勝手に思うままに 榊原秀光のブログ

日頃 思っていることや感じたことを思うままに書きます。

勝手に思うままに 95

2018-02-06 17:48:40 | 
極寒 寒い日が続きます
記録的な寒波のようです

先日、京都にある松下資料館に行ってまいりました

経営の神様と言われる、松下幸之助(以下 松翁)の生誕100年
にあたる平成6年に開設された松翁の資料館です

私が商売を始めたころ、行き詰まり、途方に暮れていたその時に
松翁の著書を買っては読み、心の支えとしてきました

勇気と情熱にあふれた創業当初の原点を松下資料館で見つけるこ
とが出来ました

勝手に思うままに 95   道

 自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。じぶんだけし
か歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。広い時もある
せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。坦々とした時も
あれば、かきわけかきわけ汗する時もある。
この道が果たして良いのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。
なぐさめを求めたくなる時もあろう。しかし、所詮はこの道しか
ないのではないか。
 
 あきらめろと言うのではない。いま立っているこの道、いま歩
んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩まない大事な道ではないか。自分だけに与えられ
ているかけがえのないこの道ではないか。

 他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、
道はすこしもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばな
らぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。

 それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは
必ず新たな道がひらけてくる。

深い喜びも生まれてくる。

            松下幸之助 著 「道をひらく」より

資料館の映像ブースでは、道をひらくの朗読がビデオで流れます
何度も読み返した本ですが、あの場所でしみじみ聞く「道」は
心に浸みこみます。                つづく

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