久しぶりに気持ちの良い朝の奈良、午前10時過ぎに気温は25度を越え夏日に
数日は梅雨の中休みになるようで、朝から倒れ出した玉葱の一部の収穫に。
玉葱も小さくなり畑を休ませたいが、次はモロヘイヤの種蒔きの予定です。

11時、25.1℃、42%
今日5月29日は「こんにゃくの日」五(こ)二(に)九(く)の語呂合わせ、
この時期、「コンニャク・蒟蒻」の種イモの植え付けが行われることからと。
品種は「あかぎおおだま」5割、病害に強く精粉歩留が高い「みやままさり」
4割と、後者が追いつきそうなぐらい近年増えている。
主産地は群馬県で93.2%(2019年)だが、国内生産量も輸入量も減りつつある。
欧米ではほとんど食べれなかったが、ダイエット食として注目されている。
さらに今日は「白櫻忌」もしくは「晶子忌」で、大阪堺生まれの歌人・詩人
『與謝野晶子』の1942年の忌日、享年65歳。
1912年鉄幹の後を追って仏蘭西(フランス)のパリに5月19日に到着し、4か月間
滞在した折、一面覆いつくす赤いヒナゲシを詠まれた歌です
『ああ皐月 仏蘭西の野は火の色す 君も雛罌粟 われも雛罌粟』與謝野晶子
「雛罌粟」は通常は「ヒナゲシ」だが、フランス語では「コクリコ」と読む。
英語では「シャーレイポピー 」、スペイン語の「アマポーラ」、そして
「虞美人草(グビジンソウ)」、これは中国の故事に由来する
"秦末の武将・項羽が戦いで死を覚悟した折、項羽が詠う「垓下の歌」に
合わせて舞った愛人の「虞 」、その直後自害し墓に葬られた。
翌夏赤くこの花がこの墓に咲いたという。 "

ヒナゲシはヨーロッパ原産のケシ科の一年草。
茎の先に直径5 - 10 cmの赤・白・ピンクなどの4弁花を開く。
上記の写真も含め、提示したのは「ナガミヒナゲシ」といい、
日本では帰化種として、いろんなところに咲いている。
道路の隅にも・・・
「特定外来生物や要注意外来生物には指定されていないが、生態系に大きな
影響を与える外来植物」として、駆除の協力を呼びかけられている。

『後先を考えず咲く雛罌粟は』 高澤良一
『虞美人草寂しさ極む真昼あり』 橋本美代子
*「ナガミヒナゲシ」とのご指摘をいただき、追加修正する 5/29、20:50