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朝のひととき
普段、自宅で過ごすと気づかないことが、公衆浴場に行くと再認識することがある。
それは、自分の裸体である。
腹が出っ張って、足が細いといったオヤジ体型にこそ、かろうじて達してないが、明らかに胸の筋肉が弛緩している。
その張りがなくなって、だらしなく垂れ下がりつつある様を目の当たりにすると、我ながら情けない。
50歳寸前なのだから、ある程度は仕方ないのかも知れない。
でも、少し真面目に筋トレをすると、筋肉がつくことは、過去の体験で知っているから、決して諦めてしまうレベルでないことも承知している。
それが継続しないだけのことだ。
そして、このちょっとした「自己への憤慨」と、抵抗力の有無によって、個人の差が開くんだということも理解出来る。
まだしたり顔で老け込む歳でもなかろう。
少なくとも自身ではそう思っている。
そんな訳で、最近また筋トレの真似事をやっている。
ステッパーは往復千歩。
最初はそれを目安にしていたら、大体17~8分かかることが判明。
ならばと、今はそれを20分にした。
すると、1200歩余りになる。
腕立て伏せ50回。
腹筋台50回。
これを朝のルーティンワークとする。
やらないよりはマシだろう程度の量だが(笑)
それと、日常心がけているのは、姿勢を正すこと。
元来私は猫背である。
多分、これは父親の遺伝なのだろうが、ある日、友人に腰を真っ直ぐに伸ばす癖をつけると、腹周りの贅肉が付きにくい体になると聞いて、意識してみると、確かにわたしは骨盤から背骨にかけての部分に力を入れない姿勢だった。
ああ、これが正しい姿勢なんだと、初めて気づいたような気がしたのである。
そうすると、それまでの日頃の私の姿勢は、だらしなく腰の曲がった形をしてたんだなと思い当たる。
今も、ちょっと油断するとそうなっていることにはっとすることがある。
でも、随分改善されたと思う。
腰に力を入れることで、背骨全体が真っ直ぐ伸びる感じがする。
持病の腰痛は、もしかすると、この姿勢の悪さが原因だったかも知れない。
事ほど左様に「気づき」とは恐ろしい。
時は万人に平等に容赦なく過ぎていく。
従って、どうあがいても、いつまでも若くはない。
ただ、胆力のある矍鑠とした年寄りに成れればとは思っている・・・
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