河津桜、いま二分咲き ・・・
春は名のみの 風の寒さや ・・
しかれども 河津の桜
見沼用水の岸辺に 二分に咲いて、・・
やがての春を 僅かに告げる
春近し の季節になった。
早春賦 作詞者:吉丸一昌、作曲者:中田章
春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず
氷解け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空
・・
情景は、安曇野あたりの早春。
この郷の中学校(現・高等学校)の校歌を作りに来た吉丸が、
安曇野の寒さ、そして春の暖かさを詠ったという。
吉丸一昌
大分県臼杵市出身。東京音楽学校(現在の東京芸術大学)教授。
文部省・尋常小学唱歌編纂委員会の作詞委員会委員長。
河津桜の特徴
一月下旬から二月にかけて開花する早咲き桜である。
花は桃色ないし淡紅色で、‘染井吉野’よりも桃色が濃い。
また花期が一ヶ月と長い。