とちぎの「おいしい」

とちぎの食を紹介します。とちぎの食産物や伝統食などアレンジも加えて自由な感覚で紹介していきます。

とちぎの「おいしい」 第159話 鶏ももの赤ワイン煮

2014-01-25 12:14:00 | 栃木の肴

 

大寒も過ぎ、少し寒さが和らいだ気がします。でも現実は2月がもっとも低温日率が高いんですよね。

寒い折、ふっとお酒などいただきたくなる夜のお供にいいかなと、今日は鶏肉のももを使ったワイン煮をアップします。

作り方はとても簡単ですから、肴作りが苦手な方こそ作ってみてください。

材料:大根(おろしたもの大サジ5ほど)、鶏もも肉1枚、赤ワイン200ml程度

作り方:

フライパンを弱火で熱したら油はひかず、軽く塩・コショウしたモモ肉の皮のほうを下にして焦げすぎない程度に焼きます。(2分)

そこに、大根おろしを乗せます。

鶏ももの皮からでてくる脂がはねないよう、フットワークは軽くして調理してください。

次にワインを投入です。今回はコンビニで売っているチリ原産のサンライズ シャルドネ(187ml)赤を使ってみました。

ワインが足りない時はぬるま湯を足すといいでしょう。クッキングペーパーで落としフタをして(このひと手間がポイント。フライパンに合うよう丸く切ると更に努力はむくわれそう)、その上から更にフライパン用のフタをして弱火で15分、ひっくり返して10分煮ます。終了です。

できあがってすぐいただくのもいいですし、一晩煮汁ごと放っておくと煮こごりができていますのでスライスして冷肉としてもおいしいですね。


とちぎの「おいしい」 第158話 にごり酒 (今市・渡辺佐平商店さん製)

2014-01-17 11:27:25 | 栃木の酒

昨年の12月、日光市今市にある酒造、渡辺佐平商店を見学してきました。これは日光創新塾という若者たちが企画した酒造見学に参加させていただいたものです。

肴もおいしかったし、なんといっても何種か試飲できて至福でした。おかわりまでしてしまいました。特に私は「にごり酒」がとても気に入りました。日本酒が身近に感じました。

かき混ぜる体験も、特別ですがやらせてもらいました。青い帽子は千葉から参加された金子氏です。


とちぎの「おいしい」 第157話 粕汁

2014-01-14 10:14:53 | 栃木の郷土食

1月12日、壬生の上長田のどんど焼に行ってきました。8メートルほどあるいは10メートルもあったかもしれません。みごとに組み立てられたどんど櫓に点火されたのは午後6時。見物人にも粕汁がふるまわれました。あたたかい粕汁はおなかを温めてくれました。人参、大根、ごぼう、ねぎ、豚肉などなど。豚汁を酒粕で仕上げたものです。

月も出ていて、いい晩でした。ごちそうさまでした。


とちぎの「おいしい」 第156話 春の七草粥

2014-01-07 11:33:25 | 郷土産物を使った私の創作料理

ナズナは離尿作用、ハコベラはタンパク質をはじめミネラルが豊富、スズナ・スズシロにはジアスターゼが含まれていて消化を促進する、セリには鉄分が多く含まれていて増血作用、……などと書くと興冷めでしょうか。

昔からの食習慣には意味があって受け継がれていると思います。

私はここに薄く切ったお餅を入れます。この餅を「粥柱」ともいう地域もあるようです。

春の七草の覚え方:ラップ風で覚えられます。

「♪♪ せり~なずな ♪ はこべら~ごぎょう ♪ ほとけのざ ♪ すずな~すずしろ イエイ!」

前日に唄いながら七草を切り叩いて翌朝、七日の朝粥を炊く、という風習があったのだと思います。子どもの頃に曾祖母がそうやって作っていました。何の唄か、わかりません。曾祖母はよく長唄をうたいながらオサンドンをしていましたので独自のものかもしれません。あしからず。

 


とちぎの「おいしい」 第155話 手打ち蕎麦

2014-01-06 13:24:10 | 郷土産物を使った私の創作料理

大晦日は蕎麦を打ちました。今回は限りなく十割に近いそばです。でも山芋も練り込みましたので9.5割というところです。

プロのお蕎麦屋さんのようにはできませんが、暮れにいただくお蕎麦は味わい深くおいしいものです。

ツユはあっさりとかつをだけの出汁。

余談ですが、日光の「水無湧水庵」でいただいた新蕎麦には感動しました。湧き水で作る蕎麦を堪能した昨年の秋でした。