私淑する中村天風翁の言葉を中村天風財団のメルマガより引用連載します。
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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2021/12/19 肉体は生きるための道具
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肉体を本位とした人生を生きると、
命の生きる力が衰えてくる。
だから、まず何をおいても、
第一に肉体を自己と思うような間違いを
厳格に訂正しなきゃいけませんよ。
おなかが痛いときにだね、
第三者の人のおなかが痛いのと
同じような気分になってごらん。
「私が痛いんじゃない。
私が生きるために必要な道具のおなかが痛い」
と思えばいいんだよ。
客観的に考える余裕を
もたなきゃいけないのよ。
肉体は自分が生きるための道具だと
思いなさい。
中村天風
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▼「自分の命の道具が損じている」と思う
考え方
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(以下、『心を磨く』第1章より引用抜粋)
自分の命の道具が損じていると思う考え方は
客観的になるんですよ。
自分が病んでいる、
自分が苦しんでいるというのは
主観的なんですよ。
それを、考え方をひょいと変えてからに、
自分の生きる道具として与えられた
肉体が損じていると思って、
客観的になるんですよ。
つまり、隣のおばさんのお腹が痛い、
こっちのじいさまが心配している、
という考え方と同じ考え方になるんだよ。
客観的になると、
ただ、その考え方がチェンジされただけで、
もう、ぐーっと生命の中に生ずる、
道具の中に生ずるところの、
それを完全な状態にしていこうという力が
働き出す。
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