千曲川のうた

日本一の長河千曲川。その季節の表情を詩歌とともに。
人生は俳句と釣りさ。あ、それと愛。

コクチバス

2019年05月21日 | 千曲川の魚
らない釣り人、竹内です。

10連休のおわり、近所の川へ魚釣りに行きました。
ここらへんは千曲川の中流域、一番釣れる魚はいまやコクチバスということになってしまいました。
バスというと私には乱暴で下品な魚というイメージがありますが、それでもオオクチバスよりコクチバスの方が少し奥床しいか。



千曲川で釣れたコクチバス、20cm弱かな

釣れたのはさして大きくないバスですが、掛かった瞬間に川底へギューンと引き込むスピードと力はなかなかです。
ネットの釣り動画を見ていると、バス釣りの道具特にルアーの多彩さは呆れるほどです。現在では淡水で一番釣り人が多いのはバスですから、メーカーもどんどん新しい物を出します。
地元の釣り人を見ると、ジグヘッドにワームという人が多く、メタルバイブで大物狙いという方もいました。季節にもよるのでしょうね。

私の場合は魚が釣りたくて魚釣りをするわけではないので、道具には凝らないようにしています。基本的にスプーンのみ。


赤金は平均値が高い

知ってる人は見れば分かるでしょうが、これは渓流で岩魚を狙うルアーです。


ブラックバスは季語ではありません。
新参者だから過去の例句もないし、余り顕著な季節的変化がないので季も決めにくい。まあこれから次第に例句が積み上げられれば、夏の釣りということで季語になるかも知れません。

  乗込みにブラックバスもゐたりけり 茨木和生

これは「乗っ込み」で春の句ですね。


以下は余談です。

バスは外来魚の代表みたいで、駆除の対象となっています。しかし現実的には、もはや駆除は不可能でしょう。
あの「池の水全部抜く」というテレビ番組は、侵略的外来種の駆除を錦の御旗(古!)みたいにしています。
カミツキガメの映像をくり返し、おどろおどろしい書体の文字で外来生物の繁殖を強調する。そして大学の先生という人が「外来生物が在来種を駆逐して環境を破壊し、子どもにも危険が迫っている」みたいなことを言うが、まるでヘイトスピーチのようです。
ツキノワグマに襲われて重傷を負った人もスズメバチに刺されて死にかけた人も個人的に知っていますが、アリゲーターガーに食い殺された人の話は聞いたことがないですねえ。
鯉が外来魚だと言うに至っては「リストアポイントはどこなんだ?」と呟かざるをえません。まあ、突っ込みどころを作っておくのもテレビ番組の常道なのでしょうが。

以下は余談の余談です。
知人の奥さんが、膝の水全部抜きました。