私淑する中村天風翁の言葉を中村天風財団のメルマガより引用連載します。
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■中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2021/5/28 気を込めてやる
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明瞭な意識を持続するための
最も適当な訓練法は
「何事を行う際にも決して気なしに行わぬこと」
である。
毎日、時間と仕事とを特定して
「気を込めて物事を行う練習」をする。
たとえば手紙を書く間とか、
または読書する間だけは
絶対的に真剣になって行う。
あまり興味をもたぬこと、気乗りのせぬことや、
気の急くようなこと、大して値打ちのないこと、
または、慣れ切って熟練していることなどを
行う際は、特に気を打ち込んで行うように
心がけるのである。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は『研心抄』第3章です。
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▼重要な動作をする時には、クンバハカ体勢
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(以下、杉山彦一著『いのちをいきる』第9章より
引用抜粋)
ガスの栓を締めたのに、
締めたことが不安になり、
何度も締め直す人がいる。
鍵をかけたかと不安にかられ、
外出先からもどり確かめる人がいる。
自己不確実の人である。
気なしに動作をするから、
動作をしたという印象がうすい。
すぐ不安に覆われてしまうのである。
重要な動作をする時には、
クンバハカ体勢をとり、「やったぞ!」と、
動作の確認をするがよい。
そうすれば動作は確実に
脳に印象づけられるから、不安が起こらない。
もし不安が起こっても、
動作の確認の記憶で
不安を押し切ることができる。
私達は日頃から、気なしに動作をしないで、
自らの意思で意識を集中させて
動作をすることを習慣づけてゆかねばならない。
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