今日7月6日に降る雨を「洗車雨」といい、
彦星が翌日の七夕に備えて牛車を洗う水が、雨として落ちてくると。
そして明日7日は「七夕」、予報は夕方から曇り空で、降水確率20%、
ロマンチックな織姫との饗宴が見られたらうれしいのだが。

『七夕』、地方によっては七夕飾りとして織姫がつかったであろう
織り機、糸を紡ぐ糸車、七夕人形、紙衣、わら馬や星形のちょうちん
などが飾られる。
元は古代中国の初秋の儀礼で、天の二星(牽牛星・織女星)に織物の
上達を祈る「乞巧奠(きっこうでん)」と呼ばれていた。
それが奈良時代の宮中に伝わり、やがて祖霊祭としての「盆行事」や、
実りの秋を前にした「豊作祈願」などと結びつき、独自の発達を遂げる。
室町時代は織物に加え、和歌や管絃、立花、香道などの巧を祈る
芸能祭のような色合いを帯びた。今日のような笹飾りがされるように
なったのは、寺子屋の子ども達の手に移る江戸時代後期からで、
七夕に稲の朝露で墨をすって、七夕の和歌を梶の葉や短冊にしたため、
手習いの上達を願ったそうだ。

今朝夏野菜の収穫に小庭へ。順調に採れているがミニトマトの甘味が
落ちてきた。日射量不足も原因の一つだが、追肥の時期にも当たる。
梅雨明けは20日頃と考えているので、今施肥すれば茎や雑草が伸びる
だけになりそう。もう一週間延ばそうかと思案中・・・
突然目の前に、見慣れぬ『イトトンボ・糸蜻蛉』が留まった。
あっカメラは家の中、慌てて手にしてひっそりと戻ると、いない。
目だけであたりを見渡すと、隣の支柱に停まっていて待ってくれた。

糸とんぼは、異名を灯心蜻蛉(とうすみとんぼ)とも呼ばれ
俳句の季語としては「夏」(なお「トンボ」は秋)になります。
『朝涼やとうすみとんぼ真一文字』 原石鼎 花影
以前見たことのある瑠璃色の可愛いイトトンボが羽を開いて止まり、
尻尾の先が膨らみ、産卵管でしょうか?
緑色金属光沢があり、翅を八の字に広げて止まることから
『オオアオイトトンボ』メスで、産卵の準備運動を
見せてくれたように思える動きが。
『尾を曲げて瑠璃の濃くなる糸蜻蛉』 堀口星眠




実は一昨年の9月にも出会っており、この尻尾の先端はスマート、
この個体はオスと思われますね。

このメスのオオアオイトトンボ、オスと出会えるのはいつ?。