五十肩とは、
1、肩に疼痛と運動障害がある。
2、患者の年齢が40歳以上
3、明らかな原因がない。
と、ネットで調べると出てきます。
しかし、医学的病名では、四十肩や五十肩という病名はありません。
肩関節周囲炎が一般的な呼び名ではないでしょうか。
だいたいその位の年齢になると、肩に炎症が起きたりして腕が上がらなくなることによりそのような名前がつきました。
色々な考え方があるようで、四十肩は肩の変形(姿勢)からくるもので、五十肩は頚の影響(神経)からくるものという考え方もあります。
なんにしても、肩が痛くて上がらなくなってしまうと云う事は共通しています。
そのままほっておくと、早い人は半年位、長い方は2年以上で改善されてくる事がありますが、何も対処しないと治っても肩が上がらない状態になってしまいます。
そこでいいのが”はり治療”です。
”はり”は、炎症を抑える効果と、筋肉を緩める効果があるといわれています。
まさにうってつけの治療法ですね!
ところで、間違えやすい病気としては、石灰沈着性腱板炎があります。
これは、肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じる事によって起こる肩の疼痛・運動制限です。
この場合はすぐに病院に行かなければよくなりません。
レントゲンやCT等で写るので、確認しやすいと思います。
このように、同じ痛みの症状でも疾患によって対処方法が変わってきますので、まずは病院に行って検査を受けることをお勧めします。