千曲川のうた

日本一の長河千曲川。その季節の表情を詩歌とともに。
人生は俳句と釣りさ。あ、それと愛。

わるなすび

2019年08月18日 | 千曲川の植物
堤防沿いの草地に見慣れない草の群落が。堤防の上から見た時は、葉の形からオナモミかなあと思いました。


しかし近寄って見ると、


この花は、


明らかにナス科です。


茎や葉の裏には鋭い棘があります。


スマホに入れている植物検索アプリを起動してカメラを向けると、すぐに「ワルナスビ(悪茄子)」と判明しました。

悪茄子!!

ミニトマトのような実を着けるのだそうですが、有毒。
食えず、棘だらけで、繁殖力旺盛。全く始末の悪いナスだ、という命名なのでしょう。
動物名・植物名を通じて、頭に「悪」のつく名前は外にないと思います。

季語になるんでしょうか?
いろいろな歳時記に当たってみましたが記載はありません。

でも花は夏実は秋であることが明らかですから、季語扱いで詠んで構わないと思います。
なんと言っても「悪」の一文字にインパクトがありますから面白い句が出来るのではないでしょうか。

みんなで詠んで、歳時記入りを目指しましょう。