食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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冬こそ食べたい肉

2014-02-10 | 温める能力アップ
土曜日の東京は雪。一日中止むことなく、夜中まで降り続いてましたね。
どうしても欲しいものがあり、完全防備で買い物に出ると、外は一面雪!
まるでスキー場の街に来た気分で、キュッキュッと音のする新雪を踏みしめて歩くのが新鮮でした。
思ったより早く溶けたようですが、路面に残った雪が凍っている所もありますので、足元にはお気をつけて。

そうなんです。
まだまだまだまだ寒いんです(´・ω・`)

今日はそんな時にぜひ食べていただきたい「羊肉(ようにく)」についてです。
の肉、ラムとかマトンといわれるものです。

ラムとマトンの違い
ラム=1歳以下の歯が生え変わる前の子羊
マトン=歯が生え変わった後の大人の羊、ラムより臭みが強い

羊の肉に含まれるカルチニンという成分が、代謝を促進するため、体内の熱量を上げて体の中から温めてくれます。
ラムのカルチニン量は、豚肉の2倍、牛ヒレ肉の1.5倍です。さらにマトンにはラムの2.5倍!

羊の脂肪分は他の肉と比べて融点が高く(44度)、人の体温では溶けないため吸収されにくいという特長があります。
(ちなみに牛肉は40℃、鶏肉は30℃、豚肉は28℃)
そのうえ代謝を促進してくれるので、「食べても太らない肉」ということで話題になったりしてたんですね(^ ^)
だからといって食べ過ぎはいけません(~ ~;)ほどほどに☆

また、体に吸収されやすい形の鉄分が豊富だそうで、貧血気味の人にもうれしい食材です。

漢方では、お腹を温める、気を補い臓腑機能をアップする、産後の体力回復などの働きがあるとされています。
生理痛の時、冷えから来る腹痛や食欲不振、下痢がある時に摂り入れてください。
虚弱体質の人、疲れが取れない時にも。

温よりさらに体を温めるの性質なので、冬におススメの食材です。
逆にこの熱の性質から、夏の暑い時、口内炎や湿疹ができている時にはあまりおススメできません。
のぼせやすくて暑がりな人も食べすぎにはご注意を!
夏にジンギスカンをたくさん食べたあと運動するのは、ちょっとキケンです(@ @;)

羊肉は腎を補うので、足腰の冷えや痛みにも有効です。腎は冷えを嫌がりますしね。
足腰と腎は深い関係にあります。
2/20(木)のワークショップで、この辺りのことは詳しくお話しさせていただきます。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
熱、甘/脾・腎

効能
体を温める力を高める、お腹を温める
気を補い臓腑機能をアップする
産後の体力回復



受付中の2月ワークショップ
エイジングと腎のお話 Part1
カゼに克つ!春のはじめの食養生
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