数年前の日曜日の昼過ぎにテレビせとうちのサンデーロードショーで
「ザ・カー」という映画をやっていた。無人の車が人を無差別にひき殺す
という単純な映画ではあるが、この作品は私にとって大きな影響を
与えたように思える。いかにもB級ホラーっぽいので再々放送は無く
ビデオ化もされていない。数年間待ちに待った「ザ・カー」のDVDが
今月になって予約制で発売された。あらためて観てみるとホラーのクセに
突っ込みどころが多いのが笑える。時速100kmを超える猛スピードで
急ブレーキしても横転することがない。かなり丈夫なタイヤのようである。
その証拠にタイヤに発砲されても無傷、空気が入ってないようだ。
それなのに異常に早い、エンジンが極端に強いのか?さらにこの車は
早いだけではなく駆け上がりの坂を飛び上がる。なんて軽量なんだと
思いきや、ラストの直前では崖に衝撃を加えて崖を削っていくという
重戦車並みの重さになり、KOMATSUの重機も顔負けの所業をする。
よくそんな状態で舗装されていない道路を無茶苦茶な走りができたな。
いろいろ突っ込まれても仕方ないシーンが随所に見受けられるが
全ては悪魔の仕業だったで終わってしまうのが、いかにもB級である。