宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

呑み友達

2005年04月24日 17時19分28秒 | 徒然
久しぶりに呑み友達からお誘いがかかった。

商工会議所青年部の頃に知り合った地元の友人である。

所謂異業種交流で、この日はケーブルTVや掃除道具レン
タル業代理店、医療関連会社、運送会社等の社長達が
集まった。

かれこれ10年くらい前に一緒に博多へ呑みに行って
以来、ずっと親しくつきあっている。

普段は同業者とのつきあいばかりなので、こうした
利害関係のないつきあいは無条件に楽しい。

ビールの後、面々は焼酎をボトルでオーダー。
小生は例によって燗酒をもらって、回りも引き込む。

やや酸味の勝った昔の酒の味がする。
やはり旬の鰆をビールや焼酎の水割りでは勿体ない。
酒と出会ってこそ、その味が生きる・・・
と思っている。

それに満足したので次は
「冷たいお酒をください。」と、
「冷酒ですね。」
「ハイ。」

素直に頷いたが、実はこの「冷酒」という響きは
あまり好きではない。
生酒も大吟醸も十把一絡げにしてしまう乱暴さが
潜んでいるように思う。

それで思い出したが、「熱燗」という言葉の一人歩きも
気になっている。
「燗酒をください。」と言うと、「は?」
「いや、燗をつけたお酒。」
「ああ、熱燗ですね。」とくる。

「違う、熱燗やのうて、ぬる燗が欲しいんや。」
という大人げないことを言うのは最近控えるようになった(笑)

話を元に戻す。
それで出てきた酒が、「酔鯨 純米吟醸 生酒」

これをまた回りにすすめる。
結局中の一人が自分で注いで飲みだした(笑)

そしてこうひとりごちる。
「やっぱり酒がええのう。」

それを聞いた小生、
「ほれみい。おせげえに(大人ぶって)焼酎なんぞ
 のんみょったらあかんやろが。」

でも、実は彼、痛風なので控えているのだ。
それを引きずり込むのは悪魔のなせる技か。
だからせめてもの罪滅ぼしに銀河のヴァイツェンを奨めている。

次はこの中の一人がつい最近買った新造船のお披露目
をかねて、無人島に渡って酒盛りをしようという計画が
ぶちあげられた。

この後、2軒のスナックで歌いまくって別れた。
ちゃんと日付が変わる前に切り上げるところは、お互い
に分別がついてきたというところか。

いや、ただ単に歳をとっただけ(笑)

長くつきあっていきたい「呑み友達」ではある。





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2 コメント

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姫さまいらっしゃい (チュー)
2005-04-25 08:55:08
それは単に白身魚しか食べられないという

お姫様の舌のせいではないだろうか(笑)



私はぜ~んぶ好きですが、あじ、サバ、

さんま等青魚の刺身やたたきが大の好物。



「無人島酒盛り計画」やりますよ。

といっても完全におよばれ組ですが。



お祝いにシャンパンを提げていこうかと

計画しております。



いずれまたここで報告しますね。
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計画は実現? ()
2005-04-24 22:48:37
「無人島酒盛り計画」実現するかな?

なんだか、お刺身が食べたくなってきましたよ…この画像見たら。

お刺身は食べられなかったのですが、最近はイカ、タイ、ホタテなどは食べられるようになりました。特にイカは好き。あっ、ふぐは昔っから食べられます。(高価でなかなかいただけませんが。)

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