横浜の印刷会社シュービの村田です。
新しいオフセット印刷機に品質検査システムを付けました。
(正確には付いている印刷機を買いました)
ダックエンジニアリング社さんの品質管理システムは印刷以外にも様々な検査装置を持っていて高い評価を受けています。印刷業界でも沢山お世話になっていますが、印刷機メーカーに純正採用されたのは今回のリョービさんからの様です。
「カメラの眼」を通して微細で高速な品質検査を行います。 とダックさんは言っています。
オフセット印刷は水(湿し水)と油(インク)の微妙なバランスでインクを紙に転写しているので、バランスが崩れると様々な障害(汚れや掠れ等々)が発生します。その為にオペレータが抜き取りと言う作業で品質を確保しています。
印刷1級技能士でゴルフはシングルの梅田君
君と言う歳では有りませんが、気は若いです。
技能士の資格は無いが1枚ずつ見つめるダックさん。
(本名は知りません)
印刷とゴルフが大好きで印刷の教育訓練指導員資格者の梅田君ですが、流石に1枚毎に印刷物を見ることは出来ません。ダックさんは全ての印刷物を小さな窓から全部見て、障害が発生すると赤いランプを点けて番号を教えてくれます。
印刷用紙の端に番号を印字しています。
こんな感じで数字を印字しています。
白い部分の下を印刷された紙が通ります。1時間に最高18,000枚の印刷物をダックさんは全て確認しています。私の眼には何も見えません。
また、印刷物の濃度もチェックしていて予定の数値を外れると自動で戻す事も出来ます。しかし、印刷は濃度さえ合えば良い訳では無いのでキレイな印刷を行うのとても奥が深いです。
上下に有る4色のパッチを見て濃度の測定をしています。
CMYKのパッチとCMYでグレーに見えるパッチのバランスを取りながら印刷します。水の量が多いと「カシっ」とした印刷が出来ませんし、少ないと汚れが発生したりします。
*キャンピングカーパーツ製造・販売 株式会社エートゥゼット 様に許可を頂いて掲載しております。