今日は24節気の『寒露』、草花に冷たい露が宿り、秋の長雨も終わるはずが
台風14号の影響で秋雨前線が北上、気温は15℃台が続き、冷たい雨も小止み
なく降る。この雨は週末まで降り続き、接近する台風で大雨も・・・。
小止みになった瞬時、ちらりと春日奥山が姿を現してくれた。

小庭で小止みなく降る雨の中『ホトトギス・杜鵑草』が雨に打たれ、
弓なりにそり、露が残っている。
我が家の杜鵑草、茎の先端に多数咲かせる蕾が見られ、園芸品種の一つ、
ホトトギスとタイワンホトトギスとの間の交配種のようだ。またタイワン
ホトトギスの特徴である長い地下茎で夏も枯れず、繁殖してくれている。

茎先の蕾に、雨露を残し、紫色の斑点がと

よく見れば、三枚の反った蕊の先端にも小さな水滴が・・・

上から花をのぞき込めば・・・

『時鳥草顔冷ゆるまで跼みもし』 岸田稚
*跼は「きょく」と読み、しゃがむ、かがむ、体をちぢこませ る。
室温は21℃なのに、足元から寒さが忍び寄り、手足が冷たく、体も縮めて
いる自分に気が付き、あわてて上着を引っかけたほど、寒ーい一日だ。