宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

文豪ファミリア 家族は見た!「夫・山本周五郎~へそ曲がり先生行状記~」

2017-11-03 13:19:42 | TVのこと
 BSプレミアムの文豪ファミリア 家族は見た!「夫・山本周五郎~へそ曲がり先生行状記~」を観た。
その前の週は藤沢周平だった。

直木賞を辞退した唯一の作家らしい。

 時代作家で著名なのは武家ものが多い池波正太郎、人情ものばかり?の藤沢周平、そして、そのどちらも描く山本周五郎。
それぞれに特長があって好きだ。

番組の中で取り上げられた作品が、晩年心血を注いだ「ながい坂」だ。
私は、それをそう遠くない過去に読んで感銘を受けた記憶がある。
ならば、その読後感をここにアップしてる筈。
調べてみた。

すると、わずかにtwitterのまとめ投稿が残っているばかりで、山本周五郎の作品について書き残しているのは、大炊介始末だけだった。



 やはり、読んだら、その感想文は残しておくべきだな。


 あ、そうそう、今夜からBSプレミアムで、その山本周五郎原作の新赤ひげが始まるらしい。
そっか、意図的に露払い番組を作ったんだね、エヌエチケーさん・・・



ながい坂 (上巻) (新潮文庫)
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ひよっこ

2017-09-16 16:14:09 | TVのこと
 昨日のミサイル騒ぎで流れた放送はどう処理するのだろう?
と思っていたら、なんと、今朝二話分を続けて流した。
なるほどね。

実は、最近こう思っていた。
「向島電機の所長なんかはもう出番が無いのかな?」
「もう違うラインになったから、ドラマ的には蛇足になるんだろうけど、そういうところもカバーすることでリアリティが出るんじゃないかな」


 流れた昨日の放送分の最後のシーン。
顔は見えない。
誰かビックリするような人がやってきた。
そんなニュアンスを残して終わる。
「誰?」
興味津々。

本来なら24時間待たねばならないところ、それはすぐにやってきた。
なんと、そこに立っていたのは、かつての上司、向島電機の所長。




会社が倒産した後、自分でちっちゃな会社を立ち上げ、その日はその業務で「すずふり亭」にやって来たのだった。


 おお!
思ってたことが現実になった。

ここらあたりの細かな設定がこのドラマの脚本の素晴らしいところでもある。
毎朝、ほんわか幸せ気分にしてくれるドラマ。
これこそが朝の連続ドラマのお手本じゃないだろうか!?


 それも後半月。
どうにも、「ひよっこロス」の予感・・・
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ローカル線らーめん探訪! 2015

2017-05-07 13:15:05 | TVのこと
 「旅チャンネル」の「ローカル線らーめん探訪! 2015」という番組が好きだ。

 特にその第4回「万葉線」が良い。
富山県を走る路面電車。
(郊外に出れば、普通の線路になる)
雛にも希な可愛らしい電車。
沿線の風景も良い。

 そこに登場する2軒のラーメン店。


「誠や」はラーメン愛を感じる。

「ひさみなと」では、湯煎の湯に色がついていた。
番組ではそれについて触れなかったが、あれはもしや出汁なのでは?
出汁で湯煎すれば、麺に下味がついていいんじゃなかろうか?
ホレ、スパゲティを若干煮込む技に似てる。
しかし、そいつが煮詰まると、味が壊れるような?
是非、そこんとこ、説明して欲しかったな。


 あ~~~ラー麺食いたなった・・・
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吉祥寺だけが住みたい街ですか

2017-04-27 10:40:05 | TVのこと
 偶然録画されてたこの番組
テレ東らしくて、すっとぼけた感じがオモシロイ。


偶然の説明要る?
割愛しようとも思ったんだけど、簡単に書いとくか。

最近注目しているBSジャパンのWBSを帯で録画予約する。
ただ、この番組の放送時刻がテレ東で放送した1時間後の午前零時から。
こいつが厄介。
それは、月曜の本放送が火曜の午前零時に流れるから。
TVの録画予約の帯設定は、毎日、月~金、月~土の3パターンしかない。
するってえと、火~土の帯番組は対象外となる。
なので、月~土で設定してたのだが・・・
その月曜の録画分にあったのがこの番組だったというハナシ。
ややこしい・・・


