ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

三波石渓谷の秋・・・

2013-11-03 11:49:32 | 日記

金讃神社に行った時、寄ってみた。

金讃神社は、埼玉県児玉郡にあり、直ぐ隣が群馬県鬼石町。鬼石町には、有名な冬桜の”桜山公園”があるが、一度来たことがあるので、もう開花時期を過ぎて、冬桜が咲いていることは知っていたが、”三波石渓谷”の方に行ってみた。

・・・下久保ダム このダムだ出来たことにより、ダム湖・神流湖が誕生した。下から見上げると流石に迫力あります。

また、このダムの建設により、一時的に、三波川は干上がり、無水川となって、渓谷の奇岩など川沿いに散在する、有名な三波石が黒ずんで、石と渓谷の風景を破壊したが、水量を調整いしながらの放流は、渓谷美と三波石を復活させた。

                    

                    

この緑がかった石は三波石と呼ばれ、いまや天然記念物に指定される。従って、現在は採掘が、規制で不可能と思われるが、かっては”庭石”として最高級の取り扱いがされていたらしい。下世話な想像だが、写真の上の石など、O千万円の価値がありそう・・・鬼石町は、町の名前も奇妙だが、庭石の石屋さんがいたるところにある。

・・・ 鬼石」の語源はアイヌ語の「オニウシ」(樹木の生い茂ったところ)に由来する説もあるが、不明である。

渓谷の秋・・紅葉が始まっています・・・

  

              *そうせきばし

             

*そうせきばし・・・漱石枕流・・流れに枕する理由は雑言を聴いた耳を洗うため、石に嗽ぐ理由は悪口を言った口を洗うため・・から拾って命名。河原に突き出たゴロゴロした岩を”歯”に見立てたのでしょうか・・・夏目漱石とは関係なさそうです

 三波石渓谷の紅葉は、始まったばかりのようです。秋の深まりとともに、紅葉の色を濃くして、エメラルドの川の色と対比して、コントラストの美は、目を楽しませれくれそうです。

三波石の三波の名は、どうやら渓谷美だけのものだけではなさそうです。どうも、日本構造線の外側に全国に変成岩帯として分布しており、固有名詞ではなく普通名詞になっているようです。地殻変動・・造山活動に連動して出来た地帯で、この地層から、多くの”化石”が発見されています。

*三波川変成岩帯は中央構造線のは外帯に接する変成岩帯である。日本最大の広域変成帯とされ、低温高圧型の変成岩が分布する。名称はここの場所名から取られた。利根川流域の御荷鉾山鉾山の北麓を源流とする三波川産出の結晶片岩を三波川結晶片岩と呼んだことに由来する。分布は関東山地から諏訪湖・上伊那を経て天竜川中流域、紀伊半島、四国から九州の佐賀関まで1000Kmに及ぶ。生成はジュラ期から白亜紀後期までとされることから、化石の含有が多いことでも有名。・・・

かつて、御荷鉾山系のスーパー林道に憧れて、林道ドライブを計画したことがあったが、いまだに果たしてない。ここは、林道の草分け的な存在だった。・・・四駆の流行始めの頃の話で、もう昔話・・・

そういえば、この近くから恐竜の骨が発見されて、「恐竜センター」もこの付近でした・・・

 

コメント
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