勝手に思うままに 榊原秀光のブログ

日頃 思っていることや感じたことを思うままに書きます。

勝手に思うままに 25

2009-12-04 09:18:55 | 平和
プロ野球セリーグ優勝監督の原監督は、選手たちを信じ切った、練習も他チーム以上にこなした。そんな自信や信頼が大きな力となったに違いない。 詳しい中身はよくわからないし、巨人ファンでもないのですが、威圧感のあるものが多く君臨し、選手のやる気や成長を妨げているのではないかと思われる巨人。WBCもしかり。私もそうですが、人に押さえつけられることほど不愉快なものはありません。
今日は、そんなお話を・・・・

勝手に思うままに25 他を圧する存在

京都の南禅寺のすぐ西に真々庵がある。
松下幸之助翁のPHP総合研究所 発祥の地であり、今は、人間国宝の作品だけを展示する美術館でもある。また、素晴らしい庭園、そして、その庭園の中には、根源として松翁が自らの哲学を思考した社が建てられている。 一般には非公開であるが、松下電器の迎賓館となっている。松下電器の役員でさえ足を踏み入れたことのない真々庵に、私は、運良く平成14年4月17日に上甲さんからご招待(無理矢理たのんだ><)を受けて行きました。

「かつて、一本の立派な松がありました。この真々庵の庭の中でも、とりわけ名物とも言うべき立派な松だったようです。その松を、松下幸之助は、ある時、切りたいと言い出しました。庭園を管理している庭師の親方は、そんなもったいないことはできませんと断りました。庭の中で一番欠かせない銘木を切るなんてとんでもないというわけです」。と言うのは、松下美術苑の苑長である徳田樹彦氏。その話の続き「最初、専門家の反対に遠慮していた松下幸之助ですが、あきらめ切れません。繰り返して庭師の親方に、切りたい と言い続けました。庭師の親方も最後には根負けして、しぶしぶ銘木の松を切りました。すると、どうでしょう。庭がぱっと明るくなり、今まであまり目立たなかった周囲の平凡な木が急に輝くような存在感を示し始めたのです。」そして徳田氏は、「松下幸之助は、他を圧するような存在感のあるものをあまり好まなかったようです」と話を締めくくった。
私は、その話を聞きながら、松下幸之助の人使いを知る思いがした。
平凡な人達を生かす、それが松下幸之助の人づくりであり、人使いの真髄ではないでしょうか。

鹿児島 知覧に行ってまいります。 土産話たくさん持ってきますので。