テニアンキャンプ中学校（テニアン今昔物語１６）

昔の話・・

玉砕で投降した民間人が収容されている「テニアンキャンプ」に、収容されている子供を対象とする小学校と中学校が開設されたそうです。
Emiiは、難関の選抜試験を通過して「テニアン中学」に入校したと言っています。


アメリカ人の中心先生はムック先生、日本人の中心先生は池田先生で、毎日授業が行われたそうです。

　　　　　　　　　　　　　

島内で生き残った学校の先生や、南洋興発専習学校関係の方も先生として授業を行っていたようです。
ムック先生は英語を教えていたそうです。
Emiiは、英語は敵国語だからといって、いい加減な勉強をしていたので、今になって悔しがっています。

今の話・・

　　　　　　　　　　　　

テニアンに行くと毎回何処に学校が建っていたのだろうと探すのですが、キャンプ内はタガンタガンのジャングルなので発見することが出来ません。
ただEmii達テニアン中学校の同級生十数人は、先生と奥様を沖縄にご招待して再会をしています。
この同窓会は、テレビのドキュメントとして全国にも放映されました。



Emiiは、ムック先生とクリスマスカードの交換をしていたのですが、ご高齢のため数年前にお亡くなりになりました。
改めてご冥福をお祈りいたします。