わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

ローガン/Logan

2017-07-13 | 映画・ドラマ・本
暑すぎもせず、湿気も低く、からっとした素晴らしいお天気の日曜日でした。公園に犬とハイキングに行きたい気もしましたが、今日で夏休みはお終い、明日から、また会社なので、今日はゆっくり、家でのんべんだらりと休息することに決めました。家、相変わらず、物が散乱して、落ち着いてる場合じゃないけどね!

 部屋の前がプールなので、子供たちの歓声が聞こえるリビングで、たいそう評判の良い、X-Menの代表的キャラクターのプロフェッサーXことチャールズとウルバリンことローガンの最期を描いた「ローガン」をネットで見ました。見終わっての一言は、
 泣かせよんなー!
 いい映画であることには全く異議なしですが、個人的には微妙な映画でした。理由は、「老いたスーパーヒーローの末路を見たなかった」から。ボケているとまでは言わずとも、すっかり弱って、自分の能力も制御できなくなっているチャールズ。アル中でヨタついてるローガン。アカデミー賞受賞者とシェークスピア役者さんだけに、演技が素晴らしくて、真に迫りすぎ。

 ヒュー・ジャックマンのローガンからは、暴力でしか自分を貫けなかったヒーロー故の悔恨と苦渋がにじみ出ている気がしました。そして、かつての迫力をすっかり消し去ったサー・パトリック。ピカルド船長や、全盛期のプロフェッサーX出みせた、静かな気迫に満ちた品のある姿が、よく知ってリ「パトリック・スチュワート」なので、老いの残酷さを見せつけられて、身につまされました。演技だと判っていても切ない。見たくなかったよ~(TT)

 ウルヴァリンの精子から人工授精され、更に強化を施された新世代ミュータント、ローラ役のダフネ・キーンは、お母さんがスペイン人なのだそうで、劇中でまくしたててるスペイン語は本物の迫力でしょうか?彼女は兎に角、目力が凄い!劇場でしつこく何度も見せられた、来週オープンの「Valerian and the City of a Thousand Planets」の人と同じかと思ったら、全然別人でした。ごめんなさい。こういう「目力」タイプが、最近のはやりなのかしらね?映画では、常に厳しい顔をしていましたが、プレミア時の写真では可愛い笑顔で、全く違うタイプの役でもみたいな、と、思いました。

 これからは、新世代のお話が語られていくのでしょうか?エデンにいた新世代ミュータントたちも個性豊かで楽しみでもありますが、今回は語られなかったマグニートーの行方など、まだまだ気になります。ほんま、商売うまいなー、マーベル!

見届けさせて頂きました