筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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「令和」の典拠 梅花の歌三十二首 万葉集/巻5-824

2024年12月11日 | 21.万葉の花

今日は、「令和」元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。


万葉集/巻5-824  作者/少監阿氏奥島(しょうけんあじのおきしま)

梅の花   散らまく惜しみ   我が園の
                 竹の林に    うぐひす鳴くも
【意味】梅の花の散り落ちるのを まるで惜しむかのように
  今この庭の竹の林に ウグイスが来て鳴いている

※「散らまく惜しみ」散ることが惜しいので。
※「我が園」ここでは宴会を催している旅人の邸宅の庭をさすのだろう。

写真は大宰府展示館模型「梅花の宴」を写したものです。


令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。

天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文

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