 さて本題。

やっぱ、この二人の雑な感じがいい。
重田不動産を営む双子姉妹、富子(大島美幸)と都子(安藤なつ)。




オシャレな街、吉祥寺。
「どうせ住むならここ」と思ってやってくる客にいつもの決めぜりふ。

「じゃ、吉祥寺やめよっか」

そして、その客の個性に沿った別の街を紹介する。

そんな骨格なんだけど、毎回ゲストが変わって、街も変わる。
その人間模様と街の風情が絡まり合って、つい見入ってしまう。
好きな番組だ。


 思えば、私もご多分に漏れずのクチだったが、その家賃の高さに、端から諦めていた。
で、せめてその近くか、もしくはその次にオシャレな街という観点から、下北沢や西荻窪の不動産屋を色々当たってみたことがある。
しかし、やっぱ貧乏学生には、それでも高かった。
結局、幡ヶ谷という街の住人になったのだった。
20歳の頃だから、40年前のハナシだけど。



 あ、最後に、「安藤なつ」って、「あんドーナッツ」の洒落だよねえ。
これ、いつかのドラマ内で、その登場人物名がそうだったよなあ。

ウラを取るよ。
「あんどうなつ」と「かんちや」で検索する。
しかし、よく思い出したなあ「かんちや」っていう女優名。


 ホレあった。
なんと、それは、文字通りあんどーなつっていうドラマだった・・・


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テレビ東京系ドラマ24「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」

2017-04-17 16:06:31 | TVのこと

 これも今、BSジャパンで録画して観ている。
本家「テレ東」では既に放送が終わっているこのドラマ、当地ではその系列局が無いから観られない。
というか、その存在すらも知らなかった。
(以前の「モテキ」なんかも同じ立ち位置。後に聞こえてきて、DVDを借りて観たものだ。)
そいつを、BSジャパンの番組表をじっくり眺めていて発見したという訳。


 今では一線級の脇役たち6人が実名(俳優名)で演じ、最後にドキュメンタリー調にトークを展開する仕立てになっていて、実にシュール。
まあしかし、よくもこんな面白いことを思いつくものだ。




これぞ「テレ東」の持ち味。
なんなんだろう、この静かな勢いは。
いいものやってりゃあ、いずれ認められる、そんな感じ。

そういう意味では、「水曜どうでしょう」を思い起こす。
あの番組こそ、北海道ローカルからじわじわと全国に浸透していって、大泉洋や安田顕を輩出したという、レアケースだ。
今や大泉洋は言わずもがなだけれど、安田顕なんかオンちゃんとかいうキャラクターで準レギュラー程度だったものが、いまや売れっ子俳優だ。


 ハナシを戻そう。
53歳から65歳の6人。

「俺たち中年だよなあ、そうだろ?」
劇中の、一番年長の大杉漣の科白。
わかる、わかるなぁ。
客観的に見れば、還暦を過ぎりゃあ、もう老人と呼ばれても仕方ない。
でも、自ら自分を老人とカテゴライズしたくない。
それまでは嫌だった中年でもいいからとどまっていたい。
わかるなあ。


また、みんなが役所広司のことを「役所さん」と呼ぶ。
それは、主役級だから?
それとも年齢?
そんなにいってはないだろう。
調べてみた。
すると彼は現在61歳。
私と生年が同じ。
(彼は1月で早生まれなので、学年的には一つ上だけど)

6人とほぼ同じ年齢層だ。
ということは、やっぱ、主役級だからということだろうか。
それは、バイプレイヤーズを表現するいい手管なのかも知れない。



 笑えたのは、このくだり。
「オレだって主役くらいやったわ」という面々。
すると口々に「どうせテレ東だろ」って。

この自虐的な笑い。
いいですねえ、テレ東さん。

「せいぜいテレ朝だろ、キー局とか、NHKのだよ」
「テレ東だってキー局だろ」

そこで、トモロヲが言う。
「オレ、NHKでやったよ」

すると、みんなが、
「どうせBSだろ」と。

ここで、トモロヲが「オレもう抜ける!」と言い出す。

このやりとりがニヤニヤしてしまうほど面白かった。

(確かにトモロヲは、BSプレミアムで「植物男子ベランダー」という一風変わった番組の主役だった)



   


 BSジャパンでは、3話が終わったばかり。
テレビ好きのビミョーなところをゼツミョーについてくるこの脚本、いいですねえ。




 ア~~~ンド、エンドロール(ちょっと違う?)というか、毎回ラストシーンに流れるこの歌、サイコーです。

竹原ピストル、ようやく彼も日の目を見そうな位置まで来たか!?



