宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

「食べる」ということ

2020年04月11日 14時09分21秒 | 本のこと



食べないほうが、病気にならない
食べないほうが、心も体も元気になる
8年間、不食を実践する弁護士による、
こだわらない、悩まない、争わないための人生のヒント




 過日、図書館で借りたこの本や、その他「不食」関連の本をいくつか読んで、我が意を得たりの心境に。
元々私は、「腹が減ったら、その時食えばいい」という考え方だったので、もう20年ほど?朝食抜きで過ごしてきた。
無理してそうしてきたのではなく、食欲が湧かないから自然に口にしないだけ。
それを吐露すると、お節介で訳知り顔の人が「三食満遍なく食べないと身体に悪い」とノタマウ。
それは誰が決めた?
昔、うさぎ跳びをして、水は飲むな、レモンの輪切りを食え・・・とか言われたけど、今それ、全部間違いじゃん。
いや、間違いが、このまた先で一回回って正解になる可能性が無くも無いが、要するに、何が正解か、なんて、誰にも分ってない。
ならば、「自分の生きたいように生きる、ほっといてくれ」
というのが、私の偽らざる心境。

 そんなところにこの本が、心に染み入ってきた。
ただ、鵜呑みにしている訳じゃない。
だって、「食わなくても生きていける」と言われても、じゃあ、ビアフラの子や、大東亜戦争時の日本軍はなんで餓死したんだ?となる。
ただ、そのエッセンスは大いに感銘を受けたので、「取り敢えず夕食だけにしてみよか」と決めて1年くらい経ったか?
結果として、快適なんである。
「いや、基礎体力が落ちてるから早死にするよ」
という意見もあろう。
かまへんライダー。
早死にオッケー。

大体が終活だとか、断捨離だとか、そういう流行の言葉や考え方が大嫌い。
死ぬ準備なんぞする気はサラサラない。
死ぬまで普通に生きて、或る日コロっと逝きたい。
死んで残ったものが邪魔なら、業者さんでも雇って、ブルドーザーかなんかで一気に片付けてくれて結構。






 また、横道世之介でしたな。
そんなこんなで、ほぼ夕食一食主義で過ごしているが、そいつだって、向きに向いて守っている訳でもない。
「腹が減ったら食う」
それがいつだって構わない。
そんな感じ。

で、昨晩ですわ。
メニューは、キャベツと玉ねぎと豆腐の炒め物。
それに雑穀ご飯。
アルコールは偶数日につき抜き。

で、このおかずとご飯の相性が抜群だった。
結果として、いつもなら、タッパー1個のところ2個分食っちまった。
ここ、要説明かな?
たまに炊飯した時は、小ぶりなタッパーに詰めて冷蔵する。
すると、2週間くらいは優にもつ。
空気が入らないからなんじゃないかと思うんだけど、わざに冷凍までする必要はない。
で、問題は、このタッパーにどのくらいのご飯が詰められるか?ということなんだけど、多分一合弱?
そこんとこがよく分からない。
これまでの経験で言うと、三合炊いて、一食食った残りを詰めて、大体4個になる。
食った分を1個とすると、0.6合ということか。
まあ、そんなもんだ。

なので、昨晩は1.2合食っちまったということ。
これが、激しく後悔させた。
「でも、よく考えてみれば、キャベツ、玉ねぎ、豆腐だろ?」
「そないに無茶苦茶でもないよな」
などと、心の中で自己弁護はしてみるが、やはり後悔は消えない。

 そして、現在、胃がくぅくぅ鳴いている。
これが、実に、なんともかんともいやはや、快適なのだ。

やっぱ、飢餓感手前の、この心に染み入る空腹感、これがいいですな。
これらにまつわるこの本は、図書館にリクエストして取り寄せてもらった。
次の金曜日に浮島小学校にやってくる移動図書館で手渡される予定になっている。

 そうなんです、何が言いたいかというと、「この空腹感や飢餓感、そいつが霊性のファクターと隣り合わせなんじゃないか」と密かに考えていたところなので、まさに我が意を得たり由良之助のタイトルなのです。
ただ、私程度じゃあ、断食はまだハードルが高いかな。






 因みに今夜のメニューはお好み焼き。
もう半月以上、買い出しに出ていない。
この際、買い置きの食料を全部食っちまおうと考えている。
そうすると、もっと「食う」ことに真正面から向き合えるような気がして。

で、なんでお好み焼きか?
今、キャベツが安い。
なので、取り敢えず1個買っておいた。
で、いよいよそのキャベツを食おうと。

結構日持ちするんだ、これが。
でも、それも後四分の一玉になった。
あとはキノコが少し残ってるだけ。

 こうして、どんどん食材が乏しくなってゆく。
そして調味料も。
なので、段々不便になってきた。
そうすると、工夫が要る。

 また、それが楽しかったりする。
店番しながら、残り食材を書きだして、メニュー決め。
これが存外「生きとるのぉ、オレ」なんて心境にさせてくれるのである。

 いずれは、断食もしてみたい。
取り敢えずは一週間くらいから?

「危ないよ、素人が」
という声が聞こえる。

 ええやんか、生活にメリハリがあって・・・




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