千曲川のうた

日本一の長河千曲川。その季節の表情を詩歌とともに。
人生は俳句と釣りさ。あ、それと愛。

お施餓鬼

2019年08月16日 | いただきもの歳時記
菩提寺の施餓鬼会に行ってきました。

毎年のことながら、暑い。特に今回は台風10号が運んできた熱い空気が澱んでいるようです。

扇子が必需で、私も持っていきましたが、儀式や住職の挨拶のときなどそうパタパタもできません。扇子を閉じるとじわっと汗が出て来ます。
すると隣でジーっというかすかな音。ちらと見ると携帯用のミニ扇風機を使っていました。その手があったか。

お坊さん10人によるイベントは1時間程で終了。

お塔婆をいただいて本堂を出ると別室にテーブルが用意されて折詰とお酒が並んでいます。しかしここで飲食するのはお坊さん達と幹部役員で、われわれは1セットづついただいて帰ります。


こんな感じ。すぐさま冷蔵庫へ。


夜、京都五山の送り火のTV中継を見ながらこの折詰を開けてみると、かすかに違和感のある匂いがします。この時期ですからねえ。
食品ロスは遺憾なことですが、私の座右の銘は「無難に無難に」ですから、廃棄処分としました。

福無量は冷やしといてまたいつか飲むことにします。



  町中にかつと日当る施餓鬼寺   山田みづえ

  送り火の法も消えたり妙も消ゆ  森 澄雄