 実力があって、いいものを発信してれば、いずれスポットライトは当たる。
勿論例外だってあるだろうけど、今はそんな気分だなぁ・・・




竹原ピストル / Forever Young(テレビ東京系ドラマ24「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」エンディングテーマ)




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ひよっこ

2017-04-16 11:16:24 | TVのこと
 NHKの朝の連続ドラマって、大体が、主人公の幼少期は田舎が舞台で、成人するとそれが都会に転じるようになっている。
そして、まあ例外なく、幼少期の展開は退屈だ。
(勿論、これは個人的な感想なので、そうでない人もおられるだろうけど)


 それが、この春始まったこの「ひよっこ」は例外的に端から面白い。
田舎の田園風景の描き方が上手いのか、それを眺めるだけでも癒やされる。
そして、そこに暮らす家族がとてもいい。




時代は東京オリンピックに向かう昭和の隆盛期。
その頃私は小学2年生だったから、劇中の末弟くらいか?


 しかし、じいちゃん役の古谷一行さんは男前過ぎないか?
また、母ちゃん役の木村佳乃さんは上品過ぎないか?
あんな農家ってそうそうないやろ。

まあ、それはよしとして。


 やっぱ、ヒロイン役の有村架純ちゃんがいい。
何作か前の「あまちゃん」では一世代前の懐かしいアイドル風で存在感を放ってた。
それが今度は主人公だ。

どこかで目にしたインタビューでは、「私っていもねえちゃんでしょう」と吐露している。
確かにいもねえちゃん風にうまいこと化けている。

それと、叔父役の峯田和伸くん、いいっすねえ。
「奇跡の人」でその存在を知ったんだけど、独特の雰囲気がある。



「いばらぎではありません。いばらきです!」
母ちゃんは警官に向かって毅然と言い放つ。

出来ることなら、北茨城で農業だけをして暮らしていきたい、でも、出稼ぎしなければ食っていけない。
その辺りも、時代を反映している。


 茨城といえば、大学時代の友人がそこの出身だった。
三浪して入ってきたので、同級生なんだけど三つ年上。
そんな彼を我々は「とっつぁん」と呼んでいた。

そのとっつぁんの訛りがひどい。
東北出身者よりイントネーションが田舎っぽい。

ある時、彼が銭湯の脱衣所で服を脱いでたときに、近くで子供が転んだらしい。
その直後にやってきた親が、彼を疑いの目で見る。
でもその時彼は何にも言えなかったとか。

「どういえばいいかわかんなかったんだあ、自分ですっころんだんだあ、でええかどうかわからんかった」
と言って笑ってた。

彼は後にぺんてる社に入って、アメリカ在住だとかの年賀状をもらったことがある。
英語には茨城訛りはないのだろう。



 おっと、また横道に。

いずれ、その家族の家計を助けるために集団就職するのであろうヒロイン。
その先はおそらく、佐々木蔵之介くんがコックをする洋食屋なんじゃなかろうか?


 だって、既にもうその伏線が。
(サイトで確認すると、向島電機の人々がいるから、多分そっちだね、早合点でした)

いずれにしても、「あまちゃん」以来の期待ドラマがやってきた。



 そっか、「あまちゃん」のばあちゃん役だった宮本信子さんは、これにも洋食屋の女主人として出ている。
俳優さんはたくさんいるのに、こうして重なるということは、やはりその人でなければ、というものがあるんだろう。




 なにはともあれ、これから半年ほど愉しませてもらえそうだ・・・

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やすらぎの郷

2017-04-15 13:13:38 | TVのこと
 昼の帯ドラマを録画してまで愉しみに観るなんて、未だかつてなかったことだ。
でも、大好きな脚本家、倉本聰さんの手掛けたものなら観る価値はあるだろうと。

それは、やはり正解だった。
もしかすると、これは彼がこれまで培ってきたものの集大成?
それがやすらぎの郷だ。

 彼は、脚本家役の石坂浩二さんを通して持論を展開する。

「煙草のお陰で仕事が出来てきた。それを今更他人様にあれこれ言われたくない」
細かい言い回しは覚えてないが、こんな科白を吐かせる。

喫煙シーンそのものを忌み嫌う昨今、それは、痛快ですらある。
「何もかもがヤワになった日本を憂う」そんな思いが滲み出る。

 昨日の八千草薫さんには驚いた。
若いころはチャーミングで、最近は可愛い御婆ちゃんを演じてきた彼女の別の面がクッキリと表現されている。

その威厳のある美しさ。
たまげた。


 何はともあれ、始まったばかりのこのドラマ。
これからもっともっと驚かせてくれるんじゃないだろうか。


 そんな気がしている・・・



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WBS

2017-04-12 16:53:29 | TVのこと
 それは多分ワールド・ビジネス・サテライトの略。
野球の世界大会ではありませぬ。
私は、このニュース番組を毎夜録画しては、時間のある時に観ている。

