今日は、「令和」の元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。
万葉集/巻5-824 作者/少監阿氏奥島(しょうけんあじのおきしま)
梅の花 散らまく惜しみ 我が園の
竹の林に うぐひす鳴くも
【意味】梅の花の散り落ちるのを まるで惜しむかのように
今この庭の竹の林に ウグイスが来て鳴いている
※「散らまく惜しみ」散ることが惜しいので。
※「我が園」ここでは宴会を催している旅人の邸宅の庭をさすのだろう。
写真は大宰府展示館の模型「梅花の宴」を写したものです。
「令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)和(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。
天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文
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