とちぎの「おいしい」

とちぎの食を紹介します。とちぎの食産物や伝統食などアレンジも加えて自由な感覚で紹介していきます。

とちぎの「おいしい」 第156話 春の七草粥

2014-01-07 11:33:25 | 郷土産物を使った私の創作料理

ナズナは離尿作用、ハコベラはタンパク質をはじめミネラルが豊富、スズナ・スズシロにはジアスターゼが含まれていて消化を促進する、セリには鉄分が多く含まれていて増血作用、……などと書くと興冷めでしょうか。

昔からの食習慣には意味があって受け継がれていると思います。

私はここに薄く切ったお餅を入れます。この餅を「粥柱」ともいう地域もあるようです。

春の七草の覚え方:ラップ風で覚えられます。

「♪♪ せり~なずな ♪ はこべら~ごぎょう ♪ ほとけのざ ♪ すずな~すずしろ イエイ!」

前日に唄いながら七草を切り叩いて翌朝、七日の朝粥を炊く、という風習があったのだと思います。子どもの頃に曾祖母がそうやって作っていました。何の唄か、わかりません。曾祖母はよく長唄をうたいながらオサンドンをしていましたので独自のものかもしれません。あしからず。