すっきりと晴れない曇り空の奈良、最低気温は16.4℃、湿めっぽく重い空気が
徐々に入れ替わりつつあり、昼過ぎからは雲を通して日差しも。
11時、21.9℃
今日5月28日のNHKラジオ深夜便・誕生日の花はヒガンバナ科「アマリリス」
名前の由来は、古代ローマの詩人ウェルギリウス(BCE70~19)の「牧歌」に
登場する美しい女羊飼いアマリリスの名前にちなむとされ、属名Hippeastrum
(ヒッペアストルム)には「馬のように大きく、星のような花」の意味と。
花言葉は「誇り」、「おしゃべり」、「輝くばかりの美しさ」 など・・・
5/25
また今日は『業平忌』で奈良市法蓮町(佐保路)にある『不退寺』では
Twitterによれば、午前11時から業平忌の法要で、業平画像を掲げ営まれた。
また境内の在原業平朝臣供養塔(鎌倉時代 花崗岩製)でもあるのかな?。
COVID-19感染対策で昨年に続き、今年も関係者のみで参加は不可だったが、
多宝塔特別開扉は行われたようだ。
2016.5.28
「不退寺」は仁明天皇の勅願を受け847年に「在原業平」が開基されたため
「業平寺」とも呼ばれる。
寺伝によれば元は祖父・平城天皇が薬子の変のあと剃髪した後、809年に隠棲
した「萱の御所」とされ、平城天皇の皇子・阿保親王やその息子である業平も
この地に住んでいたと言われている。
なお生誕の地は天理市櫟本にある在原神社(元は在原寺)といわれる。
荒廃した鎌倉時代に、西大寺の興正菩薩叡尊によって再興されている。
平城天皇陵 不退寺
(Googleマップより)
一般道となった参道から望む南大門で、門前南側に車は無料で置けるが・・・
正式には「金龍山不退転法輪寺」という真言律宗西大寺直末のお寺です。
南大門は本瓦葺切妻造四脚門(鎌倉時代1307年・重要文化財)、左右に5段の
御所塀が伸び、豪壮な板蟇股が載る。中央冠木の上には装飾が施される。
蟇股
南大門から境内を望めば、平安朝の貴族住宅をしのばせるたたずまいで、
本堂は単層本瓦葺寄棟造(重文)で、桁5間 梁4間 鎌倉時代後期の建築で、
大仏様式の最後の形を保つ。
本堂内陣には中央に業平作といわれる「本尊聖観音菩薩像」平安時代・重文、
その周囲に五大明王像、地蔵菩薩像が安置され、
西の小部屋に阿保親王坐像と平城天皇、伊都内親王像も祀られる。
内陣と外陣の境に吹寄菱欄間(業平格子)と木連格子が入る。
「観音をただ一筋にたのみつつ不退の寺に急ぎまいらん」と唱えに、
花の寺へお参りしてください。キショウブ、サツキはまだ見ごろと。
開花情報はこのTwitter不退寺(業平寺)花物語 で。
*出無精なため、過去の画像ですみません。