もくれん と こぶし
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代春贈 白居易
山吐晴嵐水放光、辛夷花白柳梢黄。
但知莫作江西意、風景何曾異帝郷。
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春に代りて贈る 白居易
山は晴嵐を吐き水は光を放つ、辛夷花白く柳梢黄なり。
但知(ただ)江西の意を作(な)す莫(な)くんば、
風景何曾(なん)ぞ帝郷に異ならん。
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コブシ
白木蓮
この「白居易」の漢詩の「辛夷」は、じつは「白モクレン」のことのようです。
「辛夷」は、「シンイ」と読み、
「コブシ」と読み替えたのは、日本でも後年のことで、
実のなるころの赤子の「こぶし」似ているのから名付けられたと聞きます。
つまり、「コブシ」と「白モクレン」は、”似て非なるもの”ということです。
「モクレン」は、「柴木蓮」が本来であり、「白木蓮」は亜流であります。
さらに、「モクレン」は、かって、木になる「蘭」に似て「木ラン」とも呼ばれ、
やがて、木になる「蓮」に似ているところから「木レン」とも呼ばれ、
”ラン”に似ているほうの「木蓮」が定着していったようです。
こぶし と 白木蓮
もくれん コブシ
もくれん
コブシ
花弁は、コブシのほうが小さく、コブシのほうが不規則に開いています。反面、木蓮は花弁が規則的で大きいようです。
薬草として・・
「コブシ」も「白モクレン」も、花つぼみの時期に採取して乾燥させると、かなり効用の高い鼻薬になります。つまり、・鼻詰まり、蓄膿症の薬です。風邪の初期に効く「葛根湯」にも、この薬草は、一部分含まれるそうです。
「鼻詰まり」の場合は、少量を煎じても良し・・
私的状況:
寝起きの時、腰をやられて、以来腰痛・・寝起きの時がつらい。