何となく、他のニュース番組とは一線を画す内容であるような気がするから。





 そも、これは「テレビ東京」の番組。
それは、昔日私が東京で暮らしてた(40年ほど前)頃は、確か「東京12チャンネル」という局名だった。
なんだかそれだけが東京ローカルのような雰囲気があった。
(現在の東京ローカルは「TOKYO MX」とかいうのがあるようだが)



 この10年くらいか?
見応えのある番組が「テレ東」に多い気がしていた。
段々とそれが確信に変わってくるのだけれど、悲しいかな、愛媛にはその系列局がない。
なので、系列違いのローカル局が番組自体を買い取って流している。
例えば「ガイヤの夜明け」「カンブリア宮殿」等々。

そんな具合だから、本来なら、このWBSも観られないところ・・・


が、有り難いことにBS放送という受け皿があって、その7チャンネルがBSジャパンというテレ東のBSチャンネル。
そこで、地上波からちょうど1時間遅れの深夜12時から毎夜、帯で放送されている。
これが助かる。



 実は、このBS放送についても面白い現象がいっぱいあるんだけど、それはまた後日・・・





お願い

最近割と真面目にフェイスブック「酒の宝島」ページに投稿しております。
そこで「イイネ」をしてもらえると、それに気づいてくれる人が増えるらしいのです。
やっぱ、どうせ書くなら、より多くの人の目にとまりたい。
これ、人情ですわな。
気紛れでいいですから、「イイネ」してみませんか



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ご当地ラーメン探訪

2017-02-20 13:17:51 | TVのこと
 なんとなく録画したBS-TBSのご当地ラーメン探訪という番組の再放送を観た。
佐藤二朗くんのナレーションがグー。
その内容も、上っ面だけをなぞった地デジのバラエティなんかより見応えがあっていい。





 以前は、BS放送といえば、NHK以外はテレビショッピングばかりが流れてるんだろうくらいにしか考えてなかった。
しかし、じっくり探してみると、オモシロイものがかなりある。

それは多分、地デジに比べて、少しマニアックだったりユルイ感じでもいいという(勝手にそう決めつけているが)作り手の遣り甲斐の差なんじゃないだろうか?

 また、放送予定が「不定期」なんつうのもBSの特徴だったりする。
だから、時々は番組表を追ってみる必要がある。


 もしかしたら、いずれ放送大学なんかを観始めるんじゃなかろうか、ワタクシメ・・・
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人間椅子

2017-01-06 15:18:36 | TVのこと
 昨年の暮れに録画しておいた、江戸川乱歩原作「人間椅子」を観た。
倒錯した性の快楽とおどろおどろしい空気感を持った、乱歩の独特の世界。

私がその世界を最初に垣間見たのは、確か小学生の頃のテレビドラマ「屋根裏の散歩者」だったように思う。
その頃は、ただ気味が悪いだけだったが、この歳になると、なんとなく解る気がする。
何より、そこに漂う昭和初期の雰囲気に何やら懐かしさを覚える。

 この作品も以前読んだように思うが、映像としては初めてかもしれない。
まず、主演の満島ひかり嬢がいい。
彼女の存在を知ったのは、数年前のテレビドラマ「モテキ」においてだったが、その頃は大して印象に残らなかった。
それが最近、「トットてれび」といい、随分と存在感が増してきた。
今回は、そのテーマに沿ってだろうが、シースルーのドレスの奥の下着まで透けて見えるようなアングルにもトライしている。








 また、「ほぼ原作に沿った内容」との触れ込み通り、ナレーションがいい。
それと、挿入曲が、ナツメロというにはまだ新しい80年代か90年代の歌謡曲なのも、なんだか妙に面白い。

 最近のNHKって凄い、特にBSプレミアムが。
いや、昔からそうであって、漸く私がそれに気付いたということなのだろうけど。


 そういう意味では、どんどん陳腐化する民放はどうしたものだろう。
「観るものがない」と言ってもいいくらいだ。

 それはやはり資金力に繋がる視聴率に踊らされる宿命故の末路か?


