けふは食と酒との相性、カッコつけて言えば、マリアージュについてのリポートである。
昨日のこと、ふと漬け物をアテに一杯やりたくなって最寄りのスーパーに出向いた。
しかしそこは小さな店舗ゆえ、品揃えが心許ない。
私が所望していたのは、噛めばキシキシと音がするような小ナスや、糠の香りが奥深いキューリなんぞだが、そこにはそうしたものがなく、あるのは白菜の浅漬けや沢庵、そしてらっきょうくらいなものだ。
だが、そのらっきょうが妙に気になって、買ってみた。
子供の頃は吐き気がするほど嫌いだったこの食べ物が、最近はなんとなく好ましく思い始めていた。
特に、酒のアテに合いそうな気がしていたのである。
さて、それに合わせる酒だ。
ピンときたのがこれ。
奈良の増田酒造さんの「大和の国 純米酒」
日酒販さんの案内で仕入れてみた。
動機は「価格」である。
(宝島価格で、純米酒の一升瓶が税込1280円)
一体どんな味がするのか?
流石に試飲させてくれとは言えなかった。
なので黙って1ケース仕入れてみたのである。
自店の商品は全て素晴らしいという論調は嘘くさい。
そこは正直であるべきだと思うので、素直に感じたことを書く。
冷や(常温)ではスッキリとした味わいの中に独特の酸味やくせというか、余韻を感じる。
可もなく不可もなしといったところだ。
燗をつけると、そのくせが浮き立ってくるようで、ややくどく感じる。
微妙に私の好みからははずれる。
これ、決してくさしているのではない。
正直に感じた、ある側面という訳だ。
で、ここからがけふの本題である。
らっきょうの甘みと酸味が、それに合うような気がしたのだ。
冷やで試してみた。
結果は大正解!
見事にマッチして、酒の美味いこと、美味いこと。
結局らっきょうは全部平らげてしまった。
酒は三合ほど・・・
先刻また買い足してきたので、今宵は燗をつけて試してみようと思う。
そのリポートはまた後日のココロだぁ~
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