宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

微笑む人

2020年03月02日 13時17分56秒 | TVのこと
 昨日から今日にかけての夜中、録画してあった微笑む人を観た。






主演の松坂桃李は、イマドキの男前なだけの役者だと思ってきたが、その怪演ぶりに驚いた。
特に、部下の失態に「次は死ぬよ」とボソっと応える表情、その目の怪しい光。
こんなに上手な役者なんだと感心した。


 そして、物語は、

「真相は?」
この一点の思いに突き動かされ、惹きつけられる。
夜中なのに睡魔が逃げて行く。
凄い原作だと感じた。

原作者は貫井 徳郎 。
私はつい出久根達郎と混同しそうになるが、作風は真逆と言って差支えないだろう。

そのデビュー作が、この「慟哭」だ。
一部のファンが絶賛するミステリー小説で、私は図書館のカートに仕舞い込んでおける20冊の中の1冊として上げてある。
あ、カートというのはネット上のこと。


 ただ、このドラマを観て、読んだものかどうか迷い始めている。
何故なら、その結末があまりに厭世的でシビア過ぎるから。
プロットとして面白くても、残る感情が荒むものを敢えて読んだものかどうか。

暫くはペンディングだな・・・





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