 はたまた、単に私が歳を取っただけのことなのか?
その両方なのだろう、多分・・
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夏目漱石の妻

2016-10-02 11:39:26 | TVのこと

 昨晩、録画予約してあったドラマ「夏目漱石の妻」の第二話を観た。

主役の尾野真千子は、想像通りの出来で別段驚きもしないが、漱石役の長谷川博己が凄い。
元々、線の細いナイーブな役所が多かった彼が、ナイーブを通り越した奇人の様を見事に演じている。



漱石が神経症だったという事実は、ザックリとは知っていたが、あそこまでとは。
これまでどうも食指が伸びなかった「夢十夜」は、その片鱗が漂ってたからだろうか?



 私にとって漱石のイメージを彷彿とさせるのは、断然、 谷口 ジローの『坊っちゃん』の時代。
谷口 ジローは、独特なタッチでハードボイルドな劇画を描く漫画家。
最近では「孤独のグルメ」の描き手としての方が有名かも。



【zoom up】




その彼が描く漱石が秀逸。
そこでは、つい食い過ぎる卑しいところなんかも表現されており、親しみのもてる漱石が描かれている。
そして、明治という時代の馥郁たる香りが漂う。

 おっと、ハナシをドラマに戻そう。
貴族院書記官長等の要職を務めた義父が晩年没落し、55歳でこの世を去ったというシーンは、このドラマに奥行きを持たせていると思う。
そんな八方塞がりの中、それでも、神経症をダマシダマシ、「我が輩は猫である」に辿り着いた漱石一家の今後の行方が愉しみだ。・・・



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「渋谷にUFO出現!」と「うちのホンカン」

2016-05-13 10:10:11 | TVのこと
2016/5/11 渋谷にUFO出現!!!! UFO ufo appearance in Japan tokyo shibuya




 今朝のFBチェックでこんな動画に遭遇。
上手いこと作られているけど、これが事実なら2日も経過する間に物凄い噂になっているハズ。

勿論、別の人達が撮った動画がわんさか溢れているだろうし、なんならTVのニュースにだってなるだろう。
今は道行くほとんどの人が動画や写真を撮る道具を持っている。
昔ならいざ知らず、それが一つだけなんてことは有り得ない。
なのでガセだろうと思う。


 たまたま昨晩観た「うちのホンカン」の第一話がUFOの話題だった。
倉本聰は「北の国から」の中でもUFOをモチーフにしている回がある。
見たことがあるのかも知れない。
それとも、時代の風物として取り上げているのか?
はたまた茶化しているのか。

そういえば、彼はよく劇中にその頃流行(はや)っている歌をTV放送としてだったり、店に流れるBGMのような形でインサートしており、それが30年も経つと、妙に懐かしくその時代を思い起こさせる働きをする。
その手法は、多分意識してのことなのだろうと思う。


 しかしこのドラマ、その存在自体を知らなかった。
「前略おふくろ様」がリリースされる前年からシリーズ化されているようだ。

 全6話。
暫く愉しめそうだ・・・



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奇跡の人

2016-05-02 11:26:28 | TVのこと
 BSプレミアムで「奇跡の人」を観た。
ヘレン・ケラーの話ではない。

けど、ヘレン・ケラーのような三重苦の女児を抱えたシングルマザーと、彼女に恋するダメ男の話だ。

 この三重苦を演じる子役の子が凄い。
昔(4~50年前)の子役は棒読みの子ばかりだった。
また、それで当たり前だと思っていた。
それが最近の子はどうしてあんなに演技が上手いんだろう。


 で、このダメ男を演じる俳優さんがまたいい味だ。
初めて見る顔なんだけど、彼は今後活躍するだろう。







 で、やっぱ私は、麻生久美子がタイプなんだなぁ。






 再認識したさ・・・








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あにきからユーリカ

2016-02-13 13:51:06 | TVのこと


 プライムビデオであにきを見終わった。
これ、コメディのアトモスフィアを漂わせながら、実は骨太な内容だと思う。

というのは、人の心の機微と言ってしまえばそれまでだが、「後は自分で咀嚼せい」と倉本聰が言ってるように思えるから。
終わり方のあっけなさも確信犯としか思えない。

そういう意味では、あの時代においても大人のドラマだったのではなかろうか?


