さらに本人は年中
必要最低限の格好しかしていない。金銭的に余裕が
ないわけではない、本人曰く必要最低限のものがあれば
いいらしい。しかし、金融においてはプロ級である。
普通の人でプロ級ならば株だけで食って行こうとするが、
本人曰く、儲けも必要最低限のものがあればいいそうで
必要以上に追い求めないらしい。この精神は欲からの
解脱というべきなのか、非常に仏教的だ。さらに
元々のカリスマ性と人徳があるらしく、よく様々な人から
相談事や知恵を借りに塾に訪れる。
まさに現代の仙人に思う。