勝手に思うままに 榊原秀光のブログ

日頃 思っていることや感じたことを思うままに書きます。

勝手に思うままに 32

2009-12-28 10:14:34 | 平和
先日、NHKで食についてのお話をしていました。
料理研究家の辰巳芳子さんのお話の中に、働き盛りの若い人たちが、いかにひどい食生活をしているかを浮かび上がらせていました。菓子パン、お菓子が主食。あるいは、夜遅く自宅に帰って食べる夕食が、カップラーメンやフライドチキンといったファーストフード。誰が見てもこれでは身が持たない。と、そこで登場するのが、健康補助食品、サプリメント。数10種類もの錠剤を一気に飲み込む。 
「食べるものが貧弱になることは、愛情を失うことと同じである」と、辰巳さんは、語っていました。

勝手に思うままに32 いただきますの意味

ある中学生の母親から「給食費を払っているのだから、子どもに『いただきます』を言わせないでほしい」という要望が学校に出された。それが話題となり、母親の考えを理解できるかどうか、週刊誌が読者アンケートを実施しました。その結果、「まったく理解できない」「あまり理解できない」という人が92%でしたが、「理解できる」「理解できる点もある」という少数意見もあり、その中には、「『いただきます』という画一的な言い方を押し付けるのはおかしい」などと、学校の「管理しすぎ」に対する批判も含まれていました。

他の生命を食すことによって、人間が生かされていることに議論の余地はありません。
そのことへの感謝の表れが「いただきます」「ごちそうさま」であり、それは人としての慎みともいえます。しかし今や、費用や言い方などのレベルでクローズアップされるほど、感謝のこころは遠いものになってしまったのでしょうか。
「食前・食後の挨拶」を通して、生かされていることへの感謝の念を高め、人としての品性を磨くべきではないでしょうか。

私たちが生かされている感謝の言葉「いただきます」「ごちそうさま」は、未来へ伝承していく責務がある。感謝の心を育むこと とても大切なことであります。