 あの時代とは、70年代だ。
このドラマは1977年に放送されたものだが、思えば、「幸せの黄色いハンカチ」も同じ年ではなかったか。
どちらも倍賞智恵子が競演している。

そんなとこからも彼らが一時親密な関係だったという噂はホントだったのかも知れない。


 何が一番面白かったって、1977年といやあ、私が21歳で大学3年の頃、もう40年近く前のドラマだ。
出演者の大半が既に鬼籍に入っている。

新国劇の大黒柱、島田正吾の兄貴役に出てきたのが岡田英二?
年格好が合うか?
そう思いながらよく見れば、そいつは佐野周二だった。

そう、関口宏の父親だ。
今は孫の関口知宏がBSプレミアムの旅番組なんぞで活躍している。
また、その関口知宏の母親、つまり関口宏の奥さんはあの「アカシアの雨」の西田佐知子。

こんなことを思い出しながら眺めるのがなかなか興味深い。


 また、鳶の世界では、親方をその住居のある地名で呼び合う。
黒門町のとか、稲荷町のとかいった具合。

それは、落語の師匠の呼び方も同じ。
私の好きな三代目志ん朝は矢来町と呼ばれたらしい。


私の中で矢来町と言えば、新潮社だ。
大学4年の頃にやったバイトが広告代理店のメッセンジャーで、都内の出版社、新聞社の類(たぐい)は軒並み回った。
その中の一つが新潮社で、その玄関ホールから広告部までの廊下の風情が今でも脳内に浮かぶ。






ネットで拾ったこの写真と記憶に残っている景色が同じだということは、多分社屋は当時のままなんだと思う。

また思いっきり本題から逸れたが、そんな思いも引き出してくれる面白いドラマだった。




 さて、じゃあ次は何を観ようかと探して行き当たったのがユーリカというアメリカのTVドラマ。
これもかなり面白そうな予感。

おまけに、完結するシリーズ5まで揃ってる。
全部で77話。
これで暫く、食事時はこいつとつきあうことになる。


 またHuluのアカウントホールド期間が長引きそうだ・・・









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安田 顕

2015-10-23 09:55:57 | TVのこと




 半沢直樹シリーズで有名な池井戸潤の作品の中で私が一等面白いと感じたのは「空飛ぶタイヤ」。
そして、その次に読み応えのあったのが「下町ロケット」だ。

 それは共に、銀行が中心の物語ではなく中小企業にまつわる一周辺企業としての位置づけとなっている。
顧客サイドから見た銀行の描写が的確で秀逸。




 それはさておき、けふ書こうと思っているのはその「下町ロケット」について。

原作を読んだ後、wowwowのドラマでそれを観た。
それは、なかなかよく出来てると思った。



 そして最近、TBSでもそのドラマが始まった。
「一度観たものだし、もういいか」と思っていたところ、昨晩、GYAOと提携しているTBSオンデマンドにあったので、その第一話をつい観てしまった。



 その中に登場する俳優さんのハナシ。


この安田 顕という俳優さん、「問題のあるレストラン」というドラマではおねえ役を演じていて、それが妙に上手だった。








「どっかで見たことあるなあ」という顔なんだけど、それが思い出せない。
というのも、おねえの化粧の下の顔がハッキリと浮かび上がってこないから。

でも、「どっかで見た顔」だと思ってた。




 それが今回調べてみてようやく判明。

そうだよ「水曜どうでしょう」で時々見かけてたんだ。
鈴井貴之や大泉洋と同じ北海道のタレントさんだ。




 で、この人の「下町ロケット」での演技がとても良い。
「こんな役所もこなすんだ」と感心。

彼の今後に目が離せない。







 そして、もう一人、感心させられたのが立川談春。






彼は以前、やはり池井戸潤原作の「ルーズヴェルト・ゲーム」に敵役として出ていて、その時は「目力有りすぎの怪優」として私の目には映った。

それが今回、そのアクが適度に抜けて、それが存在感に昇華している。







 ここで思った事。


「ドラマや映画は、ストーリーもさることながら、そこに出演する俳優さんたちを眺める醍醐味もあるな」と。






 そんな訳で、このドラマも毎週録画予約のリストに加えることにしたとさ・・・








ベスト オブ 安田顕 ~セレクション1999~





【爆笑NG集】がんばった大賞より真木よう子、東出昌大、二階堂ふみ、松岡茉優、安田顕、YOU NGシーン【問題のあるレストラン】




















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目次

イチオシ  酒の宝船(宅配専門)価格表  読み返したい記事

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